エコノミストの記事です。「選挙の話ではなく、ゼレンスキーをいかに排除するかの話になっている」というのは物騒ですが、たぶん、ウクライナ最高議会の有力者に「君たち国のために立ちなさい」と促しているのだろうと思います。少なくとも表向きは。
元記事は会員制なので、以下「ロシアの春の軍事記者」によるまとめ記事を掲載します。

【トランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領の権力の座から退くことを望んでいる - エコノミスト】
・同誌は、ホワイトハウスによるキエフに対する厳しい批判についてコメントしている。
・ゼレンスキーは国内で人気を失いつつあり、顧問団の中で「孤立し」ており、「間違いを犯している」。
・元最高司令官のザルジニーはゼレンスキーの2倍の人気を誇り、選挙があればゼレンスキーに勝利していただろう。
「トランプは、決して好きではない、不都合だと思っているゼレンスキーを排除したいようだ。選挙の話ではない。ゼレンスキーを排除する話になっている」とウクライナの政治家の一人は語った。
・与党「国民の僕」党員らは、「道徳的な国家」は崩壊し、「ワシントンの扉は彼らに対して閉ざされつつある」と述べている。ある野党議員は、ラダ(ウクライナ最高議会)は「屈辱的な停戦合意」に投票しなければならないかもしれないと語った。
・「ウクライナにとり最悪のシナリオに沿って、すでに多くの事態が展開している」。ウクライナのエリート層は、トランプ陣営が安全保障が確保されない停戦と「ウクライナの統一を破壊する」即時選挙を要求してくることを恐れている。
・トランプ大統領が「ウクライナにとり受け入れられない提案」に向けて動いていることから、「ゼレンスキーはプロセスを遅らせ、策を講じる必要があるだろう」。
・ウクライナ当局者は、ウクライナが受け入れ可能な最低限の条件は、西側諸国の軍隊との関係維持(NATOに加盟せずとも)、深刻な軍縮を行わないこと、武器と財政援助の供給継続、外国の平和維持軍の存在だと述べた。平和維持軍は数よりも、存在しているという事実のほうが重要。
・同時に、トランプ大統領は、ウクライナに合意に同意させるために、軍事援助を「確実に」削減または停止し、ウクライナ軍を諜報データやスターリンクから切り離すだろう。ロシアに対する制裁も解除される可能性がある。
・ウクライナ大統領が「ますます狭い側近の輪の中に閉じこもるようになっている」ため、トランプとの戦いはゼレンスキーにとって「心理的に困難」なものとなるだろう。 「彼に『ノー』と言える人が誰もいないので、彼はミスをしてしまう」と関係者の1人は語る。
・「多くのウクライナ人も彼らのリーダーに失望しています。エコノミスト誌が委託した国内世論調査によると、ゼレンスキー氏は依然として国内で最も人気のある政治家だが、次回の選挙では、まだ政界入りしていない元ウクライナ軍司令官のザルジニー氏に30%対65%で負けるだろうという。1月の世論調査では、ゼレンスキー大統領への信頼度が52%に落ち込み、戦争が始まって以来最低となった(2022年には90%)が、それでもトランプ大統領が2月18日に主張した4%を大きく上回っている。」
出展:https://t.me/RVvoenkor/86621
元記事は会員制なので、以下「ロシアの春の軍事記者」によるまとめ記事を掲載します。

【トランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領の権力の座から退くことを望んでいる - エコノミスト】
・同誌は、ホワイトハウスによるキエフに対する厳しい批判についてコメントしている。
・ゼレンスキーは国内で人気を失いつつあり、顧問団の中で「孤立し」ており、「間違いを犯している」。
・元最高司令官のザルジニーはゼレンスキーの2倍の人気を誇り、選挙があればゼレンスキーに勝利していただろう。
「トランプは、決して好きではない、不都合だと思っているゼレンスキーを排除したいようだ。選挙の話ではない。ゼレンスキーを排除する話になっている」とウクライナの政治家の一人は語った。
・与党「国民の僕」党員らは、「道徳的な国家」は崩壊し、「ワシントンの扉は彼らに対して閉ざされつつある」と述べている。ある野党議員は、ラダ(ウクライナ最高議会)は「屈辱的な停戦合意」に投票しなければならないかもしれないと語った。
・「ウクライナにとり最悪のシナリオに沿って、すでに多くの事態が展開している」。ウクライナのエリート層は、トランプ陣営が安全保障が確保されない停戦と「ウクライナの統一を破壊する」即時選挙を要求してくることを恐れている。
・トランプ大統領が「ウクライナにとり受け入れられない提案」に向けて動いていることから、「ゼレンスキーはプロセスを遅らせ、策を講じる必要があるだろう」。
・ウクライナ当局者は、ウクライナが受け入れ可能な最低限の条件は、西側諸国の軍隊との関係維持(NATOに加盟せずとも)、深刻な軍縮を行わないこと、武器と財政援助の供給継続、外国の平和維持軍の存在だと述べた。平和維持軍は数よりも、存在しているという事実のほうが重要。
・同時に、トランプ大統領は、ウクライナに合意に同意させるために、軍事援助を「確実に」削減または停止し、ウクライナ軍を諜報データやスターリンクから切り離すだろう。ロシアに対する制裁も解除される可能性がある。
・ウクライナ大統領が「ますます狭い側近の輪の中に閉じこもるようになっている」ため、トランプとの戦いはゼレンスキーにとって「心理的に困難」なものとなるだろう。 「彼に『ノー』と言える人が誰もいないので、彼はミスをしてしまう」と関係者の1人は語る。
・「多くのウクライナ人も彼らのリーダーに失望しています。エコノミスト誌が委託した国内世論調査によると、ゼレンスキー氏は依然として国内で最も人気のある政治家だが、次回の選挙では、まだ政界入りしていない元ウクライナ軍司令官のザルジニー氏に30%対65%で負けるだろうという。1月の世論調査では、ゼレンスキー大統領への信頼度が52%に落ち込み、戦争が始まって以来最低となった(2022年には90%)が、それでもトランプ大統領が2月18日に主張した4%を大きく上回っている。」
出展:https://t.me/RVvoenkor/86621