ロシア連邦保安庁(FSB)は、ウクライナと国境を接するロシアのブリャンスク州にウクライナの妨害工作グループが侵入し、2名を殺害、5名を拘束したと発表しました。

今回の国境侵犯の特徴は、犯行グループが、
・ウクライナ保安庁(SBU)
・国防総省情報総局(GRU)
・ウクライナ特殊部隊
といった、ウクライナの国家機関の人員で構成されていることです。

これまでは、ロシア義勇軍団や自由ロシア軍団といった、建前上はウクライナ政府と関係ない形をとったグループでした。今回はれっきとした国家機関による侵犯、しかも米製の武器を携えていました。

ほんの数か月前であれば世界を震撼させるトップニュースになったでしょうが、ダミーグループによる国境侵犯が繰り返されるうちに、世界は不感症になってしまいました。西側ではまったく注目を集めていません。

米国製装備


FSB(ロシア保安庁)、内務省、ロシア衛兵がブリャンスク地方でウクライナ破壊工作員集団を撃破

・このグループは、SBU(ウクライナ保安庁)の職員、主要情報総局(ウクライナ軍の情報機関)の軍人、およびウクライナ特殊部隊で構成されていました。
・破壊工作員がロシア領土に侵入し、軍事・エネルギーインフラ施設へのテロ攻撃を計画しました。
・ブリャンスク州のナブリンスキー地区での戦闘中、武装勢力2名が排除され、5名が拘束されました。
・それぞれの妨害工作員は、機関銃、爆発物、手榴弾を所持しているのが発見されました。

出典:https://t.me/RVvoenkor/52311

FSBは、ブリャンスク州に侵入したウクライナ破壊工作員の装備を公開しました。
SBUの正規職員、主要情報総局およびSSOの軍人で構成される過激派グループは、米国製のライフルと爆発物を所持していました。(上写真)

出典:https://t.me/RVvoenkor/52312

ブリャンスク州に侵入したウクライナの破壊工作員を排除
(テレビチャンネル「ズビョズダ」)(下写真)

出典:https://t.me/RVvoenkor/52320

工作員1

工作員2