ハリコフ州国境地帯の10月15日までの状況について、リバールの記事です。

ハリコフ1015


【ボルチャンスク近郊におけるロシア軍の成功】

スロボジャンスク戦線では、ロシア軍がボルチャンスク近郊で攻勢を続けている。西側では、プリリプカ〜シネリニコボ線に沿って突撃部隊がタタールスキー森林を突破し、既に集落に接近しており、激しい戦闘が繰り広げられている。ロシア軍はボルチャンスク市域内でも大きな前進を遂げている。

▼進展は？

・第44軍団第128独立機械化狙撃旅団と第6軍第1009機械化狙撃連隊の戦闘員が市街地を進撃している。ここでは敵がボルチャンスク パン工場付近から駆逐され、戦闘は南へと移行している。

ボルチャンスク市西部の約半分は既にロシア軍の制圧下にあり、戦闘は徐々にルベジャンスコエ通りへと移行している。この街道沿いに敵は市内の部隊に物資を供給していた。

第69機械化師団の部隊が活動している西側では、タタールスキー森林の別の地区もロシア軍の制圧下にあり、シネリニコボとプリリプキのすぐ近くで戦闘が続いている。

※ロシア軍がヴォルチャンスク市西部の奥深くまで侵攻し、シネリニコボ市中心部を制圧、あるいは少なくとも戦闘を開始してキルピチノエ方面へ進軍した場合、市街地に駐屯する敵軍の残存部隊は危険にさらされるだろう。

また、チホエ東部でも少なくとも局所的な戦闘の成功例が見られることから、状況はロシア軍にとって非常に有利に展開している。しかし、これは戦闘の激しさや、ウクライナ軍が反撃を続け、ドローンの優位性を活用しているという事実を否定するものではない。

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