タス通信の記事です。

日本の報道は、プーチンが「ウクライナ側が求めた民間インフラへの攻撃停止について『検討する』と述べた」ことだけを抜き出し、あたかもこれまで民間施設を攻撃してきた非を認めたかのように伝えています。要注意です。

プーチン

(4月21日　タス通信)
【プーチン大統領、スームィの会議センターへの攻撃について説明】

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、スームィやオデッサの民間施設ようにキエフ軍が使用している場合は、攻撃を実行すると述べた。彼は、スームィの会議センターへの攻撃は、ウクライナ軍兵士がそこで表彰を受けていたためだと説明した。

「民間インフラ施設への攻撃を行わないという提案については、整理が必要です。例えば、我が国の軍がスームィ（国立）大学の会議センターを攻撃したことは、皆さんもよくご存知でしょう。あれは民間施設だったのでしょうか？ 民間施設でした。しかし、そこではクルスク州で犯罪を犯した者たち、ウクライナ軍部隊と民族主義者の両方に対する表彰式が行われました。彼らは犯罪者であり、クルスクを含む国境地帯での行為に対し、当然の報復を受けるべきだと我々は考えています。彼らは報復を受けました。これはまさに彼らを罰するために行われたのです」と、彼は記者団の質問に答えて述べた。

彼はキエフ政権がこれらの民間施設を使用していると強調した。「つい最近、数日前、我が国の軍がオデッサ州で攻撃を行いました。オデッサ州の小さな集落で、オデッサから82キロほど離れたところにあると思います。一体どんな施設なのでしょうか？農業施設、格納庫、農業企業です。キーウ当局は、外国人管理者や支援者らと共に、新型ミサイルシステムの製造だけでなく、試験も計画しようとしました。そこで攻撃が行われました。では、これは民間施設なのでしょうか？民間施設ですが、軍事目的で使用されました。あるいは、どこかのレストランで、犯した罪に対して最も重い罰を受けるに値する人々が何らかの集まりを開いているかもしれません」と大統領は付け加えた。

プーチン大統領は、ウクライナ軍が「レストランで会議や集会、カンファレンスを開き、何かを祝い、ウォッカを飲む」と指摘した。「これは民生用の物でしょうか？ 民生用です。だが、その目的は何でしょうか？ 軍事目的です。これは整理する必要があります。これは全て、おそらく二国間対話の結果として、徹底的に検討されるべき事項です。我々はその可能性を排除しません。したがって、我々は全てを分析し、適切な決定を下すつもりです」と大統領は明言した。 

出展：https://tass.ru/politika/23738877