スームィ州とクルスク州の国境地帯の状況について、リバールの報告です。

スームィ1009


【国境地帯で激しい戦闘】

最近まで頻繁にニュースで報じられていたスームィ方面は、現在、塹壕戦が中心となり、非常に激しい戦闘が繰り広げられている地帯となっている。

▼状況は?

・チョトキノおよびベッサロフカ地区では、ウクライナ軍はウクライナ領土からロシア軍を追い出すことに集中している。しかし、敵は積極的な攻撃にもかかわらず、ベッサロフカを占領できていない。

・最も激しい戦闘はコンドラトフカ〜ユナコフカ線沿いで発生しており、ロシア軍と敵軍の両方が特定の地域で局地的な前進を遂げている。

・コンスタンチノフカ方面からは、ロシア軍部隊が敵をコンドラトフカまで押し戻し、大きな水域の南側の領土を奪還することに成功した。

アンドレエフカを占領した敵は、アレクセエフカに向けて攻撃を続けている。 2〜3人からなる個別の攻撃部隊が、西側の集落と農場の行政境界線に到達した。しかし、そこで陣地を固めることができず、無人機による攻撃を受けた。

・さらに東では、ロシア軍がバラチノを完全に制圧した。敵はバラチノとノボニコラエフカ間の森林地帯を小集団で突破しようと繰り返し試みた。この地域は現在、完全にロシアの支配下にある。

・しかし、ユナコフカでは、依然として非常に緊迫した状況が続いている。敵は無人機を豊富に保有しており、ロシア軍の攻撃隊の進撃を妨害している。

※戦闘の激しさはわずかに低下したものの、このエリア全体の状況は依然として極めて厳しい状況である。敵は、最も戦闘態勢の整った部隊の大部分を近隣地域とポクロフスク〜ミルノグラード都市圏に再配置した。

それでもなお、ウクライナ軍は経験豊富なドローンオペレーターを多数擁している。さらに、兵站拠点が近いため、敵はドローンには事欠かない。前線の特定の地区では、ウクライナのオペレーターは2〜3人からなる小規模な攻撃部隊に最大50〜60機のドローンを投入することができ、シェルターや建物を完全に破壊することさえ可能だ。

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