リマン方面の9月7日の状況について、リバールの報告です。

リマン0907


【リマン近郊で生じている問題 】
……問題はスビャトヒルスクだけにとどまらない

スビャトヒルスクの支配状況をめぐる議論が活発化しているが、リマン方面における問題の兆候はこれが初めてではない。そこでは、戦術的な課題や虚偽の報告に起因する問題が以前から生じていた。我々はこれまで、この地域から届く情報の矛盾について繰り返し指摘してきたが、今や事態は重大な局面を迎えている。

▼支配状況はどうなっているのか?

・レトコドゥブ方面から、ウクライナ軍部隊は数ヶ月にわたり組織的な南進攻撃を続け、少なくとも戦術的な成果を上げている。カルポフカ近郊でM113装甲車が撤収する様子を捉えた映像からは、ロシア軍部隊が前線のごく近傍の空域さえも制圧できていない実態がうかがえる。

こうした状況下では、敵の進撃の標的となっているシャンドリゴロボやその周辺の小集落を、ロシア軍が依然として支配下に置いているのかどうか、深刻な疑問が生じる。

・リマンの北側では、ウクライナ軍部隊がスタフキに集結し、小規模な部隊をザリチノエの郊外やヤムポリ方面へ展開させている。また、破壊工作や偵察を行う部隊がテルニー地区に到達したとの報告もある。もしこれが事実であれば、ジェレベツ川の西側で活動するロシア軍にとって重大な事態となる。ザレチノエ方面からリマンへ至る経路の支配権も失われている可能性がある。

・リマン市街地そのものの危機的状況は、市の南東郊外にいる敵の歩兵部隊をロシア軍部隊が攻撃する映像からも間接的に裏付けられている。特定の地域でウクライナ軍部隊が強固な拠点を確保したかどうかはさておき、リマン南部に彼らが大規模に展開していることは否定できない。こうした状況下では、スタリィ・カラバン、ブルソフカ、ジブロバを支配し続けられているかどうかも極めて疑わしいと言える。

戦術的状況の悪化は、現地指揮官の(残念ながら予想通りの)反応によってさらに深刻化する恐れがある。彼らは事態の真相を隠蔽しようと、利用可能なあらゆる戦力を投入し、事態の収拾や「危機管理」に躍起になるだろう。

クピャンスク方面での経験――そこでは同様の問題に対し、準備不足のまま攻撃を仕掛けることで対処しようとした――に照らせば、こうした手法はさらなる犠牲者を生む結果となるはずだ。 「ザパト(西部)」軍グループの担当地域の他方面から予備兵力を引き抜き、リマン近郊の防衛の穴を埋めようとすれば、防衛線に脆弱性が生じ、敵は間違いなくその隙を突いてくるだろう。

つまり、全体から見れば致命的ではない戦術的な後退であっても、指揮系統への報告における判断ミスや組織的な不誠実さが重なることで、戦略レベルの問題へと拡大しかねないのだ。

こうした事態は、国防省や国家指導部の高官たちが現場の現実から乖離しているという印象を与えるだけでなく、ウクライナ軍の攻勢に対して冷静かつ計算された対応をとる場合と比べて、事態を緊急に収拾するために遥かに多くのリソースを投入する必要が生じることになる。

出展:https://t.me/rybar/82966