ロシア国防省が、ドルジバとジェルジンスク(トレツク)の解放を発表しました。

実は、あまりスッキリしません。たぶん、いつでも発表しておかしくない状況だったのでしょうが、クルスク州の状況が国民に不安を与えることを懸念し、このタイミングで公表したのではないか。旗を掲げる映像などもなく、どうも正式発表のための準備をして満を持してという感じではない印象です。

ドルジバ解放


ジェルジンスク方面:ドルジバは解放されたのか?
2025年2月7日16時時点の状況

ジェルジンスク方面から、今週2度目の集落解放に関する報告を受けた。今回、ロシア国防省はドルジバの完全な支配を宣言した。

最初の報告は8月下旬から9月上旬にかけて現れたが、後に双方の客観的確認映像によって反証された。

・ロシアの情報源と敵の情報源の両方が、ガイダル通りとグリボエードフ通りの集落郊外の家屋への攻撃の映像を随時公開した。実際、この集落の郊外は双方が襲撃を行ったグレーゾーンだったが、ウクライナ軍による反撃の試みにもかかわらず、9月から11月にかけて村の大部分はロシア軍に占領されていた。

・私たちが入手した最新情報によると、ウクライナ軍は依然としてディレエフカとダチノエの方向から車両に飛び乗って旋回する能力を保持している。しかし、ジェルジンスクの大部分が解放され、少なくとも一部の部隊が解放されたことを考えると、ロシア軍が北方への進撃を強化した可能性は十分にある。

※しかし、現時点では、誰の側からの客観的確認映像も、ドルージバの完全な解放を明確に確認または否定することをまだ可能にしておらず、私たちの情報源は暫定的に、敵軍が村の郊外に残っていると語っている。

同時に、この方向では、集落地域の全面的な改名に伴う混乱が確実に生じるであろうことは断言できる。

出展:https://t.me/rybar/67817

トレツク解放


ジェルジンスクの戦い:都市の正式解放
2025年2月7日18時時点の状況

私たちがドルージバの状況に関する記事を公開したちょうどその時(上の記事)、ロシア国防省が新たな声明を発表し、それによれば、ジェルジンスクをめぐる数か月に及ぶ戦いは終わり、この都市は正式に解放されたとのことだ。

12月下旬から1月にかけて攻勢が激化して以来、市内の住宅ビルのほぼすべてがロシア軍部隊によって長らく占拠されている。攻撃の結果、敵軍はトレツク炭坑の廃土山を含む郊外にのみ限定的に存在し続けた。

ロシア国防省が報告書で使用している地図によれば、クリムスコエもトレツク炭坑も、ジェルジンスク行政区域内に敵軍が居るとはみなされておらず、あらゆる面から敵軍は明らかに消滅した。

出展:https://t.me/rybar/67819