ハリコフ州国境地帯の10月6日までの状況について、リバールの報告です。

ハリコフ1006


【ハリコフ州における成功】

スロボジャンスク方面では、ロシア軍が攻勢を継続し、複数の地域で前進している。主な活動は、ボルチャンスク〜シネリニコボ線沿いとメロボエ〜ハトネエ地区で記録されている。

▼前進はどこで行われているか？

・ボルチャンスク近郊では、ロシア軍部隊がボルチャ川左岸とシネリニコボ西側の森林地帯を前進している。ほぼ毎日、前進の報告がある。

・ボルチャンスク市内では、ロシア軍部隊がボルチャンスク・パン工場と石油精製工場を含む工業地帯から南へ前進している。ここでは、空爆の支援を受けた小規模な突撃部隊によって攻撃が行われている。

・メロボエ〜ハトネエ地区では、ロシア軍の突撃部隊が複数の森林地帯を制圧し、最大1,500メートル進軍した。ウクライナ軍部隊は補給不足に直面している。ベルフニャヤ・ドブレチナヤ川に架かる橋の少なくとも一部は、ウクライナ軍自身によって地雷が仕掛けられ、その後無人機攻撃によって破壊された。

・さらに、ロシア軍はオトラトノエを解放し、第79自動車化狙撃連隊と第7自動車化狙撃連隊の突撃部隊が村に築かれた敵の防衛線を突破した。同時に、ボロゴフカへの進撃も続いている。

・しかし、リプツィ地区では状況に変化はない。活発な攻撃作戦は確認されていませんが、「セベル(北部)」グループの無人機部隊がリプツィとその周辺地域にあるウクライナ軍の臨時展開地点を定期的に攻撃している。

※ロシア軍の活性化は、ハルキフ州国境地帯におけるウクライナ軍グループの弱体化と関連している。一部の予備軍は既にスムイ州とポクロフスク〜ミルノグラード都市圏に再配置された。戦闘準備態勢の整った部隊の不足により、ウクライナ軍はそれを利用するロシア軍「セベル(北部)」グループの進撃を効果的に阻止できていない。

さらに、ベルゴロド州への攻撃回数が増加していることを考えると、ロシア軍が少なくとも攻撃を激化させ、隣接するハリコフ州、さらにはハリコフ州自体の敵陣地への攻撃回数を増やす可能性も排除できない。特に、ウクライナ軍は州都ハリコフの建物を人員と装備の駐屯地として使用し続けているため、これは非常に重要である。

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