戦場から届く特別軍事作戦の動画をよくご覧になっている方なら、「あ、聴いたことある」とピンとくると思います。
これは「スムグリャンカ」という曲です。スムグリャンカというのは「肌の色が浅黒い女性」の意味ですが、日本語では「小麦色の娘」と訳されることが多いようなので、当ブログでもそのように表記します。
楽曲が制作されたのは1940年で、ロシア内線(1918〜22年 赤軍vs白軍の戦い)におけるモルドバの赤軍派の娘を称える内容となっています。しかしその時点では演奏されることは少なく、大ヒットしたのは1973年の映画「戦争に行くのは年長者だけ」の劇中歌として使われてから。タイトルについて一言だけ触れておくと、映画の終盤に出撃の場面で「戦争に行くのは年長者だけだ(若い者たちは残れ)」と言って隊長はじめ上級隊員たちが飛び立ってゆきます。
舞台はウクライナ。映画の内容は大祖国戦争中のソ連の航空連隊の日常を描いたもの。飛行隊のティタレンコ隊長が部下たちと編成した音楽隊による演奏と戦いの日々が織り交ざってドラマを構成しています。戦闘あり、音楽あり、ロマンスと悲しい別れありの青春ドラマ。ソ連映画史に輝く名作です。個人的には、若い部下たちへのティタレンコ隊長の「戦争は一過性のものだが、音楽は永遠だ」という台詞が好きです。
(ぜひ他の楽曲もお楽しみください。旧ソ連音楽関係の記事はこちらをクリック。)
「スムグリャンカ」
ある夏の日の夜明け
私は隣の庭を覗き込んだ
小麦色の肌のモルドバ娘が
ブドウを摘んでいた
私は顔を赤らめ、青ざめた
突然、こう言いたくなった
川辺に立って
夏の夜明けを迎えよう!
巻き毛の緑のカエデ、飾りの葉っぱ
私は君に恋をして、当惑する
緑のカエデ、そう、巻き毛のカエデ
そう、巻き毛の、飾られた!
そして、小麦色の肌のモルドバ娘は
若者に声を合わせて答えた
- パルチザン、モルドバ人は
分遣隊を編成中だと
今日早朝、パルチザンは
故郷を出発したと
道があなたを待っている
深い森の中のパルチザンへ
巻き毛の緑のカエデ、飾りの葉っぱ
ここでカエデの木のそばで別れよう
緑のカエデ、そう、飾りのカエデ
そう、巻き毛の、飾られた
そして、小麦色の肌のモルドバ娘は
森への小道を歩いて行った
私はそれに腹を立てた
彼女が私を誘ってくれなかったこと
夜になると、あの小麦色の肌のモルドバ娘のことを何度も考えた…
間もなく、私はあの小麦色の肌の少女に
部隊で再び会った
巻き毛の緑のカエデ、飾りの葉っぱ
こんにちは、私の愛しい人、私の大切な仲間
緑のカエデ、そう、巻き毛のカエデ、
そう、巻き毛の、飾りの葉っぱ!
”Смуглянка”
Как-то летом на рассвете
Заглянул в соседний сад.
Там смуглянка-молдаванка
Собирала виноград.
Я краснею, я бледнею,
Захотелось вдруг сказать:
Станем над рекою
Зорьки летние встречать!
Раскудрявый клен зеленый, лист резной,
Я влюбленный и смущенный пред тобой
Клен зеленый, да клен кудрявый,
Да раскудрявый, резной!
А смуглянка-молдаванка
Отвечала парню в лад:
- Партизанский, молдаванский
Собираем мы отряд.
Нынче рано партизаны
Дом покинули родной.
Ждет тебя дорога
К партизанам в лес густой.
Раскудрявый клен зеленый - лист резной
Здесь у клена мы расстанемся с тобой
Клен зеленый, да клен кудрявый,
Да раскудрявый, резной.
И смуглянка-молдаванка
По тропинке в лес ушла.
В том обиду я увидел,
Что с собой не позвала.
О смуглянке-молдаванке
Часто думал по ночам...
Вскоре вновь смуглянку
Я в отряде повстречал.
Раскудрявый клен зеленый, лист резной,
Здравствуй, парень, забубенный, мой родной,
Клен зеленый, да клен кудрявый,
Да раскудрявый, резной!
これは「スムグリャンカ」という曲です。スムグリャンカというのは「肌の色が浅黒い女性」の意味ですが、日本語では「小麦色の娘」と訳されることが多いようなので、当ブログでもそのように表記します。
楽曲が制作されたのは1940年で、ロシア内線(1918〜22年 赤軍vs白軍の戦い)におけるモルドバの赤軍派の娘を称える内容となっています。しかしその時点では演奏されることは少なく、大ヒットしたのは1973年の映画「戦争に行くのは年長者だけ」の劇中歌として使われてから。タイトルについて一言だけ触れておくと、映画の終盤に出撃の場面で「戦争に行くのは年長者だけだ(若い者たちは残れ)」と言って隊長はじめ上級隊員たちが飛び立ってゆきます。
舞台はウクライナ。映画の内容は大祖国戦争中のソ連の航空連隊の日常を描いたもの。飛行隊のティタレンコ隊長が部下たちと編成した音楽隊による演奏と戦いの日々が織り交ざってドラマを構成しています。戦闘あり、音楽あり、ロマンスと悲しい別れありの青春ドラマ。ソ連映画史に輝く名作です。個人的には、若い部下たちへのティタレンコ隊長の「戦争は一過性のものだが、音楽は永遠だ」という台詞が好きです。
(ぜひ他の楽曲もお楽しみください。旧ソ連音楽関係の記事はこちらをクリック。)
「スムグリャンカ」
ある夏の日の夜明け
私は隣の庭を覗き込んだ
小麦色の肌のモルドバ娘が
ブドウを摘んでいた
私は顔を赤らめ、青ざめた
突然、こう言いたくなった
川辺に立って
夏の夜明けを迎えよう!
巻き毛の緑のカエデ、飾りの葉っぱ
私は君に恋をして、当惑する
緑のカエデ、そう、巻き毛のカエデ
そう、巻き毛の、飾られた!
そして、小麦色の肌のモルドバ娘は
若者に声を合わせて答えた
- パルチザン、モルドバ人は
分遣隊を編成中だと
今日早朝、パルチザンは
故郷を出発したと
道があなたを待っている
深い森の中のパルチザンへ
巻き毛の緑のカエデ、飾りの葉っぱ
ここでカエデの木のそばで別れよう
緑のカエデ、そう、飾りのカエデ
そう、巻き毛の、飾られた
そして、小麦色の肌のモルドバ娘は
森への小道を歩いて行った
私はそれに腹を立てた
彼女が私を誘ってくれなかったこと
夜になると、あの小麦色の肌のモルドバ娘のことを何度も考えた…
間もなく、私はあの小麦色の肌の少女に
部隊で再び会った
巻き毛の緑のカエデ、飾りの葉っぱ
こんにちは、私の愛しい人、私の大切な仲間
緑のカエデ、そう、巻き毛のカエデ、
そう、巻き毛の、飾りの葉っぱ!
”Смуглянка”
Как-то летом на рассвете
Заглянул в соседний сад.
Там смуглянка-молдаванка
Собирала виноград.
Я краснею, я бледнею,
Захотелось вдруг сказать:
Станем над рекою
Зорьки летние встречать!
Раскудрявый клен зеленый, лист резной,
Я влюбленный и смущенный пред тобой
Клен зеленый, да клен кудрявый,
Да раскудрявый, резной!
А смуглянка-молдаванка
Отвечала парню в лад:
- Партизанский, молдаванский
Собираем мы отряд.
Нынче рано партизаны
Дом покинули родной.
Ждет тебя дорога
К партизанам в лес густой.
Раскудрявый клен зеленый - лист резной
Здесь у клена мы расстанемся с тобой
Клен зеленый, да клен кудрявый,
Да раскудрявый, резной.
И смуглянка-молдаванка
По тропинке в лес ушла.
В том обиду я увидел,
Что с собой не позвала.
О смуглянке-молдаванке
Часто думал по ночам...
Вскоре вновь смуглянку
Я в отряде повстречал.
Раскудрявый клен зеленый, лист резной,
Здравствуй, парень, забубенный, мой родной,
Клен зеленый, да клен кудрявый,
Да раскудрявый, резной!

