先日テレビ番組でVR(バーチャルリアリティー)の開発をしている会社の取材をしているのを見て、技術の進歩を益々感じました。コンビニで買い物もできるし、商品を手に取って見ることまでできる。たぶん、将棋を指すことも開発者が現れるかどうかだけで技術的にはできるのでは。

世界中の将棋ファンがアバターで集まるバーチャル将棋道場に入り臨場感たっぷりのリアル感覚で、いやリアルより刺激的に、家に居ながらにして将棋が指せる。そんな時代はそう遠くないだろう。

ひとつ興味あることが、囲碁将棋などのテーブルゲームは認知症防止に効果があると言われています。「人と対面で、頭を使う」がポイントだそう。これ、バーチャルでも同じあるいは近い効果が得られるだろうか?

なぜ気になるかと言えば、度々すみませんが、市川市民将棋大会から子供部門を引き取った経緯。市川市ではシニアの公民館サークルが愛好家たちのご努力で充実しており、参加者のみなさまの年に一度のイベントとして市民大会がある。が、子供の参加費を安くしていることが負担で運営が苦しくなっていた。市民大会ができなくなれば、コミュニティーの衰退につながる。

多くの地元のシニアの方々の健康に寄与している活動の柱が失われるのは、黙して見過ごすにはあまりにも損失が大きすぎる・・・が私の判断要素のひとつであったものの、その項目はいずれテクノロジーが解決してくれた可能性がある。研究機関による実験データなどはまだないと思いますので、現時点で決めつけはできませんが。

このところこれでもかという位に自虐ネタばかりですが、ご心配なく。将棋指しの性癖で「あれは悪手だっただろうか?」とイチイチ検証するのが癖になっているだけです。