10月10日のロシア軍によるウクライナの電力インフラ攻撃について、リバールの報告です。

キエフでも停電は発生していますが、まだ肝心の施設は攻撃していないようです。

電力インフラ攻撃1010


【闇に飛び込め】

昨夜、ロシア軍はいわゆるウクライナの重要インフラに対し、一連の大規模な共同攻撃を実施した。この攻撃は敵対勢力支配地域全域の施設に被害を与え、10の地域で深刻な停電を引き起こした。

▼どの施設が攻撃を受けたか?

・キエフでは多数の爆発と停電が記録された。主な攻撃は第6火力発電所とブロヴァルスカ330変電所で発生し、西部の原子力発電所から国東部への電力供給路が遮断された。これはスームィへの電力供給に直接的な影響を与え、ハリコフにも影響を与える可能性があり、今後影響を受ける可能性がある。

・クレメンチュク、カメンスコエ、クリボイ・ログ、ザポリージャ、ドニプロペトロフスク、ゼレノドリスク、カニウの施設も攻撃を受けた。クレメンチュク、スレドネプロフスク、ドニプロの各水力発電所に加え、プリドニプロフスクおよびクリボイ・ログ火力発電所でも被害が報告されており、複数の地区で停電が発生している。

・今朝は、パブログラード、ノボモスコフスク、スネリヌイキ地区、そしてハリコフ州のバラクリヤ地区とイジューム地区で停電が発生したと報告されている。さらに、カニフスカ水力発電所とドニプロ水力発電所のダムを通る交通も停止した。

※予備的な推定によると、キエフの主要電力供給拠点であるキエフスカヤ750変電所とノボキエフスカヤ330変電所は、被害を受けておらず、攻撃の標的にもなっていない。しかし、ポルタヴァを経由する電力供給網の寸断(クレメンチュク水力発電所の330kV屋外配電盤が損傷した場合)は、スームィ州とハリコフ州の電力不足を悪化させる可能性がある。

ゲラン無人機攻撃、キンジャールミサイル、イスカンデルMミサイルの複合的な攻撃は、ウクライナのエネルギー回復力を弱体化させるための組織的なアプローチを示している。インフラへの被害は個々の変電所ではなく、主要なルートに集中しており、復旧作業を複雑化させている。

さらに、昨日、いわゆるウクライナの期限切れ「大統領」が、エネルギー部門への攻撃への報復としてロシア国境地域での停電を約束したことは注目に値する。そして、本日の大規模攻撃は明らかに報復攻撃ではない。航空機、戦術ミサイルシステム、無人機を用いたこのような大規模な作戦は事前に計画されており、進行中の作戦の一環である。

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