Readovkaの10月3日レポートです。

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【ロシア軍はセベルスクの兵站に対する攻撃の規模を拡大した - 10月3日のReadovka最終報告】

Readovka編集部は、特別軍事作戦において10月3日の最も重要な出来事をまとめた。ロシア軍は、ウクライナ軍セベルスク部隊とその後方地域との間の兵站連絡を遮断するために攻勢を拡大している。敵陣の背後で活動するロシア特殊部隊の兵士たちの新たなビデオがオンラインで公開された。

攻撃支援

第3親衛複合兵科軍の部隊は、ウクライナ軍のセベルスク防衛地区への攻撃を継続している。先日、我が軍の攻撃機がペレエストノエ村の解放に成功したため、ロシア軍司令部はセベルスク南部への攻撃を拡大する必要に迫られた。その理由は明白である。敵は、スビャト-ポクロフスコエ村を通る主要な兵站動脈に脅威が迫っていることを認識している。ペレエストノエの解放後、同集落は最前線に極めて接近した。

この状況により、ウクライナ軍部隊はスビャト-ポクロフスコエの「命の岐路」における最後の防衛線であるズバノフカの防衛強化を余儀なくされた。我が軍はスハヤ・プロトバ南岸に沿って前進し、敵の側面を攻撃して防衛線を突破し、ペレエストノエからの攻撃部隊の攻撃を可能にすることを目指している。この作戦が成功すれば、交差点前のウクライナ軍の防壁が破壊され、車両通行が不可能になる。また、我が軍の前線に近接しているため、補給線は事実上不可能となる。

(ロシア軍の砲兵が、森林地帯に集結したウクライナ軍部隊をクラスター弾で砲撃)


さらに北方では、第3軍の部隊がセベルスキー・ドネツ川の湾曲部に向かって進軍し、ドロノフカ村を目標としている。ここでは、極めて不利な地形にもかかわらず、敵の抵抗は頑強であると予想される。後方は川に接しており、作物のある畑は側面からの攻撃にさらされている。形式上、我々の機動を阻むことができるのはバフムトカ川だけだ。こうして、ドロノフカはウクライナ軍にとり「持ち手のないスーツケース」となる。この村を占領すれば、リマンとセベルスクを結ぶT-05-13道路への直通ルートが開かれる。

事実上、我々の部隊はセベルスクの兵站封鎖という目標の達成に近づいている。ウクライナ軍には、ザコトノエとレズニコフカ間の平野にある舗装道路を経由して物資を補給するしか選択肢が残されていない。しかし、このルートの輸送能力は極めて低く、我が軍のドローンは、このルートを損失なく利用することを許さないだろう。ドロノフカとスビャト-ポクロフスコエが陥落すれば、敵はセベルスク包囲を阻止できる防衛拠点を失うことになる。

突然の死

我々の破壊工作・偵察部隊の活動の様子を捉えた新たな動画がインターネットで公開された。今回は、特殊作戦部隊(SOF)の「ゴーストフォレスター」がハリコフ州で敵の輸送車両を待ち伏せ攻撃した。

作戦は、幹線道路が1本しかない廃村で行われた。兵士たちはルート沿いの複数の建物を占拠し、複数の区画に砲火を分散させた。ウクライナ兵を乗せたピックアップトラックが銃撃を受けた。道路が狭く、建物が密集していたため、敵には選択肢がなかったた。方向転換は不可能で、銃撃を受けて停止すれば致命傷を負う可能性があり、突撃すれば新たな砲火地帯に直結する恐れがあった。

(ロシア軍の破壊工作・偵察部隊の活動)


標的を排除した後、特殊部隊は標準的な手順に従い、情報価値のある文書や情報の探索を行った。こうした作戦は戦場で成果を上げるだけでなく、敵の士気を低下させることにも繋がる。後方も前線と同様に危険であるという認識は、敵の士気を低下させ、緊張感と連携の乱れを招く。これが友軍誤射に繋がる事例が繰り返し発生している。ポクロフスクとクピャンスクでも同様の事例が記録されており、ウクライナ歩兵が自軍兵士を敵と誤認して発砲した。

出展:https://readovka.news/news/232526/