ザポロジエ(ウクライナ語でザポリージャ)州の前線ではこれまで防御に専念していたロシア軍ですが、ついに反転攻勢に出ています。

ドニエプル川に近いエリアでは交通の要所であるオレホフを巡る戦いとなります。ロシア軍はここを獲り、ザポロジエ市を目指すと見られます。

その他、ドネツク市へと連なる前線の幾つかのポイントで戦闘が行われています。特にマリインカは激しいようです。

以下、リバールの記事です。

ザポロジエ前線


ドネツク・ザポリージャ方面の状況 2023年1月20日16時現在

※オレホフ方面では、ロシア軍の第58連合軍の戦闘員が、ウクライナ軍の第128近衛旅団のマリエ・シェルバキ〜ステポヴォエの防御線を襲撃しています。 ロシアの戦闘員は、ウクライナ軍のゲパルド特殊部隊第9連隊第2大隊の部隊をノックアウトし、ロブコベの村を解放し、少なくとも15人のウクライナの戦闘員を排除し、3つの敵の拠点を支配しました。

・東方では、ロシアの戦闘員がオレホフ郊外のノヴォアンドレーヴカ、ノヴォダニロフカ、マラヤ トクマチカ地域に進軍しています。 これらの集落を制圧すると、都市を南と南東から取り囲むことができます。

オレホフは、この地域の重要な輸送拠点の1つであり、その解放により、連絡線でのロシア軍の供給が大幅に促進され、ザポリージャへのさらなる前進へ向けて陣地が強化されます。

※ポロゴフスキー・セクターでは、第5諸兵科連合軍の部隊が、グリャイポリの東にあるマリノフカ村近くの優勢な高地を占領しました。 攻撃中に、ウクライナの編隊の少なくとも20人のメンバーが排除されました。 現在、ロシア軍は解放された戦線に固定されています。

・ウクライナ軍司令部も領土防衛部隊が配備し、ATGMの乗組員によって補強されているベラゴリエ〜チャリフノエのラインへの攻撃の再開を想定しています。

※ウグレダルスキー地区では、ロシアの偵察グループがエリザヴェトフカ村近くの森林地帯でウクライナ軍の位置を明らかにしました。 ロシア軍の砲兵は、人員および砲兵の射撃位置のピンポイント攻撃を実施しました。

※ドネツク市の西部郊外にあるマリンカでは陣地戦が続いており、ウクライナ軍はロシア軍の前進を阻止しようとしています。 第79旅団の1個中隊が完全に破壊されました。それにもかかわらず、ウクライナの司令部は現地に追加の部隊を送り込んでいます。 この方向で防御を維持し続ける計画を示しています。

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