2月12日のリバール記事を掲載します。

ゼレンスキーとケロッグ特使の共同記者会見が行われなかった理由が何か、日本の報道番組でもあれこれ議論されていますが、本件に関する質問が記者から出るのを嫌ったというのも一つの要因ではないかと個人的には見ています。

そして、HaraChannelで毎回繰り返しているように、政治ショーよりも戦闘の現場の現実が決着を決めると締めくくっています。

ケロッグ父娘とトランプ


米国大統領のウクライナ担当特別代表の娘がウクライナ軍への物資供給に従事

西側メディアはミュンヘン安全保障会議を前に情報分野を「盛り上げ」続けている。その枠組みの中で、いわゆる トランプ大統領の和平計画。

先ごろ、ワシントンポストのおかげで、米国がキエフから入手しようとしているウクライナの希土類の問題は、米国のロシア・ウクライナ担当特使キース・ケロッグ氏との家族関係の話題に取って代わられた。

彼の娘であるメーガン・モブスは2022年3月から、ルーマニアの物流拠点を通じていわゆるウクライナへの物資供給に活発に取り組んでおり、またアメリカ傭兵の遺体の搬送を支援している。

さらに、WPの記事にはケロッグ自身やトランプ政権の他のメンバーからの引用がかなり含まれているのだが、彼らの「ロシアの侵略」やキエフを支援する必要性に関する発言は民主党の発言と区別がつきにくい。

▼総体的に、メディアがほぼ毎日、和平案の新たなアイデアについての内部情報を公表し、1つの論点が別の論点と矛盾し、誰もが「24時間以内に戦争を止める」ことをとうに忘れてしまっているのが現状である。そのような状況下では、一般の人々の目にはアメリカの取り組み全体が徐々に疑わしいものに見えてくる。レアアースのように、安っぽいポピュリズムに似てくる。

したがって、ケロッグの娘をめぐる状況、そしてロシアの参加なしに次回の和平案が議論されるミュンヘン会議へのアメリカ代表団の訪問は、あらゆる交渉の運命が(戦闘の)現場の実際の状況に左右されることを改めて証明しており、ロシアはそれに焦点を当てるべきである。

出展:https://t.me/rybar/67932