日本のメディアが喜び勇んでラボチノ(日本での呼称はロボティネ)へのウクライナ軍の攻勢を伝えていますが、実態としてはロシア軍がウクライナ軍を呼び込んで砲撃で叩くための墓場となっています。

まずは、地形分析の記事をご紹介します。ロシア軍がラボチノ集落の南側に引いてウクライナ軍を呼び込んだのは、集落自体は低地の平地に位置しており、南側にある高台からここに砲撃を浴びせるためです。

地形


ラボチノ近郊の戦いにおける地形上の現実

どのような戦闘においても、地形を支配する高地は非常に重要な役割を果たし、より良い視覚を提供し、大砲の操作が容易になります。今回、私たちはラボチノ近郊の地域の地形を検討することにしました。ご覧のとおり、全般的に高地は集落の背後(集落の南側)、ラボティーノとノボプロコポフカの間にあります。ロシア軍の防衛線が構築されているのはこれらの高地であり、主にそこから破壊された村に砲撃が行われています。同時に、ロシア軍は依然としてラボチノの南郊外に位置しており、村自体でもわずかに優勢にあります。従い、村(北部)におけるウクライナ軍の陣地は攻撃作戦や防御の点で不利であり、さらなる突破がなければ陣地を維持することは困難です。このような状況では、ラボチノを完全に占領したとしても、ノボプロコポフカへの迅速な突破は疑わしいように思われます。

出典:https://t.me/polk105rezerv/7466

ラボチノ略図


さて、ラボチノ自体では、夕方(29日夜)の時点で戦闘が続いています。地図上に大きな変化はありませんでした。ウクライナ軍ではここ数日、装備品の損失が報告されています。ロシア軍は、ブラッドレーの新しい戦利品を獲得しました (下埋め込み映像)。 ウクライナ軍は予備兵力を呼び寄せ、森林地帯に集中させており、頻繁に攻撃を行っています。 ウェルボボエも今のところ大きな変化はなく、厳しい戦いを強いられています。今後も状況の進展に応じてお知らせいたします。

出典:https://t.me/polk105rezerv/7467