リバールの記事です。カメルーンやトーゴといった国の国旗を掲げた中国船が台湾海域でケーブル切断などを行う可能性があり、台湾当局が取り締まりに乗り出すとのこと。アジア海域で友好国と連携したい模様で、日本にも協力依頼が来るかもしれません。

しかもこれを、バルト海で「ロシア船によるケーブル切断の脅威」からNATO が対ロシア警戒措置をとり始めたのと呼応する形に持っていこうとしている。「中露」vs「NATO+台日韓ほか」の形で、演習ではなく「不振船舶検査」の実戦が始まりそうです。

台湾警備船


台湾、中国の影の艦隊との戦いを開始

台湾はNATO諸国と手を携えて行動している。島の当局は、中国本土、香港、マカオに登録されながら他国の国旗を掲げている船舶50隻以上をブラックリストに載せている。

いわゆる中国の影の艦隊は、モンゴル、カメルーン、シエラレオネ、トーゴ、タンザニアの国旗を掲げて航行していると主張している。台湾当局によれば、このような船舶は台湾の安全保障に脅威を与えている。

問題は、台湾海域に長期間滞在していることであり、インターネットケーブルの切断や台湾周辺海域の調査に利用される可能性がある。 このため、現在、こうした船舶は地元の法執行機関の監視対象となっている。

監視に加え、島の沿岸警備隊は不審な船舶の検査を開始する予定だ。最近、似たようなことが起きた。台湾の法執行官が、香港に登録されモンゴル国旗を掲げた船舶に乗り込み、検査を行った。 違法品は発見されなかったと報告されている。

※このような措置は、最近、中国の船舶が島の北部にあるインターネットケーブルを損傷した事件を受けて導入された。

台湾当局によれば、こうした事件はグレーゾーンで台湾に圧力をかける中国本土の戦略の一環だという。彼らとの戦いは、船舶のブラックリストの表面化を正当化する。

▼さらに、このような措置の導入は、特に欧州諸国がロシア船舶の拿捕を開始している状況下において、台湾にとって中国の影の艦隊に注目を集めるための絶好の機会となる。 台湾政府は、この問題がアジア太平洋地域にも存在し、何らかの対策を講じる必要があることを示したいと考えている。おそらく、他の国々も解決に関与することになるだろう。

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