ウクライナ軍に捕らえられたアジア系の兵士2名が実際に北朝鮮兵であるか否かに関わらず、外交上は北朝鮮兵であることで既成事実化し事態は進行しています。

ウクライナは当然、韓国にとり貴重な人的資源を提供する訳ですから、何らかの見返りを求めるでしょう。「対北」の大義名分のもとに、韓国がウクライナに軍事協力する行為が韓国内で正当化されかねません。そして重要なのは、日本が巻き込まれないこと。

韓国


(1月14日 YONHAP NEWS AGENCY)
【捕虜となった北朝鮮兵士が韓国への亡命を希望する場合、韓国はウクライナと協議する予定:ソウル】

韓国政府は、ウクライナに捕らえられた北朝鮮兵士が亡命を要請した場合、彼らを韓国に連れ戻すことについてウクライナと協議する予定であると、外務省が火曜日に発表した。

外務省のイ・ジェウン報道官は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が最近、ロシアのために戦っていた北朝鮮兵士2人がロシア西部のクルスク州でウクライナに捕らえられたと明らかにしたことを受けて、定例記者会見でこの発言をした。

ゼレンスキー大統領が後に共有した動画では、北朝鮮兵士の1人がウクライナ人は皆良い人かと尋ね、通訳が肯定的に答えた後、「ここに住みたい」と言っているのが見られた。

「北朝鮮兵士は憲法上、我が国の国民であるため、(政府は)彼らが韓国への亡命を要請した場合、ウクライナと協議する予定だ」と報道官は述べた。

韓国憲法は朝鮮半島全体を自国の領土と定義しており、事実上、朝鮮半島の住民全員が自国の国民であると認めている。

しかし、同省報道官は、捕らえられた2人の兵士はいずれも韓国に亡命する意向を示しておらず、韓国の関係当局は現在、彼らに関する問題についてウクライナと連絡を取っていると付け加えた。

日曜日、韓国の情報機関は、ウクライナが先週北朝鮮兵士2人を捕らえたことを確認し、関連情報の共有を継続するためウクライナの情報機関と緊密に協力することを約束した。

北朝鮮は、対ウクライナ戦争でロシアを支援するために約1万1000人の兵士を派遣したと推定されている。国家情報院によると、そのうち300人が死亡し、約2700人が負傷したとみられる。