12月24日の夜から25日にかけて、ニューヨーク州のロチェスター市で印刷工場が全焼する大火災がありました。記事リンクを下に貼ります。和訳は省略させていただきますが、働いている人々は家族のようだったと悲しむ従業員さんの声や、悲しいことだが死傷者が居なくてほっとしたという社長のコメントがあります。

問題は、同じロチェスター市の別の印刷会社(フェニックス・グラフィック社)が11月3日大統領選の不在者投票用紙の印刷を請け負っており、トラブルがありました。同社と火災があった印刷工場との発注関係は今のところ不明ですが、行方不明の郵便投票セットの14万部という数字は、ミシガンやウィスコンシンのバイデンジャンプの数字や、ニューヨークからペンシルベニアへのトラック一台分の票の運搬の証言などを連想させます。

そのトラブルに関する記事も下にリンクを貼ります。内容を要約しますと次の通りです;

・「2020年選挙でキングス郡とナッソー郡(ニューヨーク市に隣接)の不在者投票用紙をつくる過程で機械的問題があった。これ以降は影響ない。フェニックスグラフィック(社名)再印刷や修正の郵便などを進めており費用も持つ。40年以上の実績に誇りを持っているが起きてしまったことは残念だ。今後はこのような誤りがないように必要な措置を講じます」(会社の謝罪)

・ロチェスター市の印刷会社はニューヨーク市地区の不在者投票の印刷を請け負っていた。

・ニューヨーク市選挙当局は返信用封筒に誤った宛先と住所が書かれている不在者投票用紙をブルックリン(キングス郡)で大量に送ってしまった。

・送付されてしまった投票用紙の数は不明で、もし投票者が誤った返信用封筒で送り返してきた場合は無効とすることになった。幾つかの行政区に渡り140,000部が既に送付されていた。誤った封筒で返信した投票者が何人居たかは不明である。

・ニューヨーク市はブルックリンとクイーンズの印刷を担当した事業者を責めた。ロングアイランドのナッソー郡でも欠陥の報告があった。

・郵便投票用紙はロチェスター市のフェニックス・グラフィック社により印刷された。

・ニューヨーク市選挙当局は誤った不在者投票セットを受け取ってしまった人のために100,000部を新たに印刷することを発表し、追加費用はフェニックス・グラフィック社が支払うと報告した。

・ニューヨーク市選挙当局者は、正しい不在者投票用紙と封筒は11月3日より前に投票者に届くと述べた。

・フェニックス・グラフィック社はモンロー郡の印刷も行ったが、共和党選挙委員会のリサ・ニコライ氏は不在者投票用紙の問題は南部の郡だけだと語った。






ロチェスター火災