Hara Blog

千葉県市川市の行徳で弾き語り活動を行っている、フォークシンガー原の日記です。公認将棋指導員として、子供たちの将棋の話題なども。

コメント欄の運用について。様々な経緯から、次のようにさせていただいています: ブログ主およびコメント投稿者含め、互いの意見に対する反論や、ネガティブなニュアンスを感じさせるとブログ主が判断したものは、削除します。続く人はブロックし、解除しません。何卒ご了承ください。

大会・イベントレポート

12月22日(土)の風景 U-18将棋スタジアム 佐々木優くん準優勝

12月22日(土)午前は、行徳公民館第2和室で行徳将棋クラブ活動でした。U18と重なりましたが参加12名。

行徳将棋クラブは「習い事」スタイルではないところが、逆に難しい点もあるみたいだと感じました。普通は体験をやってみて「どうする?続けてみる?」と子供さんに聞いて、やるとなったらしっかり通う。しかし「いつでもどうぞ」方式はご家庭の都合に合わせやすい反面、将棋に取り組んでいるという自覚を持ちにくいデメリットはあります。保護者の方としては、どの程度子供さんがやりたがっているのか、またやらせたらよいのか、探りにくいですね。

午後から、どんな風だったか様子だけでも見ようとU-18将棋スタジアム会場へ向かいました。東京都綾瀬の東京武道館。

U18会場


既に本戦は全て終了しており、指導対局と自由対局のみ行われていました。

ビギナークラスでは市川市立二俣小の佐々木優くんが準優勝。おめでとうございます! みなで一緒に自分のこととして喜び祝福しましょう。いい練習ができている証で、みなでがんばっているからこその結果です。

佐々木くんU18


2018年の締めくくりは、良い日となりました。

テーブルマークこども大会・東京大会2018

11月18日(日)、幕張メッセで行われたテーブルマーク杯に行って参りました。
今年もスゴイ。教室の子たちがどこに居るのか「ウォーリーを探せ」が、年々タイヘンになります。

テーブルマーク杯


最近は、市川のお年寄りたちの公民館サークルのことや小学生大会のことばかり考えてそちら側からの視点でものを見ていたので、久しぶりにこの場に立って新鮮に見えました。別世界ですね。うまくゆかないはずです。

何かと言うと、子供は市民大会から出て行ってほしいと思うに至る人々の心理。
「子供向けのイベントは一杯あるじゃないか。ワシらに楽しみを少しでも多くくれんか」
・・・そんな心の狭い人間はつまらんと言い飛ばす気にはなれないんです。むしろ市民大会の運営状況を見ていると、それこそが真実に感じられてくる。

市民大会に出てくる子供たちを
「ワシらのせがれ」
と感じてくれるようなら、それはなくなるだろう。それってどういうことなのかな?というのは、ここ最近考えていたことでした。答えは見つかっていません。
子供将棋の世界と、生涯学習のお年寄りたちの世界が、日頃交わるところが少ないのが課題なのだろう。

決勝トーナメントに進んだメンバーがいずれも先週の市民大会に出ていた子たちだったので、いっそう強く感じました。彼らにとり良い練習の場を与えてくれたと思います。市民大会で良い経験を得た子供たちが大きな大会で活躍しましたということを、市川の将棋愛好家の皆様に報告したいと思います。

決勝トーナメント

速報2 砂原奏さん全国優勝 小学生女子将棋名人戦

砂原奏さん、何と準決勝・決勝も勝ち、全国優勝を成し遂げました。

何と言ったらよいかわかりません。とにかくおめでとうございます!

速報 砂原奏さんベスト4進出!

小学生女子将棋名人戦全国大会、LPSAサイトにて棋譜中継されていますが、先ほど予選3回戦が終了したところ。砂原奏(船橋葛飾小6年)さん何と予選を勝ち抜きベスト4進出。午後2時から準決勝。

どなたか船橋市議会議員の方にお願いして市長報告の手配をお願いせないかんだろうかとか、あちこち頭飛んでます。

中学生将棋名人戦2018

7月15日(日)は、日本橋久松町で行われた中学生将棋名人戦に応援に行ってまいりました。第43回大会と、歴史ある大会です。今年は参加者が大幅に増えたとのことで214名。会場は熱気に包まれていました。

中学生名人戦


2勝通過/2敗失格の予選でまずは半分に絞られます。この大会は相当に熱心に将棋に取り組んでいる生徒しか出てこない印象があり予選を抜けるだけでも大変なものですが、出場した行徳将棋クラブの先輩たちは3名とも通過。スゴイ。
決勝トーナメント表を見ると参加者は関東だけでなく全国から集まっており、熱の入れように驚かされます。

さすがに決勝トーナメントはみな強く勝ち抜くのは難しいですが、ひとりの生徒がベスト32と大健闘。16強をかけた戦いも必勝形だったとのことで、とても悔しそうでした。駒を並べ最終盤に間違えた局面の状況を教えてくれたのですが、勉強になるので練習問題風にアレンジして教室のみなさんにも共有させていただきます。

部分図ですが、持ち駒は以下の設定とします。
先手:飛 角 銀 香 歩 各1
後手:角1 金2 歩1
△5九飛と王手されたところですが、4九に打つ合駒は何が正しいでしょう?詰まされなければ勝ちという状況です。

合駒問題


いったん別の話題。
終盤難しいのは、勝っている方って「どう勝つか」の選択肢が色々あり考えることが多い。負けているほうは「これしかない」という一発逆転の手をダメもとで狙いつつとにかく一手シノぐ方針で覚悟を決めているので、悩むことが少なかったりします。

さて上図ですが、ノータイムで▲4九歩と打ったことに大後悔。△4八金と打たれ急転直下の投了となりました。以下、
▲同玉なら△5七角▲5九玉△6八金まで。
▲2八玉なら△3九角▲1八玉△1七歩▲同桂△2八金まで。

歩でなくても、角でも銀でも香でも同じです。正解は飛車。上図局面では▲4九飛の一択となります。▲4九飛に対し、△4八金▲2八玉△3九角のときに▲同飛と取れます。△同飛成に▲1七玉と上部脱出して勝ち。

「ノータイムで打ってしまった」と繰り返し。よほど悔しかったのでしょう。30秒使って考えれば解ったと。しかし時間の使い方は難しく、相手に考える時間を与えないために敢えてノータイムで指し続けるのが正しいケースもあります。今回は裏目に出たということですね。

でも、みなさん大健闘でした。お疲れ様です。次は関東中学将棋個人戦が8月10日(金)。参加者はがんばってください。定員があるので希望者は申し込み早めに。

FAX機がこわれていました

色々書きたいことがあるのですが、まとめる余裕がありません。まずは重要なところから。

行徳将棋クラブは誰でもどうぞという公民館のボランティア無料教室で、当方としては色んな道場・教室とかけもちしていただいて一向にかまいませんで、色々な選択肢の中の一つと位置付けていただけたらとても嬉しいという立場です。

ですので、他教室チームで団体戦に出るとか全然オッケーです。会場で顔を合わせてきまり悪そうにしないでくださいね。むしろ将棋のことを語りましょう!みんなガンバレ!

ひとつ最近、申し訳ないことがありまして、小学生部門でご縁をいただけている子が日本将棋連盟の主要大会で入賞した際には学校に入賞報告のFAXを送っていたのですが、6月の倉敷杯以降滞っていました。冷たいじゃないかと思われたかもしれませんが、理由は我が家の

FAX機が壊れていた

だけです。コンビニのFAXサービスで送信してみたのですが、学校側が「送信先番号不明の場合受け取らない設定」にしていて(当然ですが)、送れませんでした。すいません。つい最近、買い替えましたので、今後は大丈夫です。

将棋に注目が集まっていますので、活躍すると学校で大きく評価してくれるかもしれませんね。昭和オヤジにはうらやましい限りです。将棋で「カッコいぃ!」とか言われるなんて、あり得なかった(笑)。みなさんがんばってくださいね。

文部科学大臣杯小中学校団体戦千葉県大会2018

6月24日(日)は、文部科学大臣杯小中学校団体戦の千葉県大会でした。
報告遅れすいません。盛沢山です。

まずは何といっても中学部門。渋谷教育学園幕張中学校の優勝、4年連続千葉県代表決定、おめでとうございます。高校選手権での渋幕高とともに中学高校ダブル県代表。

3年前のこの日を想い出します。
「優勝しちゃったよぉ。どーしよう」
東日本大会のための書類を書かなければならないのですが、将棋同好会(当時はまだ同好会)の行事として出場したのではないため学校のサポートは期待できないしそんな雰囲気ではないと生徒たちは言う。困ったのが、東日本大会は夏休み中の平日に行われるので引率責任者。チームをとりまとめた私も気付けば全くの部外者(笑)。結局、保護者のお母さんが「仕事を休めるかわからないけれどとりあえず」と名前を書いてくださいました。

翌2016年の優勝のときには人数も増え部活っぽくなっていて、帰りの電車の中で主将の金澤くんと棋士指導の依頼など体制作りの話をしました。会話の合間にずっと携帯で詰将棋を解いていた金澤くんの姿が印象に残っています。彼は今年、渋幕高を優勝へ導いています。
この2016年はまさに、前年奇跡的に行徳将棋クラブのメンバーが渋幕中に集まった代の後続が育つかが課題だった年。そして、現在の部長で今回優勝メンバーの扇谷佑磨くんが入学した年でした。「先輩たちが居るから」とお願いしたときに最初は「色んな部活を見てみたい」とのことでしたが、将棋をやってくれてありがとう。佑磨くんを中心にとても立派な将棋部になっていると感じます。見ていると、自分の対局の合間に別チーム(渋幕中から6チームが参加)の部員たちとよくコミュニケーションをとっていますね。また部の運営に加え、将棋が強くなったのに驚きました。30名の部員の中、安穏としていてはAチーム入りなどできないでしょう。
渋幕中将棋部のみなさん、千葉県代表として東日本大会もがんばってください。

そして渋幕中高、今後も楽しみです。高校はまだ同好会のようですので、これから実績を重ねて部に昇格できるかですね。今の中学のメンバーがそのまま後に続いてくれたら、それも現実となるでしょう。本人たちには大それたことをしている自覚はないでしょうが、将棋を通じ中高一貫で考える力を磨きつつ優秀な人材が育つ素晴らしい集団が千葉県に生まれています。目の前にものスゴイものを見ている不思議な気持ちになりました。最初の一時期に関わることができたことを、光栄に思います。

小学部門、代表クラスは赤・青の2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各々1位は代表決定、そして赤の3位と青の2位、青の3位と赤の2位が対戦し、それぞれ勝ったほうが代表となります。4チームが千葉県代表。

青ブロック、富美浜小があと一歩だったのですが残念でした。
特に最後の試合。みなさんの参考にもなるよう敢えて共有しますが、チェスクロック自分のほうが点滅していたので相手が指したんだろうと思い着手したら、2手指しを指摘され負け。それも立て続けに二人。衝撃的な結末に唖然。
この場合にどうすればよいか、よい考えのある方教えてください。もちろんそうならないように集中することが大切なのですが、うっかり「押し忘れているのか自分の番なのかわからなくなってしまった」場合、どうすればいいでしょう?
個人的な考えですが、「私の番ですよね?」とまずは相手に聞いてみる。答えてくれない場合は、手を挙げ審判に相談する。審判が相手の子にたずねても相手が自分の権利とばかりに答えない場合は、2分の1の確率で指すか時計を押すかするしかないでしょうね。相手が「違う」と言って審判に直前の手順を説明しそれが合理的と審判が判断したら、負けを受け入れるしかありません。
なので、やはり負けでやむなし。ほかのみなさんも富美浜小メンバーの悔しさを感じてもらって、チェスクロック押し忘れに注意しましょう。

赤ブロック、葛飾小学校が3位でリーグ抜けを果たし、代表決定戦に挑みましたが惜しくも1−2で敗れました。残念。
実は私は勝ったと勘違いし「おめでとう」と言ってしまったのですが、大変失礼しました。
う〜ん、いまだに悔しい。東日本大会を経験したかったですね。県外の強豪たちと対戦できる機会が欲しかった。倉敷Aクラス入賞で紹介した砂原湊くんとレディース大会で今後活躍が期待されている彼のお姉さんのチームで、もうひとりのお友だちもいい選手でした。
しかし気を取り直して(私が?笑)、今後の活躍を祈っています。

小学部門の初心者クラス、参加にご協力いただきましたご家庭のみなさまに御礼申し上げます。「学校で3人そろえたい」ということで今回初めて大会出場いただいた子もありました。お休みのところ無理をお願いしてスイマセン。子供さんにはとても良い経験になったと思います。年間通じ様々の大会がありますので、ご都合のつく範囲で結構ですので引き続きご参加をお願いいたします。

稲荷木小学校が、3勝1敗で優秀賞でした。倉敷で紹介した市川くん兄弟が学校でお友達を誘ってチームを組んでくれました。そのお友達も勝てた試合があったそうで「それがいちばんよかった」とご両親。将棋にいっそう興味をもってくれるとよいですね。まさに、それこそが文部科学大臣杯団体戦の本来の目的なのだろうと思います。

最後に、今回は文章のみの殺風景でスイマセン。行徳将棋クラブの子でチームを組むスタイルだけではなくなってきていますので、写真は千葉の将棋情報サイトをご覧ください。運営スタッフの皆様、大きな大会の運営お疲れ様でした。ありがとうございました。

行徳将棋クラブのみなさんへ将棋大会のご案内

新しく入った子が増えましたので、少し細かな大会案内をしておきます。

まずは6月10日(日)倉敷王将戦および中学選抜(個人戦)、6月24日(日)文部科学大臣杯小中学校団体戦(学校単位で3人組の団体戦)。これには初級者のみなさんもできるだけご参加ください。団体戦へ向け同じ学校のお友だちでチーム組みをしたいと思いますので、運動会シーズンですがそうでない学校のみなさんは次回(七中)・次々回(行徳公民館)の土曜教室はなるべくご参加ください。

行徳将棋クラブでは、日本将棋連盟の主要大会と市川市民大会を軸に参加を推奨しています。年間を通じて、ざっと次の通り;

2月頃:小学生名人戦
6月頃:倉敷王将戦、文部科学大臣杯小中学校団体戦
7〜8月頃:JCOM杯3月のライオン将棋大会(抽選有)
11月:テーブルマーク子供将棋東京大会、市川市民大会
12月:U18将棋スタジアム

これ以外にも、自治体絡みや将棋教室主催のものなど、大小さまざまな大会があります。特に女子はレディースの大会が加わりますので、数が多いです。
野球やサッカーチームなどの子はシーズンには毎週どこかで練習試合や大会だと思いますが、将棋もそのようになります。ただ、将棋は出る大会を選べますので、ご家族の行事を優先しつつ楽しめる範囲でのご参加でかまいません。強豪を目指す子は部活感覚で毎週末首都圏をグルグル回っています。ライバルそしてよき友と一緒に、様々のドラマが描かれます。

上記以外で直近ですと、まず6月9日(土)LPSAの茜浜交流団体戦。3人1組の団体戦で年齢性別の制限はなし。JR京葉線新習志野駅下車してすぐなので行徳からですと市川塩浜から乗ってあっという間。近いしアットホームな雰囲気なのでおすすめです。参加チーム数に制限ありますので希望者はお早めに。
また、6月17日(日)に将棋教室対抗戦・交流戦があります。「このメンバーで行徳将棋クラブで出たい」という仲良し5人組がありましたらぜひ参加してきてください。

さぁ、がんばりましょう!

小学生名人戦千葉県大会

1月28日(日)は、小学生名人戦千葉県大会でした。

会場風景


個人的には開会式では松本会長のお話が楽しみ。今回はギリシャ神話のパンドラの箱と将棋の駒箱をかけたお話。「将棋箱からは災いではなく金銀桂香という宝物が出てきます」

それにしてもすごい人数ですね。参加者は170人以上。Cクラスは3つに、Bクラスも2つに分けて対戦が行われました。

さて行徳将棋クラブに来てくれている子の活躍を紹介します。

Aクラス 望月雅仁くん準優勝。大和田小の5年生で、これで倉敷杯では高学年代表クラスに参戦となります。プロを目指す子たちの中で、小学生最後の年に雑草軍団代表としてがんばってください。

望月くん


Cクラス赤 大崎周平くん準優勝。少し前の望月くんと同じ状況にあります。基本手将棋ですが、ここからさらに勝ちたいと思うかどうか。今が分岐点。

大崎くん


Cクラス黄 矢部翔也くん準優勝。名前を見ておっと思う方もいらっしゃることでしょう。矢部兄弟姉妹の4番目です。急がずマイペースで着実に強くなっています。

矢部くん


Cクラス黄 市川拓児くん三位。お父さんお母さんも私もびっくり。スイス式得点もいいということはちゃんと強い子に勝っている訳で、いつの間にやら成長していました。次からはBクラス。さぁ大変だ。がんばりましょう。

拓児くん



また、影の功労者として6年生でAクラスに参加した戸蒔蔵人くんを挙げたいと思います。午前の対局で望月くんと同士討ちになり、最終局の時点では2敗していたので自身の入賞は関係ない立場ながら、がんばって勝ってくれたおかげで望月くんにポイントが入りました。小学生最後の大きな大会で、行徳将棋クラブに花をくれてありがとう。

社団戦3日目 〜映画エキストラ募集〜

少し時間が経ってしまいましたが、8月27日(日)は社団戦3日目でした。
4試合、4局指してチーム成績3勝1敗、個人成績2勝2敗。チームが勝ち越せてよかったです。

瀬川晶司五段がゲストで来られまして、映画エキストラ募集の案内をされました。ご自身の著作、「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社)が松田龍平さんの主演で映画化されるとのこと。興味ある人はぜひ、映画撮影を体験してみてはいかがでしょうか? 9月24日(日)に江東区で大盤解説会の場面が撮影されるとのことで、場所も近いです。説明と登録は こちら

瀬川五段

小学生名人戦千葉県大会2017

1月29日(日)、千葉市の千葉県青少年女性会館にて小学生名人戦千葉県大会が行われました。

千葉県青少年女性会館


代表クラスおよびA・B・Cクラスすべてに行徳将棋クラブメンバーも参加しました。
みなさんがんばりましたね。今日は結果が出なかったとしても、まだまだ先があります。いつか自分の日が来ると信じて、進んでいきましょう。

上位者を掲載します。

まずはAクラス。安武真郷くん(行徳小6年)が4勝1敗で4位という素晴らしい活躍でした。ただ、スイス式得点であと1点で入賞でした。残念。でも、表彰は千葉県の後輩たちにゆずり爽やかに飛び立ちましょう。中学でがんばって。
先日、七中将棋部構想の話題について書きましたが、その中心になって動いているのが真郷くんです。さあ、市川市中学将棋界を変えるか?! 市川市の公立中学校に将棋部設立となれば、歴史的大事業です。ガンバレ!

Bクラス、小澤瑛くん(新浜小2年)が見事、準優勝に輝きました。
行徳将棋クラブでは2年生の代が、お父さんお母さんも交え仲良しで盛り上がっています。互いに仲良く切磋琢磨して、今日は瑛くんが我々に入賞をもたらしてくれました。みんなで祝いましょう!

小澤瑛くん


尚、先週「1月21日(土)の風景」で、低学年の子が有段者を押しのけて優勝したと書きました。「この子か」と、思うでしょ(笑)。そうではありませんで、それは富美浜小2年の水野翔太くんです。今日は朝から体調不良で頭痛に悩まされ、途中棄権となりました。残念。ゆっくり休んで体を治して、またがんばりましょう。

大収穫は、代表クラスに出場した稲荷木小3年生の市川栄児くんが2勝2敗の好成績だったこと。「栄児くんが代表クラスでそれだけがんばれるなら、よし僕も!私も!」とみんなで思いましょう。栄児くん、勇気をありがとう。

2017年の、幸先良いシーズン開幕戦だったと思います。明日からまた、一歩ずつ着実に進んでゆきましょう。

U-18将棋スタジアム

ご案内が遅くなり大変申し訳ございません。

26日(土)の教室で子供たちには伝えたのですが、12月23日(金・祝)に「U-18将棋スタジアム」が東京都足立区綾瀬の東京武道館にて行われます。詳細はこちら

申し込み締め切りが今週水曜日、11月30日(水)と迫っています。往復はがきでの申し込みとなりますのでご注意ください。

豪華ゲストによる指導対局や次の一手・詰将棋懸賞など充実した、年間の最後のイベントとなります。ぜひ積極的にご参加ください。

市川市民大会2016より

市川市民大会より、行徳将棋クラブの奮闘ぶり(笑)。
ごめんなさい、撮れた子だけ。

市川市民大会2016開会式

小澤くん湯浅くん
砂原湊くん安藤くん
武井くん水野くん
市川くん望月くん

市川市民将棋大会&女子アマ王位戦東関東大会 開幕

11月6日(日)、市川市勤労福祉センター分館にて、第23回市川市民将棋大会が行われています。
午前中だけ、応援に行ってきました。

3階の大会場では開閉会式とA〜Cクラスの対戦が行われます。

市川市民将棋大会


市川市民将棋大会2


Cクラスでは早速のGSG対決となりました。

GSG対決


2階の小部屋ではDクラス(7級以下)。子供たちが多いです。

Dクラス


砂原奏さん女子アマ王位戦東関東大会へは、砂原奏さんが体当たり出場しています。
今後の勉強のため、あえて強い有段者の中に飛び込んでゆきました。



みなさん、午後もがんばってください! ぜひ詰将棋懸賞にもチャレンジして商品ゲットしてくださいねー。

私はこれから妙典祭りへ向かいます。

テーブルマークこども大会へ向けて

明日22日(土)はいつも通り行徳公民館教室(10−12時)、そして翌23日(日)はいよいよテーブルマークこども東京大会ですね。今年も東京ビッグサイト。

今年も例年通りですと午前中に予選が行われ、3局指して3連勝した子が決勝トーナメントに進みます。予選はチェスクロックは最初は使いませんが、対局開始から15分たつと置かれて3分切れ負けとなります。決勝トーナメントは最初からチェスクロックで10分切れ負け。
最近は将棋ウォーズでみなさん慣れているので大丈夫でしょうかね。時間も大きな勝敗の要素になりますので気をつけて。「優勢なんだけど入玉されて詰ませなくなった」ような場合、早く頭を切り替えて。何でもいいから素早く無難な手を指して時計を押す。「将棋で勝つのではなく時間で勝つ」です。

保護者の方へですが、兄弟でいずれも高学年あるいは低学年という場合、受付で一言「別のブロックになりますよね?」と確認するのが無難かもしれません。最近はPCでデータ管理されていて同時に同じ場所で受付けしても別ブロックに振り分けているようで大丈夫とは思いますが、念のため。
昔は、とっても強いお友だちを朝見つけて「あっ、おはよーっ」と寄っていっちゃって一緒に受付したら・・・みたいな話も聞きましたけど(笑)。

文春また、恐縮ですが週末電車に乗って子供さんが文春の中吊り広告を見てたりしたら、フォローいただけますようお願いします。

新潮のほうは下にクエスチョンマーク(?)がついていて一応疑問形ではあるのですが、文春はこれだと完全にやったように見えますので。
「三浦九段はちがうと言っていて、まだわからないんだよ」
ということですね。
それにしても普通は「スマホ不正」の後に小さくでも「疑惑」をつけるとかしそうなものですけど・・・

また、羽生先生のコメントも「やったかどうかわからないという意味で灰色と言っただけ」。

遠隔操作も、「三浦九段はアプリをダウンロードしていないと言っている」。

まだわかった訳ではないからね、ということで。どうぞよろしくお願いします。

公立保育園の民間委託について

15日(土)の女子アマ団体戦のお昼休みのときに、GSG5のうち保育士を志望している2人の子を呼んでインタビューをしてみました。
話していたら残りメンバーもみな寄ってきて、ちょっとした勉強会のようになり有意義でした。

もう一度この写真を貼ります(笑)。

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ノートを広げ「市立」「私立」と2文字書きました。
「保育園には2種類あります。違いを知ってますか?」
と聞いたところ、
「こっちお金かかる(私立)、こっちかかんない(市立)」
という衝撃的な答えが返ってきた(笑)。おぉぉ、そうクルか。こりゃこっちが勉強になるわ。

市立保育園は市からお金が出ていて、保育士さんの待遇は安定してて産休育休もとれ復帰しやすく、定期昇給もありずっと勤めたらお給料も上がっていくという話をまずしました。
だけど日本の進んでいる市では今、市立をだんだん私立に替え保育の予算をみんなで分け合って、保育料を低くか全くかからないようにしようという試みがされているという話を、次にしました。お母さんが働きがいがあるよう、子供をあずけるのにお金がかからないようにしてあげようと。

「さて、保育士になりたいキミたちに質問です。市川市では市立保育園が22園あり、多いほうです。市川市でも私立に替えてみんなが助かるようにしたほうがいいでしょうか?それとも市立を残してもらって市立の保育士さんになりたいですか?」

と、質問したところ・・・

「えーっ、こっちぃ!」
市立を指さした(笑)。やはり市立の保育士さんになりたいと。と、
「あっ、でも自分に子供が出来て私立にあずけるんだったら私立にするほうがいい?」
自問自答。
「でもやっぱり、こっちぃ」
と、最終的にやはり市立。

おぉ、参考になった。「みんなが助かるように」というフレーズはあまり耳に入らないんだな。いや、というか、そういうのは誰か偉い人が考えることやることで、自分はあくまで自分の置かれた状況の中でイチバン得な道を選ぶという感性でしょうね。それ、正しいわ。きっと、大人の保育士さんたちもそうでしょうね。

実はGSG保護者のお母さんで、江戸川区職員で学童を担当している部署の方がこの日付き添ってくださいました。色々教わることができました。
江戸川区は、保育園の民託(民間委託)が既にずっと前から進んでいるとのこと。新規の保育士さんを採用せずに、区立保育園を減らして無くなった園の保育士さんを別のところに寄せていくんだそうです。市川市は、遅れている。
しかし市川市の方が進んでいる分野もあり、例えば学校給食の調理士。多くの学校では、トップの栄養士さんだけが職員で、あとは民間の社員になっている。

保育園の民託を検討する場合、どのような注意点があるかについて。

まず、経営している会社の色が出やすいと。スポーツクラブ系の会社が運営すると運動を多く取り入れたカリキュラムになるし、塾や教育関係の会社が運営すると学習的なプログラムが多くなる。すると、「自分の子は学習系の保育園に入れたいのだけど、近くにあるのはスポーツ系」というようなことが、出てくるそうです。

また、知的障害や身体障害を持つ子に対するケアの体制。保育士さんの入れ替わりの多い私立保育園よりは、長い期間かけてキャリアを積んだ先生が多い公立保育園のほうが、スペシャリストがしっかりそろっている傾向はあると。ただ、民間でもそれが出来ないかと言えば、出来るとは思うとのこと。

GSGの子たちが市川市で保育士になるかはわかりませんが、あずける方も働く方も、満足できるような環境にしたいものです。

アパガード杯 LPSA キッズ団体戦

10月16日(日)は、竹橋パレスサイドビル・マイナビルームにて行われた「第4回アパガード杯LPSAキッズ団体戦」に参加しました。3人一組の団体戦、今年は34チームのエントリーでした。

行徳将棋クラブからは、
・ 行徳将棋クラブ
・ 行徳小学校
・ しょうぎたいそう
・ 翔瑛ボーイズ
・ ISOジュニア
の、5チームが参加。

キッズ団体戦2016


イエローカード開会式では、中倉彰子審判長によるイエローカードの説明。
(LPSA先生方の写真はすべて許可を得て掲載しています)

騒いだり人に迷惑がかかるような行為をすると、イエローカードが出されます。また、二枚目はレッドカードで退場。第1回のときは会場がドッと笑いとどよめきに包まれましたが、すっかりお馴染みになりました。
ちなみに、過去出されたのを見たことはありません(笑)。

とはいえ、やはりこれだけ子供が集まるとタイヘン。
しかも団体戦で複数チームエントリーしている教室の子など、仲良しのお友だちが10人20人居る訳です。どうなるかは想像にかたくないことでしょう。
ひとりひとりはそんなにヒドくなくても、会場全体にはイエロー出したいような場面も。

一回戦終了後、二回戦の手合いを一生懸命叫ぶ彰子先生。
「はーい、今よんだチームはあの、黒い服のおねえさんのところへ行ってくださ〜い」
とその先に居るのは、

黒い服のおねえさん


代表じゃん、というのが不謹慎で申し訳ないのですが個人的にウケてしまいまして、ひとりで笑いをこらえていました(笑)。中倉宏美代表も、いちスタッフとなって運営です。

三回戦手合いの発表。大庭美夏先生、声を張ってガンバル。

手合い発表


冗談言ってスイマセン。参加費無料で素晴らしい大会を運営していただき、ありがたいことです。頭が下がります。

行徳将棋クラブは、行徳将棋クラブチームとISOジュニアチームが2勝1敗で予選を通過しました。いずれも決勝トーナメントは初戦で負けてしまいましたが、強豪チームと対戦できたりいい経験ができたりと、とても有意義でした。

ネコ将棋バトルふと目に留まったのが、ネコ将棋バトル。昨日GSG保護者のお母さんが買っていたので、どのようなものか気になりました。咳が出るとのことでマスクをしていらっしゃいますが、大庭美樹先生による体験コーナー。私もちょっとだけ教えてもらいました。

幾つかの遊び方のバージョンがあるのですが、写真は「将棋コマのカードをマスの上に置いていって、先に置くところがなくなったほうが負け」というゲーム。将棋と同じで、相手の駒が利いているマスには置くことができません。シンプルで面白いです。

ネコ将棋バトル2


最近はまた、ボードゲームやカードゲームが子供たちの間で流行っているそうですね。ネコ将棋バトルは、将棋をやっている子たちどうしの息抜きに良いかもしれないと思いました。大会の休憩時間にお友だちと気分転換に何かやろうというときに、将棋では安らげないのでこういうのがいいかも(笑)。

さて大会の方は、決勝トーナメントに残れなかった子たちも自由対局で楽しく時間を過ごしました。駒バッジがとても気に入った子が、たくさん集めて喜んでいました。気に入りすぎて「早く対局を終わらせよう」としてはイケマセンけど(笑)。

今年も充実した一日でした。歯磨きをちゃんとして健康な歯に心がけて、また学業に将棋にがんばっていきましょう。

アパガード杯 LPSA 女子アマ団体戦

10月15日(土)は、竹橋のパレスサイドビル、マイナビルームにてLPSA主催アパガード杯女子アマ団体戦が開催されました。
保護者の方に撮っていただいた写真で、その様子を紹介いたします。

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今年のメンバーは、下写真左から武井小夏、及川紀美、西岡栄美、矢部綾乃、砂原奏の5名。

GSG5


R0012488今年で第10回を迎えたこの大会、GSG5は第6回より参加していて、今回5回目の参加。

最初に出始めた頃は小さな幼稚園児もいたのですが、そのメンバーたちも成長し今やすっかり大人と同じ背丈です。最初の年に、その幼稚園児が新人賞をいただき、表彰式で高級バッグを授与される瞬間に会場が笑いとどよめきに包まれたときのことを、保護者のお母さんと懐かしく思い出しました。

今年のB1は、いっそうレベルが高かったです。昨年と同じレベルならチームで1勝できるかもしれないと思っていましたが、厳しかったです。一回戦1-4、二回戦1-4、三回戦0-5、四回戦1-4で4連敗という結果でした。
「強い中級者」ではなく、ほぼみなさん「初段クラスあるいはそれに近い上級者」という棋力なのではという印象でした。
でも、そういうチームばかりだとB1クラスが敬遠され浮いてしまうと思いますので、GSGくらいの棋力のチームも存在価値はある。ということにしましょう(笑)。

IMG_20161015_171603メンバー全員でつけていたマグネット盤用の将棋駒を埋め込んだヘアピンが評価され、チーム代表として綾ちゃん(矢部綾乃さん)にベストドレッサー賞をいただきました。

尚、今年は歌ったり踊ったりはなし(笑)。
いやもぅ、大会の雰囲気も様変わりしていまして、みなさんガチで真剣勝負に来ていますので、そんな感じでもなくなった。ファッションも、最初の頃は高級ファッション雑誌から出てきたような方もいらっしゃったものですが、今やすっかり将棋大会(笑)。

と、思ったら、劇団のチームがあったようで、多少歌ったりポーズとったりされていました。テレビのお仕事をされている方もいらっしゃるそうで、楽しみにしたいと思います。

最後に、仲良くお昼ご飯の写真。今年も楽しい時間でした。

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8月20日(土)の風景

8月20日(土)午前、行徳公民館第2和室にて行徳将棋クラブ活動。

渋幕中1名、行徳小1名、新浜小1名、南新浜小2名、富美浜小1名、大和田小1名、計7名。

160820教室


まさにバケツをひっくり返したような雨。公民館にたどり着いた7名を称えたいと思います(笑)。よくもまぁ、お空にこんなに水があるものです。
台風9・10・11号と、日本の近くに3つも台風があるんですね。明日も荒れそうです。お出かけのみなさんはくれぐれもご注意ください。

人数は少なかったですが、渋幕生が来てくれたおかげで上位陣はいい練習が出来ました。先輩に感謝しましょう。

教室の対局から、詰み局面。

詰み局面




▲1二飛△2二合駒▲同飛成△同銀▲同馬まで。
▲2二飛と打ってしまうと△3三玉と逃げられる。離して打つのがポイント。


午後から、習志野市で行われていたLPSA 1day トーナメント坪井カップ&茜浜交流将棋団体戦へ出かけて参りました。

会場の茜浜ホールは新習志野駅のすぐ前。市川塩浜駅から京葉線で約10分とメチャ近いです。習志野市の施設だそうで、普段はローカルイベントに使われているのでしょう、アットホームで程よく小ぢんまりとした空間でした。

1day


GSCからは茜浜交流将棋団体戦に、Aクラス(有段者)に1チーム、Cクラス(5級以下)に1チームの、2チームが参加。ホームの雰囲気でリラックスできたせいか、みな伸び伸びと指せていて、好成績で表彰されました。

チーム1、Aクラス3位。日野貴文、小山晋太朗、安武真郷。

チーム1表彰


チーム2、Cクラス準優勝。安武航志、小山晃仁朗、日野伶菜。

チーム2表彰


参加していたチームは同じ千葉県西部地区の将棋教室、学校、企業といったところの人たちで、大人から子供まで地元の将棋好きが集まってまさに「交流会」を行った感じでした。それをLPSAのトーナメントと一緒に実施しているというのは、なんだか町会の夏祭りに思いもかけない豪華ゲストが勢ぞろいしているような不思議さを感じました。

チーム2が表彰台に上がるときに会場から「カワイ〜イ」とどよめきが上がりましたので、アップでもう一枚。れいなちゃんのきらめくリボンが素敵ですね(笑)。

チーム2

東京・上海こども将棋交流戦

8月11日(木・祝)午後、四谷にてねこまど教室主催の「東京・上海こども将棋交流戦」が行われました。

上海から11名の子供たちが来日。みなさん自費で渡航されているとのことで、熱の入れようには驚きます。日本に生まれしかも東京に近い将棋をするのに恵まれた地域に住んでいる幸運を、しみじみと感じます。
日本からも同数の11名が参加。GSCからも7名が参加しました。

東京上海交流戦


4月に行ったスーさんプレゼンツの行徳将棋クラブ大会でも採用したのですが、ねこまど級位者大会は「勝ったら勝ち点3、負けても勝ち点1」でドンドン指そう方式のルール。つまり1局勝つのと3局負けるのと同じ価値なので、勢いみんな早指しになります(笑)。
私も初めてスーさんから聞いたときにそれどうなんだろうと心配したのですが、勝敗より楽しむことを目的として、たまにそういう日を設けるというのも盛り上がってよいなと思うようになりました。

中国チームから日本の子供たちへのプレゼント。立派な美しい布製のケースに入った扇子です。保護者の方々もビックリでした。

扇子


将棋の内容ですが、上海の子たちが定跡形の駒組をよく勉強していて綺麗な将棋を指すのに驚きました。GSCの子供たちも、普通に日本の大会に出たのと変わらない手ごたえだったと思います。
将棋指導員としては、上海の子たちが駒を駒袋に仕舞う作法が美しいことに参りました。玉、飛車、角と2枚ずつ、金から4枚ずつ、そして最後に歩。反省させられました。

対局が終了してから表彰式までの集計の時間、子供たちはおやつタイム。
実は中国語が出来る子がLPSAの女子名人戦に参加しており、居れば盛り上がっただろうと思い少し残念でした。でも、これが最後ではなく始まりだと思いますので(笑)。次の機会を楽しみに。

おやつタイム


成績は、表彰の3位までは日本チームから。GSCは、準優勝に安武真郷くん、三位に小澤瑛くんが入賞しました。四位以下もGSCのみなさん上位に入ってくれました。はるばる海を越えて来てくれたお友だちに良い練習の場を提供できたことになったと思います。みなさんお疲れさまでした。ありがとうございました。

閉会の挨拶で上海の先生が、「これからも平和に交流できることを願っています」と言われたのが印象的でした。さりげなく、深いです。まさに8月のこの時期に、「平和」を感じさせてくれる良いイベントでした。

小中学生女子将棋名人戦 関東大会

8月11日(木・祝)は港区芝浦の会場にて行われた第10回小学生・第8回中学生女子将棋名人戦の関東大会に、
GSGから4名が参加しました。

小中学生女子名人戦


親睦クラスで及川紀美さん優勝、中級クラスで西岡栄美さん準優勝・清野花来さん三位。いい日でした。
トーナメントは昼頃に終了し私は別の大会の会場へ向かったのですが、保護者の方にご提供いただいたその後の表彰式と指導対局の写真:

表彰


指導対局


印象に残ったのは、対局終了後に行われたワークショップでアマ女流のインストラクターの方々が講座をがんばられていました。LPSAではアマチュアインストラクターの育成に力を入れているようです。こうして経験を積んだ方々がそれぞれに地域で自分のフィールドを持てるようになると、女子・年少者への将棋普及が大きく前進すると思います。期待したいです。

夏休み中の団体戦

文科杯で「団体戦は楽しかったな」と、団体戦の面白さに目覚めた子のために、夏休み中の大会を2つお知らせします。

8月11日(木・祝): 第11回将棋教室対抗戦(同じ教室に通う5名による団体戦)
詳細はこちら。申し込み締め切り8月8日。
以前は私のほうでチーム編成していたのですが、複数教室通われている子の親御さんに「どこの教室で出るか」というような気を使わせてしまう問題がありまして、私が主導してのチーム編成は現在はやめています。
でも、「この5名で出たい。このクラスに行徳将棋クラブの看板で出ていいでしょうか?」というようなお友だちどうし自発的にそろうのであれば、ぜひ参加してください。

尚、同じく11日にはLPSAの小学生女流名人戦関東大会も行われていますので、女子のみなさんはこちらもご検討ください。これは個人戦です。

8月20日(土): 茜浜交流将棋団体戦(3名団体戦)
詳細はこちら
年齢性別不問なので、例えばお父さんとご兄弟といった参加もできそうです。
場所は千葉の茜浜(JR京葉線新習志野駅近く)で、行徳からアクセスがいいんですよねぇ〜。電車なら市川塩浜から乗ればいいし、車でも湾岸が混んでなければあっという間でしょうね。会場の茜浜ホールの目の前にMr.Maxというショッピングセンターがあるみたいですので、ホールが満車ならそこに駐車すればいいでしょう。
先着24チームとのことで、申し込み締め切りは特に設定されていないようです。
(追記: 会場に隣接する「ボートピア習志野」の駐車場が一日500円で利用できるとのことで、お買い物をしないのであればMr.Maxよりこちらが安く済むようです)

文科杯東日本大会2016

7月25日(月)は、文部科学大臣杯小中学校団体戦の東日本大会でした。
午前中、職場を抜け出して(笑)会場のサンケイプラザへ応援に行ってまいりました。

2016文科杯東日本大会


中学の部は、それぞれ8チームからなるA/B/C/Dの4つのブロックに分かれ予選が行われました。3連勝した学校がブロック代表として上位決定戦に進みます。

渋谷教育学園幕張中学校は初戦・第2戦と勝利し、あと1勝で大舞台というところまでいきましたが、残念ながらさすがに第3戦の相手は強かった。惜しくも突破はなりませんでしたが、大健闘でした。昨年に比べ躍進です。
渋幕中将棋部は層も厚くなっていますので、来年以降も楽しみです。また、中高一貫ですのでそのうちにきっと渋幕高が活躍する時代も来るでしょうね。

これからも、夢の続きを見せてくれることでしょう。

文部科学大臣杯小中学校団体戦2016

6月26日(日)は、千葉県青少年女性会館で行われた文部科学大臣杯小中学校団体戦に参加しました。

全体では小学校30チーム、中学校59チームが参加したとのこと。
GSC(行徳将棋クラブ)は、小学の部に6チームが参加しました。また中学の部でも、GSCの先輩たちが渋幕中や市川四中で活躍しました。

160626文科杯


いやぁ市川四中、オモシロイです。朝、1Fロビーでオーダー表を書いて「参加費と合わせて受付に持って行って」と言ったら「受付」のプレートが壁に貼られた1F会館事務所に行くので、可笑しすぎてひっくり返りそうになった(笑)。

同好会設立、がんばってくださいね。茶道・華道との類似性についてですが、江戸幕府により伝統芸能として保護され、茶道や華道と同じく家元制度として存在していました。

こちら日本将棋連盟の王将戦のサイトで、羽生善治三冠がそのことについてスピーチで触れています。

こちら東京都教育員会サイトによると、「学校設定教科『日本の伝統・文化』」で杉並高校が「将棋、茶道、華道」という形で科目を実施した実績があるようです。

他にも、調べると色々と勉強になると思います。

さて大会ですが、小学校の部はGSCクラブ内対戦で大波乱があり、大いにプラスの面と残念な面が混ざり合った結果となりました。そんな中、市川市立富美浜小学校が代表決定戦まで残り大健闘、5位となりました。惜しくも千葉県代表4校には入ることができなかったのですが、レベルの高い上位校相手によくがんばったことを称えたいと思います。

中学の部では、GSCの先輩たちがメンバーに入った渋谷教育学園幕張中学校が活躍しました。Aチームが4戦全勝、しかもすべて3−0で12勝0敗とのことでした。先に代表が決まっている東京代表の卒業生と、東日本大会で夢の顔合わせが実現します。またBチームも4位と大健闘、惜しくも代表3校には入れなかったものの、層の厚さを見せてくれました。

渋幕中に関して特筆すべきは、新入生部員が増え今回5チームが参加したこと。そして、素晴らしい部活動になっていることです。正直、驚きました。自分たちの対局が終わっても、仲間の最後の対局が終わるまで全員が帰らずに残っており、熱心な感想戦が行われていました。また表彰式では上位校を大人数の拍手で称え、解散前には全員で集まって部長の生徒さんが成績や一日のまとめなどを立派に発表していました。

とても有意義な一日でした。参加したみなさん、そしてご引率のみなさま、どうもお疲れさまでした。

倉敷王将戦千葉県大会2016

6月12日(日)は、千葉市の千葉県青少年女性会館にて行われました倉敷王将戦千葉県大会に参加しました。
GSC(行徳将棋クラブ)からは、22名が参加しました。

開会式


開会式では恒例の県連会長さんのお話(笑)。毎回、どんなお話しだろう?と楽しみです。今日は、「時は金なり」というテーマでした。何かひとつのことに1000時間打ち込むと、そこそこの技術が身につく。1万時間やればその道の一流になれる。つまり一日平均3時間一生懸命勉強することを毎日絶えず一年間続ければ、将棋でいえば初段くらいにはなれる。それをさらに10年続けると、一流になれる。
みなさん、どうでしょう?将棋でなくてもいいです。「これなら一日3時間を10年続けられる。それくらい好き」ということとの出会いはありますか?(笑) なくてもいいです。幅広く様々な知識を身につけ経験をし、バランスのよい人間になって社会に貢献するのも立派です。そうした、己を知り「どう生きるか」という方針を見定めるツールとしても将棋を活用していただけたらと思います。

さて大会の成績ですが、以前にも書きましたとおり、GSCの位置づけが変わってきています。昔は行徳に住んでいる子がGSCに来ていてほとんどの子がそれだけだったのですが、最近は熱心なご家庭が増え、行徳の子も様々な場へ出かけてゆきますし、逆に遠方よりわざわざ行徳へ来てくれている子もいます。あまり称えすぎて「GSCが育てました」というようなニュアンスになるとマイナスですので、継続して来てくれている子につき、さらりと紹介するにとどめます。

Aクラス:
小山晋太朗くん(浦安美浜北小4年) 4戦全勝で優勝
安武真郷くん(市川行徳小6年) 3勝1敗で4位

Bクラス:
砂原奏さん(船橋葛飾小4年) 5戦全勝で優勝
望月雅仁くん(市川大和田小4年) 4勝1敗で準優勝

Cクラス青:
戸田大翔くん(未就学 年長) 4勝1敗で4位


表彰式まで残っていた戸田くんも入れて、写真撮影。左から戸田くん、小山くん、砂原さん、望月くん。

倉敷入賞


安武くんゴメンネ。写真がないので文章で称賛。大きな大会に強いのが特徴です。相手が有段者でも一発入れる潜在力を秘めている。その理由は・・・ヒミツにしましょう(笑)。

入賞者を紹介しましたが、実は、私としてはイチバン気にするのが「全敗」する子がいないか。ひとつでも、白星があるのとないのとでは、気持ちが天と地ほど違います。入賞するしないより大きい。今回初参加の子、前回全敗だった子、今回から参加クラスが上がった子、祈る気持ちで見ていました。結果は、みなさん見事に1つ以上の勝ち星を上げてくれました。何よりうれしかったです。よくがんばってくれました。

また私自身の反省点として、「手を上げて審判を呼ぶ」・・・相手の禁じ手や反則・迷惑行為等があるときにはそうすることを、大会経験の浅い子に事前にレクチャーしておけばよかったと思いました。そうするものだということを知らないと、できないですね。勇気もいるし。

面白かったのは、保護者の方から教えていただいたのですが、「GSCどうしアタリやすい」というジンクスがあるそうです。そうですね、会場を見渡すとあちらこちらでその風景が見られました。まぁ冷静に見れば、千葉県の大会でいえば一般クラスの参加者100名くらいの中で20名ほどがGSCですので、それなりの確率でアタるのだと思います。でもなんか、そうでなくてもそうなるみたいなんですが(笑)。

みなさん学年が進むにつれ、運動や習い事、塾などそれぞれに忙しくなり、なかなか時間が割けなくなりますね。でも、将棋を好きでいてくれるなら、ライバルに遅れをとろうが派手な成績を得られなかろうが、地味に居てくれたらと願います。
人の平均寿命は100歳に近づいてゆきそうだといいます。冒頭の会長さんの話ではないですが、1年で千時間/10年で1万時間でなくても、10年で千時間/100年で1万時間でもいいじゃないですか。将棋はそれが可能な競技です。それぞれのスピードで、進んでゆきましょう。

倉敷王将戦に申し込みを

GSC小学生のみなさんは、6月12日(日)に千葉県青少年女性会館にて行われる倉敷王将戦千葉県予選への申し込みをお願いします。こちらサイトより。
申し込み締め切りは6月7日(火)となっています。

「子供は出たがっているのだけれど、両親とも都合悪く連れていけない」・・・というような場合は、まずは申し込みしていただき、一声おかけください。連れてゆきますので。

尚、千葉県の将棋教室に通っている子は千葉県在住でなくても一般クラスへはエントリーできますので、都内組のみなさんもぜひ参加ご検討ください。


さて、今日は将棋界で大きな出来事がありました。
佐藤天彦八段が羽生善治名人に勝ち4勝1敗とし、名人位を奪取しました。28歳の新名人誕生です。

先手羽生名人、後手佐藤八段で戦形は横歩取り。形勢が傾いたのは手番が後手の下図局面。次に▲9三歩成があり先手がよさそうですが、△6四歩▲7六角△9五歩▲同飛△7四飛という順で、角の逃げ場がなくなってしまいました。羽生名人も▲3四歩と角と桂2枚の2枚替えにもちこみまだまだ難しく思えたのですが、局後のインタビューではやはりここからはダメとの認識であったようです。

名人戦第5局より


20代でのタイトル獲得者は、ここ数年では2010年の広瀬王位(当時23歳)、2014年の糸谷竜王(当時26歳)がありましたが、いずれも翌年の防衛はならず、渡辺二冠に続く新しい世代からは未だ長期安定的タイトル保持者は現れていません。しかしながら、佐藤天彦新名人は、もしかするとそんな存在になるかもしれない、そう感じさせるほど圧倒的な強さを見た、今年の名人戦シリーズでした。

名人戦終局

みんなハッピー!LPSA将棋パーク2016

5月29日(日)は、北区王子の北とぴあにて、LPSA主催の「みんなハッピー!LPSA将棋パーク」が開催されました。
行徳将棋クラブからは、3名団体戦の「かしまし将棋娘」に1チーム(GSG3)、そして「ほのぼの交流将棋大会」に4名が参加しました。

LPSA将棋パーク


ほのぼの交流大会は、持ち時間15分・秒読み30秒の「ゆったりコース」と、初手から30秒の「早指しコース」の2組に分かれて対局が行われました。

なんと、GSCは3名が入賞し、とても良い日になりました。壇上で表彰されて、うれしかったですね。
写真左から、水野翔太くん(早指しコース三位)、砂原奏さん(ゆったりコース優勝)、砂原湊くん(ゆったりコース三位)。

ほのぼの大会入賞者


かしまし将棋娘団体戦は16チームにより試合が行われました。2敗すると失格になりますので、運悪くたて続けに強いチームと当たってしまわないか、ドキドキ。4戦して全勝のチームが優勝、3勝すると3勝賞がもらえます。

GSG3は、残念ながら2勝2敗。あとひとつ惜しい試合があったようですが、時間切れ勝ちの拾わせてもらった試合もあり、最終戦まで残って指せただけでもよしとしましょう。

と、思ったら、2勝2敗の組の中で最もポイントが高かったとのことで、敢闘賞をいただいてしまいました。ラッキー! 手ぶらでは帰らんという彼女たちの思いが通じたのでしょうか(笑)。

今回のGSG3メンバーは、写真左から武井小夏さん、矢部綾乃さん、西岡栄美さんでした。

GSG3


会場では大会以外にも、将棋入門教室やバトルロワイヤル風間さんの似顔絵、将棋駒を使った遊びやカードゲームなど、様々な企画が行われていました。幅広い世代の人たちに、色んな形で将棋を楽しんでもらいたいというメッセージが表れていました。

個人的にいちばん印象深かったのは、元スピードスケート選手の石野枝里子さん(トリノ五輪出場)の蛸島彰子女流五段との8枚落ち席上対局。将棋を本格的に練習始めたのはつい最近とのことですが、攻守のバランスや見切りも正確ですし、特に終盤の寄せと詰みがあまりにも鮮やかで、観客席では「こりゃ、手合いがチガウよ〜」と笑いが漏れていました。やはり一流のスポーツ選手は勝負勘がいいです。
今後も将棋を頑張ってゆかれるとのことですので、女子アマ棋界の新星になる予感。10代の女子は自然にどんどん新しい才能が出てきますが、大人になってから将棋をはじめた女性の輝く姿を魅せることは意味のあることですし、LPSAならではと思いました。

マイナビ女子オープン第3局 初のYouTube中継

本日5月9日(月)はマイナビ女子オープン5番勝負第3局が六本木ヒルズのYouTubeスタジオで行われていました。この対局はYouTubeでライブ中継され、将棋のタイトル戦としては初めての試みで注目を集めました。

YouTube中継は会員制ではないので、誰でも見ることができます。海外の将棋ファンなどにはまさに待望の企画だったことでしょう。また国内でも、ニコ動は将棋のためだけにプレミアム会員になることを躊躇されるご家庭も多いことでしょうから、YouTubeは子供にとってはありがたいのではと思います。



対局のほうは先手室谷由紀女流二段の向かい飛車、後手加藤桃子女王が居飛車の対抗形となりました。
加藤女王が自陣に竜を引き付けたあたりから「どうしたらよいのかわからなくなった」と室谷女流がコメントされていますが、ソフト解析によればそこからもずっと先手が優勢〜勝勢を示しています。

色々と見所があり勉強になったのですが、ひとつだけ最後に勝敗を分けた局面を紹介させていただきます。下の局面で室谷女流は▲3三歩と竜筋を止めたのですが△同桂で桂馬が働き逆転となりました。

ラストチャンス


上の局面でコンピューターによれば▲2三香成として先手勝ちへ向かうようです。
△同玉なら▲2六香△2四歩▲同香△同玉▲5一馬△3三香▲2五銀△1三玉▲3四歩△2八銀▲2九桂が一例。
△同竜なら▲2六香△2四歩▲4一竜でこれが詰めろ。

結果としては加藤女王が勝ち、2勝1敗として防衛に王手をかけました。
白を基調としたYouTubeスタジオにお二人の着物姿が美しく映え、将棋を世界に紹介できる新しい可能性を印象付けたシンボリックなイベントだったと感じました。

マイナビ女子オープン


解説の野月浩貴七段が「チャンネル登録をお願いします」としきりに強調されていました。(日本将棋連盟チャンネル
たぶん、チャンネル登録者数が多いチャンネルはYouTubeからの評価が高くなり色々な展開がしやすくなるのだと思います。
YouTubeはアカウントがなくても閲覧できるのでわざわざ設定の必要性がないため、普通の将棋ファンはアカウント持っていない人が多いと思うのですが、将棋普及員としても将棋の可能性を広げるためご協力いただけたらありがたいです。

マイナビ女子オープン解説室


日本将棋連盟チャンネルにアップされている野月浩貴七段と西尾明六段による戦形別の「めざせ初段」シリーズ講座は子供たちにおすすめです。四間飛車や中飛車など戦形ごとに整理されていますので、自分が使う戦法の動画を見るとよいです。棋書を読むより、目で見て音で聴いてというほうが体に入りやすいですよね。

3月のライオン子ども将棋大会

先日5〜6月の大会をご紹介しましたが、6月後半〜7月に関東各地で行われる「J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」の申し込み受付が開始されていますのでご案内します。詳細はこちら

今年は千葉では実施されませんので、参加希望者は6月25日(土)さいたま、7月3日(日)東京(大田区)、7月10日(日)横浜、いずれかに申し込む形になると思います。この3会場の申し込み締め切りは5月31日(火)となっています。

あるいは、夏休み帰省中に近い場所に会場があればそこで出るという方法もあります。
7月24日(日)大阪  申し込み締め切り6月30日(木)
8月11日(木・祝)仙台  申し込み締め切り6月30日(木)
8月21日(日)札幌  申し込み締め切り7月31日(日)
8月28日(日)福岡  申し込み締め切り7月31日(日)

ただし規定で、 「複数回応募された場合は、そのうち1回のみを有効とさせていただきます」とありますので、関東の会場に申し込んで当選した場合は、その他会場には申し込みできませんのでご注意ください。

ちなみに同じ考え方でテーブルマーク杯も、7月24日(日)福岡 / 7月30日(日)静岡に参加することも可能です。テーブルマーク杯は複数会場に参加することができますが、決勝トーナメントに残ってしまうと東京大会に出られなくなります。福岡・静岡に出る場合は予選は指さずに自由対局だけを楽しむという形にするとよいかもしれません。

第3回将棋教室名人戦

3月20日(土)は第3回将棋教室名人戦に参加しました。すいません、正確な人数を把握していないのですが、6名の子と会うことができました。元気に指している姿を見られて嬉しかったです。


初級の子たちは、序中盤にもいろいろ課題はあるのですがそれはさておき、終盤にワンチャンスきていることが多いです。例えば下図の局面があったのですが、竜とりなので▲8二竜と逃げて6二に合駒されその後タイヘンな苦労をしました。
この局面、実はもう勝ちです。(答えはいちばん下)

3手詰局面


このような場面でしっかり勝ちきることが出来る力をつけるためには・・・はい、詰将棋です。3手詰くらいでいいので、1冊本を買って繰り返し解きましょう。必ずもっと勝てるようになります。


中級の子たちは、矢倉戦を練習できる相手とことごとくあたりましたね。矢倉がたくさん練習できた日で、ラッキーだったと思います。

シンプルに矢倉を組んで棒銀というのが我らのスタイルですが、こちらがやりたいことが出来るときと出来ないときがあります。なぜ出来たか、出来なかったかというのを、しっかり整理して認識できると、ここから飛躍的に成長できます。がんばってくださいね。

棒銀すずめ刺しをねらったけど単なる角銀交換の棒銀より、すずめ刺しに出来たほうが一気に勝ちになる。それがわかり、なんとかすずめ刺しにもっていこうとしてみた。

でも、例えば右の図の場面に遭遇し、「あれぇ?」なんて、なってました。ムリヤリ▲1五歩〜1四歩といってみたけどノロノロで、相手の攻めのほうが早かった。なぜでしょう?
とってもいい経験をしています。

また、下図の戦局に出くわしました。相手(後手)の子は急戦矢倉をとてもよく勉強している子です。素晴らしい経験ができました。

急戦矢倉


ここから相手の子は、△5五歩▲同歩△6五歩と仕掛けてきました。素直に▲同歩△同桂▲6六銀と応じ△6四銀で下図。

急戦矢倉2


上図から、▲2六銀と出てしまうのが今の我らです(笑)。
「それしか、知らねぇ」
はい、それでいいです。棒銀一直線でいきましょう。
ただ、棒銀を目指して序盤進めていいのですが、ここから先の強い相手とは、相手の出方により戦う場所を変えるという柔軟性が必要になります。

上の図。こちらの棒銀には、▲2六銀〜▲1五銀〜▲2四歩と3手かかります。一方、相手は△5五銀左とすぐに開戦する手があります。
「間に合わねぇ。どうする?」
その感覚を持てるかどうか。それが今後の進化への鍵となります。


名人戦クラスは、私には言えることはありませんが、白熱のラリーをしている立派な姿が見れて嬉しかったです。これからの人生に幸多きことをただ、祈っています。


(いちばん上の図の答え: ▲6一竜。対して△同玉なら▲6二金。△4二玉なら▲4一金または▲5二金または▲5一竜。いずれも詰みで勝ちです。)
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千葉県市川市の行徳将棋クラブを運営している原伸一です。ブログの更新情報をお届けしてゆきます。2020年11月米大統領選より関連情報の収集・発信に注力しています。
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毎週日曜日23時〜23時半 YouTubeライブ。
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GSG5(行徳将棋ガールズ)
GSG(Gyotoku Shogi Girls)は、行徳将棋クラブの女子のこと。音楽も大好きで、2013年女子アマ団体戦で歌を歌ってベストパフォーマンス賞をいただきました。
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ハラ

フォークシンガー原
(原 伸一)

1967年生。千葉県市川市の南部、行徳・妙典でアコースティックライブの主催等の活動を行っています。また、将棋教室を開いています。

将棋教室の情報は以下サイトにて。

http://gyotoku.livedoor.biz
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