ボスニアのセルビア人指導者、ミロラド・ドディク氏の発言。同氏は西側にとっては問題ある人物のようですが、面白い政治的手法だと思いましたのでご紹介します。少なくともEUに対する牽制の効果は期待できるでしょう。ポリティコの記事です。

(8月29日 Polotico)
【ボスニアのセルビア人指導者、ボスニアはEUではなくBRICSに加盟すべきと発言】
ボスニアのセルビア人指導者ミロラド・ドディク氏は、ボスニア・ヘルツェゴビナは欧州連合の代替案としてBRICSグループへの参加を申請すべきだと述べた。
「欧州連合への加盟に向けての新しい不透明な条件がブリュッセルから常に出てきていることを考慮すると、ボスニア・ヘルツェゴビナはBRICS加盟申請を提出すべきだと思う」と同氏はX(旧ツイッター)に書いた。「EUよりも先にそれが受け入れられると信じています。」
ボスニアを統治する3人構成の大統領組織のセルビア人議員であるドディク氏は、スルプスカ共和国の代表者が「数日以内に」ボスニア政府に提案書を送り、この計画を検討するよう求めると述べた。
ボスニア・ヘルツェゴビナにある2つの行政単位のうちの1つ、セルビア人が多数を占めるスルプスカ共和国のリーダーであるドディク氏は、長年にわたりEUとの関係に問題を抱えている。彼は繰り返し分離主義者的な発言をし、民族主義的感情を煽り、分離セルビア軍を創設すると脅迫してきた。
同氏は現在、ボスニアの制度を弱体化させ同国の領土保全を脅かしたとして、米国の制裁を受けている。
ロシアのウクライナ侵攻の最中でも、ドディク氏はクレムリンとの緊密な関係を維持してきた。1月にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領に自身が率いる共和国を代表し最高の栄誉を与えたが、この動きはEUと米国の当局者らから非難された。欧州委員会は、特にボスニアが昨年12月にEU加盟候補資格を獲得した後即座に、同国がEU加盟を目指す中で法の支配の重要性をドディク氏に再認識させた。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されるBRICS新興グループは最近、さらに6カ国を同盟に参加させることに合意した。

(8月29日 Polotico)
【ボスニアのセルビア人指導者、ボスニアはEUではなくBRICSに加盟すべきと発言】
ボスニアのセルビア人指導者ミロラド・ドディク氏は、ボスニア・ヘルツェゴビナは欧州連合の代替案としてBRICSグループへの参加を申請すべきだと述べた。
「欧州連合への加盟に向けての新しい不透明な条件がブリュッセルから常に出てきていることを考慮すると、ボスニア・ヘルツェゴビナはBRICS加盟申請を提出すべきだと思う」と同氏はX(旧ツイッター)に書いた。「EUよりも先にそれが受け入れられると信じています。」
ボスニアを統治する3人構成の大統領組織のセルビア人議員であるドディク氏は、スルプスカ共和国の代表者が「数日以内に」ボスニア政府に提案書を送り、この計画を検討するよう求めると述べた。
ボスニア・ヘルツェゴビナにある2つの行政単位のうちの1つ、セルビア人が多数を占めるスルプスカ共和国のリーダーであるドディク氏は、長年にわたりEUとの関係に問題を抱えている。彼は繰り返し分離主義者的な発言をし、民族主義的感情を煽り、分離セルビア軍を創設すると脅迫してきた。
同氏は現在、ボスニアの制度を弱体化させ同国の領土保全を脅かしたとして、米国の制裁を受けている。
ロシアのウクライナ侵攻の最中でも、ドディク氏はクレムリンとの緊密な関係を維持してきた。1月にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領に自身が率いる共和国を代表し最高の栄誉を与えたが、この動きはEUと米国の当局者らから非難された。欧州委員会は、特にボスニアが昨年12月にEU加盟候補資格を獲得した後即座に、同国がEU加盟を目指す中で法の支配の重要性をドディク氏に再認識させた。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されるBRICS新興グループは最近、さらに6カ国を同盟に参加させることに合意した。