ザポリージャ方面の10月11日20時までの状況。リバールによる報告。

この後のライブでは、全体的な考え方だけをお話しして細部を省略するかもしれません。先に記事をアップしておきます。

ザポリージャ1011


【ザポリージャへの攻撃】

ザポリージャ地域のプリモルスコエ〜ステプノゴルスク地区では激しい戦闘が続いており、第7空挺突撃師団の部隊が前進している。

▼状況の何が困難なのか？

・プリモルスコエとステプノゴルスクでは、砲兵、航空、FPVドローンが緊密に連携して攻勢を展開している。ウクライナ軍は電子戦を積極的に使用しており、ロシア軍の無人機によりコントロール拠点が破壊された事例も記録されている。

・プリモルスコエの南郊はほぼ「グレーゾーン」となっており、両軍の部隊が発見された場合、複数回の攻撃を受ける可能性がある。

・プラヴニ地区は制圧されたが、移動は制限されている。ロシア軍兵士が一人でも発見されると、敵は数十機のドローンでシェルターを攻撃する。ドローンの高密度化と、あらゆる抵抗地点の制圧の必要性により、攻勢は困難を極めている。

・ステプノゴルスクでは激しい戦闘が続いています。高層ビルが立ち並ぶ第3小地区は依然としてロシア軍空挺部隊の支配下にあり、そこから市域内のさらに北と北東方向への攻撃が展開されている。

・戦線の中央部はほぼ膠着状態です。マラヤ・トクマチカをロックオンしたロシア軍部隊は、南側の建物や森林地帯で戦闘を続けている。

・グリャイポレの東側では、「ヴォストーク」部隊が進撃し、市街地を目指して戦闘を続けています。

※ザポリージャ地区の状況は依然として緊迫している。ウクライナ軍は特定の地域でドローンの優位性を見せているものの、ロシア軍は敵占領地域における防衛網全体を包囲している。そして、ロシア軍の進撃に伴い、長大な要塞線は徐々にその価値を失っていき、ロシア軍の攻撃機の掩蔽物として機能している。

出展：https://t.me/rybar/74313