さあ、ジョージア大統領選挙が12月14日にやって来ます。普通に実施されれば、西側の意向どおりに動いている現職のサロメ・ズラビシュヴィリは落選確実ですが、抗議活動主催者側は、あらゆる手段で何としても阻止しようとしています。

以下、タス通信の記事です。

グルジア抗議活動

(12月10日 タス通信)
【ジョージア治安局:抗議活動の主催者は選挙を妨害する計画を立てている】

トビリシの反政府集会の主催者らは、12月14日に予定されているグルジア大統領選挙を妨害しようとしている。ジョージア国家保安局(SSS)が声明で明らかにした。

「入手した情報によると、破壊・犯罪行為の主催者らは、2024年12月14日に予定されているジョージア大統領選挙が確実に行われないように計画しており、人為的に権力の危機を引き起こすであろうジョージア第6代大統領の選出を阻止するために全力を尽くすことを期待している」と声明文は述べている。

「犯罪の主催者らは、火曜日、水曜日、木曜日に部分的に状況を可能な限りエスカレートさせ、その後金曜日に2人か3人の犠牲を払う可能性を検討している。抗議活動の罪を増やし、過激な感情を助長させるためである。彼らの計画によれば、それは制御不能なプロセスにエスカレートするはずであり、これについて当局が非難されるよう仕向けるだろう」と諜報機関は付け加えた。

ジョージア国家安全局は国民に対し、怪我をしないよう最大限の注意を払うよう呼び掛けている。同時に当局は、不審な状況や挑発の試みがあった場合には、何が起こっているかをビデオカメラで撮影し、法執行機関に連絡するよう国民に求めている。

ジョージアの集会

11月28日にジョージアで新たな抗議の波が始まった。抗議活動は国会近くで毎日行われ、一晩中続き、特殊部隊が特殊な手段を使ってデモ参加者を解散させることで終わることも多い。集会が最も緊張したのは抗議活動の初期で、抗議活動参加者の過激派グループが警察に対して花火を使用し、国会議事堂に損害を与えようとした。これに対し特殊部隊は放水銃や催涙スプレーを使用した。 300人以上が拘束され、双方に死傷者が出た。

抗議活動の理由は、与党「グルジアの夢・ジョージア民主主義」党が、2028年末までEU加盟交渉問題を議題に含めないこと、そして加盟国からの予算補助金をすべて拒否することを決定したというイラクリ・コバヒゼ首相の声明であった。政府首脳によれば、その理由は、加盟協議の開始に関するEUからの絶え間ない脅迫、議会で採択された多くの法律の廃止要求、グルジア当局に対する制裁発動の要求であるという。

出展:https://tass.ru/mezhdunarodnaya-panorama/22627607?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=smm_social_share