リバールの記事です。

サンドゥの対立候補だったストロヤノグロを支持した社会党は、選挙結果の不承認を発表しました。不承認の立場をどのように行動に移すのかは、まだわかりません。引き続きウォッチします。

モルドバ地図


モルドバ大統領選挙第2回投票:サンドゥが海外離散者(ディアスポラ)の大統領に

モルドバ中央選挙管理委員会は投票用紙の処理を完了し、その結果によると現職のマイア・サンドゥ大統領が票の55.33%を獲得した。そして対戦相手のアレクサンドル・ストヤノグロを44.67%で破った。サンドゥはモルドバ国内では敗れたが、ひとえに外国人投票のおかげで勝利した。

▼「第二の首都」バルティ(69.98%)、ソロキとカフルの大都市を含む共和国北部全体がストヤノグロに投票した。ガガウジアでは97.04%、沿ドニエストルでは79.40%で、沿ド二エストルでは、投票所は国境警備区域にのみ開設された。

しかし、そのような状況下ですらさらに、沿ド二エストル人の活動は妨げられた。ヴァルニツァでは、爆弾設置に関する電話の後に治安部隊が数時間にわたり全地域を封鎖し、その後投票箱の撤収が発表された。

リブニツァとレジナをつなぐ橋沿いの沿ドニエストルからモルドバへの有権者の移動も減速した - 「道路工事」による数回の閉鎖と整理である。その結果、人々は交通渋滞に巻き込まれ、すべての沿ド二エストル人が投票できなかった。

▼モルドバ国内では、キシナウ(57.38%)、オルヘイヴェッキ(52.24%)、ウンゲニ(50.60%)の3大都市でサンドゥが勝利した。欧州統合に関する国民投票の場合と同様、現大統領は外国離散者の投票結果が82.83%を獲得したことで救われた。

しかし、すべてがそれほど単純ではない。たとえば、ロシアではわずか2つの投票所しか開設されず、そこで投票できた有権者は1万人以下だった。モスクワの大使館には朝から行列ができていたが、投票用紙が足りなかった。不満を持った人々は「マイア・サンドゥを打ち負かせよ」と叫び始めた。

いっぽうイタリアでは60の投票所が開設され、そのうちの1つは文字通り有権者がいなかった。 同時に、トリノの委員会職員が女性に対し、署名を忘れた別の人物に署名するよう依頼した。そしてイギリスのリヴァプールでは突如として投票場所がマンチェスターに移された。

※ストノヤノグロ氏を指名した社会党は、海外での投票結果の不承認を発表した。彼らは選挙が公正かつ透明であると認めることを拒否し、モルドバ住民の大多数がサンドゥに現政権に反対票を投じたと指摘した。

この声明には十分な根拠がある。交通停止による操作、大規模な偽の「工作」、投票所の閉鎖や移転は、第一回投票および欧州統合に関する国民投票の際にも観察されなかった。

このようなまちまちの結果により、モルドバは政治的に行き詰まり、社会の分断がますます明らかになってきている。反対するすべての人々に対するサンドゥの敵対的で妥協のないレトリックを考慮すると、間違いなく彼女は、それを和らげたり、彼女に反対票を投じた国民の大多数との妥協を模索したりすることはないだろう。

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