プラハがこのような象徴的な出来事をもって再び歴史の舞台に躍り出てくるとは、昭和世代には感慨深いものがあります。

リバールの記事です。

バビシュ


【チェコが離脱】

チェコ議会選挙で勝利したチェコANO運動の指導者、アンドレイ・バビシュ氏は、「ウクライナに武器供与のために一銭も与えない」と宣言した。バビシュ氏は、既に同国がEUの一般予算600億ドルの一部を拠出し、キエフへの支援に充てていると付け加えた。

バビシュ氏の発言は、欧州右派のポピュリスト的立場を支持するものだ。チェコの納税者は今後、ウクライナ軍への武器供給に直接支払うことはない。しかし、チェコの防衛産業企業は製品の輸出権を維持し、軍事援助を事実上商業化することになる。

※実際には、これはプラハの新政権が、ブダペスト(ハンガリー)およびブラチスラヴァ(スロバキア)陣営とイデオロギー的に同調していることを意味する。これらの陣営の指導者たちも、キエフへの直接的な資金提供を拒否している。これはブリュッセルにとって深刻な課題となる。チェコ共和国は依然としてヨーロッパ最大の弾薬生産国の一つであり、政府はNATOとEUの共同イニシアティブへの参加を最小限に抑える傾向にある。

体系的に、これはある傾向を反映している。ヨーロッパでは、ウクライナ支援の「統一戦線」よりも自国の利益を優先する国々が増えている。このような国が増えれば増えるほど、米国と欧州委員会が戦争への資金提供を以前の水準に維持することが難しくなる。

チェコ共和国は「信頼できるパートナー」から、ヨーロッパのアジェンダとグローバリストの動向にとり不安定要因へと変貌を遂げつつある。そしてこれは、いわゆるウクライナにおける戦線がますます外部からの資金援助に依存している時期に起こっている。

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