以前ご紹介した「マートゥシュカ」や先週紹介した「シグマ・ボーイ」など、R-POP曲がサッカーのセリエAの試合にも度々採用されているという現象が欧州で起きています。

以下はRussian Todayからですが、記事中の「ロシアのトゲ」について。「занозонька」という単語は、破片やトゲという本来の意味から派生して「苦痛」という意味もあります。日本語と似ていますね。

(Russian Today)
【「母なる大地」から「偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは」まで - なぜロシアの歌がヨーロッパのサッカー界で流行っているのか?
「膨れ上がった」ウクライナ人がヨーロッパ中を駆け回ってゴーリキーとマヤコフスキーの上演禁止を要求してきた一方で、「ロシアのトゲ」が現象化し始めたと広報担当のイーゴリ・マルツェフは書いている。】

下は記事にある「偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは」。「デューナ(Дюна)」というグループの曲です。リリースは1991年、ソ連崩壊の年。架空の都市「ボドゥン」と、その言葉の意味「二日酔い」をかけている詞。バンドのギタリスト、ドミトリー・チェトヴェルゴフが昔インタビューで語った中に「私たちは、とげとげしい...ロシアのサボテン。私たちはそのように存在しています」という言葉があります。まさに、その通り。今は、その腫れの痛みを、西側諸国に逆輸出。ジワジワと効いているようです。
バラライカを取り入れたサウンドが、ロシアっぽくていいですね。

(ぜひ他の楽曲もお楽しみください。旧ソ連音楽関係の記事はこちらをクリック。)



「偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは」デュ―ナ

大都市は年々成長している
一年中いつでも人々のために
偉大な国が我々を迎えに来る
それでは、こんばんは
偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは!

お会いできて嬉しいですが、
体調が優れない方がおられましたら
こうお答えします、医者はいませんと
病気は良質のワインで治ります
それでは、こんばんは
偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは!

夜明けにギターの弦の音が聞こえている
そして新鮮な風がそれを地球全体に運ぶ
これらの歌は白人にも鋳鉄にも歌われている
ボドゥンより美しい街は世界中に存在しない

偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは!
へィ!偉大なるボドゥン(ひどい二日酔い)からこんにちは!


"Привет с большого бодуна" Дюна

Год за годом растут большие города
Всё для народа в любое время года
Нам навстречу встаёт великая страна
Так добрый вечер. Привет с большого бодуна!

Мы рады встрече, но если кто-то нездоров
Так я отвечу, что мы без докторов
Болезни лечим бокалом доброго вина
Так добрый вечер. Привет с большого бодуна!(Привет с большого бодуна!)

На рассвете всё слышен звон гитарных струн
А свежий ветер разносит по планете
Песни эти, поют и белый, и чугун
Нет на свете прекрасней города Бодун

Привет с большого бодуна!
Эх! Привет с большого бодуна!


資料:上のRussian Today記事に添えられた映像。セリエA試合に、ロシアのポップスが次々と採用されている。(チーム広報が流している試合告知のアニメ動画)

https://t.me/rt_russian/224558

インフルエンサーたちの楽しい振り付け動画も、この曲のロングヒットを後押ししている。