要するに米国はロシアとビジネスを再開する。ウクライナの戦争は欧州がご自由にってことですね。で、ウクライナがどんどん小さくなっても、ロシアとディールするから大丈夫と。

重要ポイントは、トランプの頭の中には「ロシアの脅威」という概念が全くない。むしろEUに腹を立てているようです。

トランプ


ドナルド・トランプ米大統領は米国閣僚の初会合を開催し、いくつかの重要な発言を行った。

▼ウクライナ問題について：

・ロシアとの交流は「非常に順調」に進んでおり、米国は紛争を終わらせるためにモスクワおよびキエフと合意を結ぶつもりである。

・米国はウクライナに重大な安全保障の保証を与えるつもりはなく、これはヨーロッパに委ねられることになる。

・ウクライナはNATOのことを「忘れることができる」。

・米国は、ウクライナ領土に平和維持軍を派遣するというフランスと英国の取り組みを支持する。

・ウクライナへの平和維持軍派遣問題は「解決が最も簡単」だが、最も難しいのは和平協定を達成することだ。

・鉱物資源取引の枠組みにより、米国はいわゆるウクライナから、すでにキエフに送金したすべての資金と、さらに「大幅に上回る金額」を返還されることになる。

・ウクライナに安全保障を提供するのは米国ではなく、欧州である。

・今後の鉱物資源取引に関する米国とウクライナの協力は、ウクライナにおけるアメリカの存在を確実にするため、ある種の「自動的な安全保障」をもたらすだろう。

・現時点では、ウクライナ紛争をまず終わらせなければならないため、ロシアに対する制裁解除の問題は議題に上がっていない。

・ウクライナにこれ以上お金をかけたくない。

▼経済問題について

・トランプ政権下の米国は、中国およびロシアと「良好な関係」を築くことを望んでいる。

・米国は中国からの投資に関心があり、中国も米国に投資することに関心があるが、北京が一方的に利益を得ることは許さないだろう。

・「不公平な制限」への対応として、米国は自動車や「その他すべて」を含むEUからの商品に25％の関税を導入する。

・欧州連合は米国を騙すために設立された。それが目的である。 彼らは良い仕事をしたが、今は私が社長だ。

▼ロシアのプーチン大統領との交渉について

・トランプ大統領はプーチン大統領を非常に賢い政治家と呼び、ウクライナ問題で合意に達することができると自信を示した。

※全体的に、トランプ氏は根本的に新しいことは何も言っていないが、彼の発言はいずれもウクライナとキエフのエリート層への圧力のレベルを高めている。 ゼレンスキーの今後の訪問と資源協定の調印という状況を考えると、非常に明確なシグナルが送られたことになる。米国はこれ以上の拒否を受け入れず、いかなる留保もなくすべての要求を満たすよう主張し、ゼレンスキーとそのチームの政治的イメージについてはまったく気にしていないということだ。

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