ウクライナ軍によるロシア旧領土への大規模攻撃に関するリバールの記事です。

リバールは「攻撃を受けた場合に映像や地図をSNSにアップしないよう国民教育を徹底すべし」と繰り返し強調しており、地図のみの掲載です。

ロシアへの大規模攻撃


新年初のウクライナ軍によるロシア地域への大規模ドローン攻撃について

比較的長い小休止期間を経て、ウクライナ軍は新年に入って初めて、約100機のドローンを使い、ロシアの後方および国境地域の工業施設に対して大規模な無人機襲撃を実施した。

・最も大きな被害はサラトフ州で発生した。無人航空機のほとんどは撃墜されたが、いくつかの攻撃が命中した。ドローンが主要な燃料・エネルギー複合施設であるサラトフ石油精製所を攻撃。隣接するエンゲルスにあるロスレゼルブ石油貯蔵所「クリスタル」が、1週間で2度目の被害に遭った。現時点では、両現場で事故の余波の除去作業がまだ続いている。

・タタールスタン共和国のカザンがドローン攻撃を受けた。予備データによると、攻撃にはリュティ型とペクロ型の無人航空機が参加した。カザノルグシンテス企業付近の地元の液化ガス集積基地の領域に数発の弾頭が命中した。現在、現場では複数のガスタンクが燃え続けている。

さらに、目撃者らはジルプロシャトカ地区と航空機工場地区でドローンが飛行し、防空システムが作動したと報告した。近くには大きなS.P.ゴルブノフ記念カザン航空工場がある。ウクライナ軍が攻撃しようとしていたのはおそらくここだった。すべての目標は接近時に迎撃され、被害は発生しなかった。

特別作戦以来初めて、カザンの南東数百キロにあるアルメチェフスク市で防空活動が観測された。インターネット上で配信された映像のおかげで、ウクライナ軍のドローンが石油製品の輸送に関連する物体を攻撃しようとしていたことが立証できた。

・ブリャンスク州では、セルツォ村のブリャンスク化学工場が夜間に大規模な攻撃を受けた。ロシア国防省によれば、襲撃にはATACMSミサイルやストームシャドウミサイル、無人機が使用された。被害の正確な範囲は不明だが、入手可能なデータによると、少なくとも1回の飛行が同社の敷地内で記録されている。

・オリョール州でさらに17機の無人航空機が撃墜された。ヴォロネジとクルスクで数機の撃墜が確認されたが、いずれの場合も被害はなかった。トゥーラ州ではドローン16機が撃墜され、アレクシン市に破片が落下したのが記録された。

・ロストフ州のミレロフスキー地区とタラソフスキー地区の上空で14機のドローンが迎撃された。死傷者や被害の報告はない。

※もう一度、着弾地点のほとんどが地元住民により撮影された多数の映像によってのみ特定されたことは注目に値する。これは、このような行為の結果について住民との十分な話し合いがなかったことを示している。これは特にサラトフとエンゲルスに関係する。

出展：https://t.me/rybar/67142