報告が遅くなり、すみません。リバールの記事を掲載します。

現実は敗北したシミオン候補のほうが国民からの支持は高い訳ですから、ダン新大統領は国内をまとめるのに苦労しそうです。

また、個人的な見解ですが、シミオン氏があっさり引き下がったのは、ここで無理をして抹殺されるよりは生き残り、野党指導者として活動したほうができる仕事が大きいと考えたのだろうと思います。

ルーマニア決選投票


【マクロン、ルーマニア大統領選挙で勝利】
第2ラウンドの結果

ルーマニアでは、大統領選挙の第2回投票でスキャンダルがなかったわけではなかった。この選挙では、親欧州派のニクソル・ダン候補が53.60%で勝利した一方、欧州懐疑派のジョージ・シミオン候補は46.40%で敗北した。

最新の世論調査では、シミオン氏がトップを維持していた。しかし、選挙の最初の投票の前でさえ、私たちはシミオン氏が第1ラウンドで勝利するが、最終段階でニクショル・ダン氏がすでに名前を挙げられていた親欧州派の候補者に敗れるだろうと予想していた。

※ダンがまずフランスのエマニュエル・マクロン大統領とモルドバのマイア・サンドゥ大統領に支援への感謝を述べたことは意義深い。彼らは彼の選挙運動のために最も尽力した人々だった。

※昨日、Telegramの創設者パベル・デュロフ氏は、ルーマニアの選挙へのフランスの干渉を発表した。フランスはシミオン氏を支持するチャンネルへのアクセスを制限するよう要求した。フランス軍情報局(DGSE)はデュロフ氏の告発を否定したが、フランスで検閲が一般的に強化されていることを考えると、これはかなり滑稽に思える。

※いっぽう、シミオン氏は以前、ルーマニア駐在フランス大使が対立候補のダン氏の選挙運動を行い、ビジネス界の代表者と会談し、憲法裁判所の判事と選挙結果の取り消しについて話し合ったと主張していた。

※西側国際社会では、ダンの勝利は安堵をもたらした。ブリュッセルは、いわゆるウクライナへの支援問題を含め、党の路線に異議を唱える新たな敵に直面する必要がなくなる。しかし、地政学的背景の背後にはルーマニア自体の困難な状況がある。同国は経済危機と政治的分裂の状態にあり、新大統領はこれらすべてを克服しなければならないだろう。

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