トレツク方面の12月9日18時現在の状況です。

トレツク1209


アレクサンドロ〜カリノボ方面：乳製品工場近くの「ポケット」の清算とザバルカ小地区の大部分の解放
2024年12月9日18時現在の状況

アレクサンドロ〜カリノボ方面におけるウクライナ軍の重要な防衛拠点であるジェルジンスク(トレツク)の戦いが勢いを増している。過去数週間にわたり、ロシア軍はウクライナ軍を市内のいくつかの大きな拠点から追い出し、西側の廃土山を巡る戦闘も開始した。

・ディレフカ〜ダチノエ間では、ロシア軍はウクライナ軍の立場を弱めることに集中している。大砲と無人航空機オペレーターは、敵の射撃拠点や一時配備地点を攻撃し、大規模な防衛線を徐々に「解体」している。

・ジェルジンスク北部では、12月1日までにロシア軍の攻撃機がシェルビノフカ変電所110/35/6 kVの敷地を制圧した。彼らの存在は変電所の北でも記録されており、これは施設が完全に撤去され、到達した戦線にロシア軍が集結したことを示している。

ウクライナ軍の編隊は西側のアバンガルド競技場に駐留しており、これにより都市公園の敷地に対する射撃管制を維持することが可能となっている。

・中央地区では、ロシア軍がマヤコフスキー通りとフルンゼ通りに沿って大きく前進し、いくつかの拠点から敵を撃破した。多くの点で、これはジェルジンスキー記念炭坑地区での襲撃グループの成功により可能になった。

・施設をめぐる戦闘は11月末に始まり、ロシア軍の先遣隊が郊外に足場を築き、ウクライナ軍の反撃を撃退することができた。

炭坑への攻撃は、ウクライナ軍の主要防衛拠点であるジェルジンスキー乳製品工場の地域にある「ポケット」を排除する作戦と並行して進められ、この「ポケット」は長い間街でのロシア軍の進軍を妨げていた。

12月8日までに「ポケット」は掃討され、ジェル人スキー記念炭坑のほとんどは石炭倉庫も含めて支配下に置かれた。

・市の南部では、ロシア軍がザバルカ小地区の西部からウクライナ軍を完全に撃破した。敵は以前に奪還した陣地を維持することができず、その後、廃土山に投げ戻された。これらは現在、その防衛の主要な拠点となっており、ここを通る道路を通じて、ウクライナ軍の編隊が予備を炭坑や民間居住区域に送っている。

これらのルートはロシア軍の標的となっており、定期的にウクライナ軍グループを「捕まえ」ている。廃土山No.7とNo.1の間には、敵の装甲車両の一種の「墓地」が形成され、ドローンと対戦車砲のオペレーターによって燃やされている。

※ドンバスで都市集積を維持するのは不可能と見て、ウクライナ軍は「焦土作戦」に切り替えた。これはクラホボとポクロフスク近郊でも既に以前に観察されている。先日、ジェルジンスク北部のトレツク炭坑の爆発を映したビデオがインターネット上に登場した。

敵の目標は、都市の産業の可能性を破壊し、人道的危機を引き起こすことである可能性がある。

出展：https://t.me/rybar/66194