さて、予告していた「嬉しいお知らせ」です。
日本将棋連盟より発表がありましたので(上のリンク)、行徳公民館サークル旧行徳将棋クラブ責任者として祝福の言葉を述べさせていただきます。砂原奏(すなはら かなで)さんが、見事に関東研修会で所定の成績を上げ、女流棋士の資格を獲得されました。9月1日より、日本将棋連盟所属の女流プロ棋士となられます。これまでのご努力を讃えるとともに、今後のご活躍を祈ります。本当におめでとうございます。
女流棋士の人数は、制度ができてから約半世紀の歴史の中でも100名ほどしかなく、現役で活躍されているのは80名ほどです。つまり、「自分が通っていた教室から女流棋士が誕生した」という喜びを享受できる機会はめったにあることではなく、旧教室のメンバーたちにこのような喜びを与えてくれた奏さんに感謝申し上げます。
行徳公民館サークル旧行徳将棋クラブの皆様へ:
奏さんが通ってくれたのは2008年から2020年までの歴史の中で後半の数年間ですが、彼女と同時期ではなかった前半メンバーのみなさんの熱意があの場を創り育てていたことは間違いありません。ぜひすべての世代のメンバーで、彼女の船出を祝いましょう。
行徳将棋クラブは将棋の初歩から基礎をつくる部分を行っていましたが、何よりも「将棋って楽しい」という心が育つ場としての役割を果たしていました。それは将棋の技量に関係なく、あの場をつくっていたみなさんひとりひとりの人間性により形成されていたものです。
みなさんが人生の一時期にあの場に注いだ情熱を受け継いで、奏さんが将棋の最高の舞台で輝き続けてくれることでしょう。ぜひ、私たちのシンボルとして、奏さんの活躍に注目してください。
また、メンバーそれぞれに、自分の道を力強く歩んでいることでしょう。それぞれの分野での活躍を祈り、この機会に私からみなさんひとりひとりに、奏さん同様にエールを送ります。
行徳公民館サークルのメンバーではない将棋愛好家の皆様へ:
検索などでたまたまこの記事をご覧になってくださった将棋愛好家の皆様へ、当ブログへお越しいただきどうもありがとうございます。
皆様がお立ち寄りになる将棋イベントに、もし砂原奏さんが出席している機会などございましたら、「将来有望な女流棋士さんと言っている人をネットで見ましたよ。がんばってくださいね」など、お声がけいただけましたら有難く存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
将棋とは縁遠い当ブログの読者さんへ:
現在、当ブログの読者さんは、普段は将棋とは縁遠い方がほとんどだと思います。突拍子のない記事で驚かせてすみません。
皆様が「将棋のプロで、誰を知っていますか?」と聞かれて皆様の頭に思い浮かぶのは、「羽生さんと、藤井さんと、ひふみんと・・・」以下、ほんの数名だと思います。ぜひ、その数名の中に「砂原奏(すなはら かなで)さん」を加えていただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。
