ブログの更新が滞り、すみません。
かなり辛辣なことを言う状況が続いていて、友人限定のSNSに投稿していましたが、これはブログに書きたいと思いました。
話題の著書、読みました。「新型コロナと貧困女子」(宝島社新書)
夜の繁華街とホストクラブが騒がれますが、核心は性風俗だと思います。ホストクラブも感染源は客の多数を占める風俗嬢と言われている。以下、本からの引用;
「風俗嬢がホストにハマるのは、普通おっさんと接しているから。癒しを求めて。風俗していると自分のなかの異性が“ホストか客か”ってだけの二択になっちゃう。ホスト以外の男は全員客の諭吉にしか見えないみたいな。一般男性も客に見えちゃう。ずっと男にいやらしい、そういう目で見られているわけだから、やっぱり癒されたい。」
「売れているホストは、呼べば女はいくらでも来る。会いたくて、会いたくてしょうがないわけだからコロナとは関係ないんですよ」
つまり、風俗嬢にホストクラブへ行くなと言ってもムリ。
ではなぜ女性が風俗業に入ってゆくのか。何か所か引用します:
「繁華街は貧困女性に対する再分配の場であり、福祉や社会保障と同等か、それ以上に機能してきた。これまでに日本には阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など数々の震災や災害があった。そのたびに、被災地には復興のために人が集まり、復興資金が夜の世界に流れ、貧困を起因として水商売や風俗で働く女性たちは恩恵を受けてきた」
「日本は平成以降に貧困化した。すでに繁華街の女性の供給は過剰であり、10年以上前から女性のカラダやセックスは深刻なデフレを起こしている。カラダを売っても貧困は解決せず、ギリギリの生活を強いられる女性が膨大に存在している。」
「現在、日本は勤労世代(20〜64歳)の単身女性の3人に1人、シングルマザーの50パーセント以上、子どもの7人に1人が貧困状態にあるといわれている。なかでも深刻な状態に陥っているのが現役女子大生だ。」
女性の貧困化の要因のひとつが、大学。もはや平均的な家庭では子供の大学の費用まで面倒をみてあげることはできず、それでも学びたいとなれば奨学金をイッパイイッパイ借りざるを得ない。
「元金576万円に利子がつき、返済総額はその金額を上回る。受験勉強をしてやっと東京六大学に入学し、在学中は心を削りながら卒業のために仕方なくピンサロで中年男性に性行為を繰り返した。やっと解放されたと思ったら、次は自己破産相当の負債の返済を迫られる。」(日本学生支援機構第二種奨学金12万円/月x48か月=576万円)
「東京の繁華街のガールズバーや価格が高めのデリヘルに行けば、働いているのは女子大生だらけだ。彼女たちが所属する大学は、難関一流大学がズラリである。」
「カラダを売る生活は、大学卒業では終わらない」
という訳で女の子たちは大学で風俗に入り就職後も体を売り続ける。ところが、彼女たちもいつまでも若くはない。
「女性の貧困には戦前から性風俗や売春がセーフティーネット的な役割を果たしてきた。平成に起こった日本の経済的衰退で、まず女性から続々と経済的な苦境に陥って転落した。前章の女子大生たちが学業継続のためにカラダを売ることを余儀なくされ、女子大生が風俗に入ってくるたび、30歳を超える女性たちの価格が下がり、市場から追い出されてゆく」
そして後半には、取次人を介して安価に体を売るようになる介護職や保育園勤めの女性のインタビューなどが記されている。命をつなぐ崖っぷちにあり、倫理観を要求するのはムリ。
東京都と隣県でこのところ感染者数の発表が多く「夜の繁華街だけでなく普通の住宅街にも広がっいる」「ホストクラブなどだけでなく普通の若い方の飲み会でも感染が見られる」と報道されるのだけれど、当たり前。普通の住宅街に住む女性がデリヘルや安風俗で不特定多数の男性と性交渉を重ねているし、女子大生風俗嬢は普通にサークル活動や飲み会をしている。
私の個人的な感想ですがが結論として、感染防止対策だけでは感染は止まらない。ある程度あきらめコロナを社会が許容するか、これを機に一気に社会の構造を変えるか。どちらかしかありません。

かなり辛辣なことを言う状況が続いていて、友人限定のSNSに投稿していましたが、これはブログに書きたいと思いました。
話題の著書、読みました。「新型コロナと貧困女子」(宝島社新書)
夜の繁華街とホストクラブが騒がれますが、核心は性風俗だと思います。ホストクラブも感染源は客の多数を占める風俗嬢と言われている。以下、本からの引用;
「風俗嬢がホストにハマるのは、普通おっさんと接しているから。癒しを求めて。風俗していると自分のなかの異性が“ホストか客か”ってだけの二択になっちゃう。ホスト以外の男は全員客の諭吉にしか見えないみたいな。一般男性も客に見えちゃう。ずっと男にいやらしい、そういう目で見られているわけだから、やっぱり癒されたい。」
「売れているホストは、呼べば女はいくらでも来る。会いたくて、会いたくてしょうがないわけだからコロナとは関係ないんですよ」
つまり、風俗嬢にホストクラブへ行くなと言ってもムリ。
ではなぜ女性が風俗業に入ってゆくのか。何か所か引用します:
「繁華街は貧困女性に対する再分配の場であり、福祉や社会保障と同等か、それ以上に機能してきた。これまでに日本には阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など数々の震災や災害があった。そのたびに、被災地には復興のために人が集まり、復興資金が夜の世界に流れ、貧困を起因として水商売や風俗で働く女性たちは恩恵を受けてきた」
「日本は平成以降に貧困化した。すでに繁華街の女性の供給は過剰であり、10年以上前から女性のカラダやセックスは深刻なデフレを起こしている。カラダを売っても貧困は解決せず、ギリギリの生活を強いられる女性が膨大に存在している。」
「現在、日本は勤労世代(20〜64歳)の単身女性の3人に1人、シングルマザーの50パーセント以上、子どもの7人に1人が貧困状態にあるといわれている。なかでも深刻な状態に陥っているのが現役女子大生だ。」
女性の貧困化の要因のひとつが、大学。もはや平均的な家庭では子供の大学の費用まで面倒をみてあげることはできず、それでも学びたいとなれば奨学金をイッパイイッパイ借りざるを得ない。
「元金576万円に利子がつき、返済総額はその金額を上回る。受験勉強をしてやっと東京六大学に入学し、在学中は心を削りながら卒業のために仕方なくピンサロで中年男性に性行為を繰り返した。やっと解放されたと思ったら、次は自己破産相当の負債の返済を迫られる。」(日本学生支援機構第二種奨学金12万円/月x48か月=576万円)
「東京の繁華街のガールズバーや価格が高めのデリヘルに行けば、働いているのは女子大生だらけだ。彼女たちが所属する大学は、難関一流大学がズラリである。」
「カラダを売る生活は、大学卒業では終わらない」
という訳で女の子たちは大学で風俗に入り就職後も体を売り続ける。ところが、彼女たちもいつまでも若くはない。
「女性の貧困には戦前から性風俗や売春がセーフティーネット的な役割を果たしてきた。平成に起こった日本の経済的衰退で、まず女性から続々と経済的な苦境に陥って転落した。前章の女子大生たちが学業継続のためにカラダを売ることを余儀なくされ、女子大生が風俗に入ってくるたび、30歳を超える女性たちの価格が下がり、市場から追い出されてゆく」
そして後半には、取次人を介して安価に体を売るようになる介護職や保育園勤めの女性のインタビューなどが記されている。命をつなぐ崖っぷちにあり、倫理観を要求するのはムリ。
東京都と隣県でこのところ感染者数の発表が多く「夜の繁華街だけでなく普通の住宅街にも広がっいる」「ホストクラブなどだけでなく普通の若い方の飲み会でも感染が見られる」と報道されるのだけれど、当たり前。普通の住宅街に住む女性がデリヘルや安風俗で不特定多数の男性と性交渉を重ねているし、女子大生風俗嬢は普通にサークル活動や飲み会をしている。
私の個人的な感想ですがが結論として、感染防止対策だけでは感染は止まらない。ある程度あきらめコロナを社会が許容するか、これを機に一気に社会の構造を変えるか。どちらかしかありません。
