先週から、ライブのオープニングで「カチューシャ」の日本語歌詞を1コーラスずつ、視聴者の皆様と一緒に歌う試みを行っています。「よし、練習するぞ」とYouTubeで検索される方もいらっしゃると思いますので(←おらんて😄)、ヴァルヴァラさんをご紹介しておきます。YouTubeの検索欄に「カチューシャ」と入れてクリックすると、いちばん多く出てくるのはロシアの各種イベントにおける彼女の歌唱だと思います。本稿の末尾にひとつ、埋め込みます(プーチンも登場します)。
ヴァルヴァラの本名はアリョーナ・ツタノワ。1973年7月生まれ。モスクワの音楽アカデミーを卒業していますが、教授からは困りもの扱いされていました。というのも、彼女は欧米のポップシーンに追いつくことを目指していた。マライア・キャリーなどを意識していたとのこと。2003年頃のインタビューでは「ロシアのポップミュージックは、今日世界を席巻している波に乗らなければ、あと20年は変わらないかもしれない...ワールドポップミュージックにならなければ面白くありません」と、情熱をほとばしらせています。
下に、ヴァルヴァラが初めてロシアのチャート1位に輝いた2002年の「独り」という楽曲を掲載します。
いっぽう、話は飛びますが、北野武さんが一頃、言葉は正しいかわかりませんが「ローカルなものを突き詰めると、それがグローバルなものになる」というようなことを言われていました。いかにも、その通り。ヴァルヴァラさんが、欧米に追い付こうと試行錯誤した作品も素晴らしいのですが、彼女が最も国際的に評価されるであろうパフォーマンスは、「カチューシャ」の歌唱ではないかと思います。
(ぜひ他の楽曲もお楽しみください。旧ソ連音楽関係の記事はこちらをクリック。)
「独り」 ヴァルヴァラ
独り...
私は独り、あなたなしでも あなたと一緒
私は罪人 私の罪は私自身の目の前にある
一歩だけでも踏み出せたら
すべてがそうでなくなるために
そして何かを始めるために
黙り込むことなく…
夢の空に独り
一本の痛みの糸
霧の中にやって来た
あなたと別れた場所から
恨みの壁から
私だけ独りぼっち
あなたと一緒に独り
独り 明日も、今も
あなたは独り、私が居なければ独り 風のように
誰にも気づかれないように立ち去る
私が背を向けている間に行ってね
もう独りで大丈夫だから
私は空のシスタームーンみたい
独り...
夢の空に独り
一本の痛みの糸
霧の中にやって来た
あなたと別れた場所から
恨みの壁から
私だけ独りぼっち
あなたと一緒に独り
独り 明日も、今も
長い間お互いのことを 思い出せなかった 思い出せなかった
私たちは何も わからなかった わからなかった
一緒に信じていたようには、信じていなかった
だから私はいま独り いま独り
夢の空に独り
一本の痛みの糸
霧の中にやって来た
あなたと別れた場所から
独り...
私は独り、あなたなしでは独り
"Од-на" ВАРВАРА
Одна...
Я одна, я без тебя стою с тобою
Я - вина, моя вина перед собою
Мне бы сделать один лишь шаг
Чтобы быть все могло не так
И чтобы было с чего начать
Не молчать...
Одна на небе сна
Одна ниточка боль
Я в туман собрала
Из разлуки с тобой
Из обиды стена
Одна посреди нас
Я с тобою одна
Одна завтра, сейчас
Ты один, ты без меня один, как ветер
Уходи так, чтоб никто и не заметил
Уходи за моей спиной
Мне уже хорошо одной
Я как в небе сестра Луна
Одна...
Одна на небе сна
Одна ниточка боль
Я в туман собрала
Из разлуки с тобой
Из обиды стена
Одна посреди нас
Я с тобою одна
Одна завтра, сейчас
Долго друг друга помнили - не помнили
Мы ничего не поняли, не поняли
Как мы с тобой то верили - не верили
Так я теперь одна, теперь одна
Одна на небе сна
Одна ниточка боль
Я в туман собрала
Из разлуки с тобой
Одна...
Я одна, одна без тебя
ヴァルヴァラの「カチューシャ」歌唱。2014年5月8日「みんなで歌おう」祝日イベントより(戦勝記念日の前夜祭)。1分50秒〜「彼が祖国の地を守り抜くことができますよう」の歌詞のところで、カメラがプーチンとショイグを映します。
ヴァルヴァラの本名はアリョーナ・ツタノワ。1973年7月生まれ。モスクワの音楽アカデミーを卒業していますが、教授からは困りもの扱いされていました。というのも、彼女は欧米のポップシーンに追いつくことを目指していた。マライア・キャリーなどを意識していたとのこと。2003年頃のインタビューでは「ロシアのポップミュージックは、今日世界を席巻している波に乗らなければ、あと20年は変わらないかもしれない...ワールドポップミュージックにならなければ面白くありません」と、情熱をほとばしらせています。
下に、ヴァルヴァラが初めてロシアのチャート1位に輝いた2002年の「独り」という楽曲を掲載します。
いっぽう、話は飛びますが、北野武さんが一頃、言葉は正しいかわかりませんが「ローカルなものを突き詰めると、それがグローバルなものになる」というようなことを言われていました。いかにも、その通り。ヴァルヴァラさんが、欧米に追い付こうと試行錯誤した作品も素晴らしいのですが、彼女が最も国際的に評価されるであろうパフォーマンスは、「カチューシャ」の歌唱ではないかと思います。
(ぜひ他の楽曲もお楽しみください。旧ソ連音楽関係の記事はこちらをクリック。)
「独り」 ヴァルヴァラ
独り...
私は独り、あなたなしでも あなたと一緒
私は罪人 私の罪は私自身の目の前にある
一歩だけでも踏み出せたら
すべてがそうでなくなるために
そして何かを始めるために
黙り込むことなく…
夢の空に独り
一本の痛みの糸
霧の中にやって来た
あなたと別れた場所から
恨みの壁から
私だけ独りぼっち
あなたと一緒に独り
独り 明日も、今も
あなたは独り、私が居なければ独り 風のように
誰にも気づかれないように立ち去る
私が背を向けている間に行ってね
もう独りで大丈夫だから
私は空のシスタームーンみたい
独り...
夢の空に独り
一本の痛みの糸
霧の中にやって来た
あなたと別れた場所から
恨みの壁から
私だけ独りぼっち
あなたと一緒に独り
独り 明日も、今も
長い間お互いのことを 思い出せなかった 思い出せなかった
私たちは何も わからなかった わからなかった
一緒に信じていたようには、信じていなかった
だから私はいま独り いま独り
夢の空に独り
一本の痛みの糸
霧の中にやって来た
あなたと別れた場所から
独り...
私は独り、あなたなしでは独り
"Од-на" ВАРВАРА
Одна...
Я одна, я без тебя стою с тобою
Я - вина, моя вина перед собою
Мне бы сделать один лишь шаг
Чтобы быть все могло не так
И чтобы было с чего начать
Не молчать...
Одна на небе сна
Одна ниточка боль
Я в туман собрала
Из разлуки с тобой
Из обиды стена
Одна посреди нас
Я с тобою одна
Одна завтра, сейчас
Ты один, ты без меня один, как ветер
Уходи так, чтоб никто и не заметил
Уходи за моей спиной
Мне уже хорошо одной
Я как в небе сестра Луна
Одна...
Одна на небе сна
Одна ниточка боль
Я в туман собрала
Из разлуки с тобой
Из обиды стена
Одна посреди нас
Я с тобою одна
Одна завтра, сейчас
Долго друг друга помнили - не помнили
Мы ничего не поняли, не поняли
Как мы с тобой то верили - не верили
Так я теперь одна, теперь одна
Одна на небе сна
Одна ниточка боль
Я в туман собрала
Из разлуки с тобой
Одна...
Я одна, одна без тебя
ヴァルヴァラの「カチューシャ」歌唱。2014年5月8日「みんなで歌おう」祝日イベントより(戦勝記念日の前夜祭)。1分50秒〜「彼が祖国の地を守り抜くことができますよう」の歌詞のところで、カメラがプーチンとショイグを映します。