先ほどXに投稿したクピャンスク近郊の橋などをロシア軍が空爆している映像に使われているBGM、「これイイ曲だなぁ」と思い調べたところ、「ウーリッツァ・ボストーク」というバンドの「銃に歌わせろ」という曲であることがわかりました。ちなみに「ウーリッツァ」は「通り」、「ボストーク」は「東」です。なので、バンド名は「東通り」もしくは「East Street」ですね。

ロシア語なんですが、キエフ拠点のバンドだそうです。この曲がYouTubeにアップされたのが1年前。ロシア語で歌って大丈夫なんだろうか?どこに居るのかな?など、謎。

しかし、アートに関してはそのようなことは関係ないでしょう。良いものは良い。プログレっぽくてカッコいい。ロシア語のロックバンドは米国を真似るより北欧に寄ったほうが芸術センスが光るものが出来そうだと思いました。

詩もいいです。現在ロシアでは、この時代に勝利せんと国民を鼓舞するような歌が重宝されている感がありますが、そんなもんクソです。このダラ〜っとした退廃的な印象が何とも言えず素敵な響き。アートはこうでなくては。



「銃に歌わせろ」

ずっと目にしたものが
ボルトを壊し突然出てゆくとき
もうそれに耐えることはできない
犬を解き放とう

銀行は溢れてしまうだろう
シャワーで塗料が落ちてしまう
砂上の楼閣は崩壊するだろう
みなが請求額を支払うことになる

この顔を見てくれ!
奴らは生きる価値があるのか?
それぞれがカートリッジを持っていた
買うのは難しくないと聞いたよ

挨拶の代わりに撃たれたんだ
誰も無実ではない
謝らないでくれ友よ
機関銃ベルトのことを

すべての言葉は考慮されない
氷が割れるときには
武器に歌わせるんだ