市川市新庁舎の中央階段の件、ツイッターのほうで先行して発信しており内容は重複しますが、ブログでもまとめます。
「ワンストップサービス」とは転入・転出あるいは死亡等の手続きなどをするときに、関連した健康保険・年金・介護や自動手当など必要箇所の窓口を全部回らないといけないのではなく、総合窓口1箇所で全て申請できて書類も1箇所で受け取れる。日本では本格的導入例は少ないようですが愛媛県松山市や新潟県長岡市などが検索すると出てきます。
導入している他の自治体ではどのようなつくりかというと「多様なサービスを1フロアで効率的に提供する」のがコンセプト。下はまだ開庁前の長岡市のシミュレーション動画ですが、わかりやすいです。
各種窓口が同じフロアに連続して連なっていて、その中に総合窓口がある。下が長岡市役所のフロア図。

市川市役所新庁舎の新案では「総合窓口」処理業務の多くが1Fと2Fに分断されていて、中央階段を職員さんが上ったり下りたりして書類を運ぶということらしいです。それが階段が必要な理由のひとつ。
どうでしょう?役所勤めしたことがないので断定的なことは言えませんが、来庁者にとっては今よりよいかもしれないけれど、職員さん側の業務効率については疑問を持ちます。
「業務を1Fにおろせないの?」
ですが、たぶんです。想像ですが、1Fにはメイン入口の側に記者会見や情報発信を行うためのスペースがあり、広々としたフロアや交流ラウンジなどが背景にあるほうが、映像や写真で「いい絵が撮れる」のだと思います。市川の魅力を発信するにはそのほうがいい。
さて、市川市の新案を受け入れるかどうかの考え方ですが。
「これまでに合意形成されてきたものを突然ひっくり返すのは乱暴だ」
普通はそうですよね。私も先の投稿でその方向性で述べています。
いっぽう、市長を弁護する支援者はこう言うかもしれません。
「その合意形成は、行政が向かうべき新しいサービスに関する情報が市民に与えられない状態でなされたもの。古い不便なスタイルが来るべき時代に続けられようとしている状況を看過できるでしょうか。特に二期目以上の市議さんたち、あなたたちの不勉強がこの事態を招いているのですよ。時間がないし完璧な配置ではないかもしれませんが、新案が現行の建物を活かさざるを得ない中でのベストプランでしょう」
なんちゃって。
一市民として、個人的には業務を1Fに下ろした想定の図面を見たいですね。景観つまり魅力発信の絵づくりを犠牲にして、機能性を追求したものを。
その図面をつくるのは誰か?ですが、市に要求しても「市としては提示している新案が様々の要素を兼ね備えたベストプランと考えている。対案は作成しない」でしょう。
反対あるいは慎重姿勢を要求している市議が、やらないといけないでしょうね。急ぎ、職員さんたちに聞き取りをして業務フローを考えて。それを提示した上で、
「中央階段を設置しなくともワンストップサービスは実現できる。階段は必然ではない」
と、やるべき。
職員さんたちを味方につけたらよいのではないでしょうか。
「1階と2階を行ったり来たりなんて冗談じゃないよぉ〜こっちにしてよぉ〜」
と言ってくれるようなのを作って。
12月議会、単に過去の経緯や議会制民主主義のあり方だけを理由に反対をする議員は、よりよい新しいサービスが市民に知られてしまった今となっては、市民にとり必ずしも好ましく映るとは限らないでしょう。
逆に「言うべきことは言いましたよ」という支持者向けの形だけをつくって最期に賛成する市議も、見透かされるでしょう。
最後に、話は変わるのですが「東側の階段・エレベーターを職員・業者専用とする」は、疑問です。特にエレベーター。他の自治体を調べたところ「上り3階、下り4階を目途に職員は階段を利用」と職員さんにお願いしているところなどあり、むしろ市民優先。必然性がよく見えないです。「市長が快適にエレベーターに乗りたいだけなんじゃないの?」て思われます。
「ワンストップサービス」とは転入・転出あるいは死亡等の手続きなどをするときに、関連した健康保険・年金・介護や自動手当など必要箇所の窓口を全部回らないといけないのではなく、総合窓口1箇所で全て申請できて書類も1箇所で受け取れる。日本では本格的導入例は少ないようですが愛媛県松山市や新潟県長岡市などが検索すると出てきます。
導入している他の自治体ではどのようなつくりかというと「多様なサービスを1フロアで効率的に提供する」のがコンセプト。下はまだ開庁前の長岡市のシミュレーション動画ですが、わかりやすいです。
各種窓口が同じフロアに連続して連なっていて、その中に総合窓口がある。下が長岡市役所のフロア図。

市川市役所新庁舎の新案では「総合窓口」処理業務の多くが1Fと2Fに分断されていて、中央階段を職員さんが上ったり下りたりして書類を運ぶということらしいです。それが階段が必要な理由のひとつ。
どうでしょう?役所勤めしたことがないので断定的なことは言えませんが、来庁者にとっては今よりよいかもしれないけれど、職員さん側の業務効率については疑問を持ちます。
「業務を1Fにおろせないの?」
ですが、たぶんです。想像ですが、1Fにはメイン入口の側に記者会見や情報発信を行うためのスペースがあり、広々としたフロアや交流ラウンジなどが背景にあるほうが、映像や写真で「いい絵が撮れる」のだと思います。市川の魅力を発信するにはそのほうがいい。
さて、市川市の新案を受け入れるかどうかの考え方ですが。
「これまでに合意形成されてきたものを突然ひっくり返すのは乱暴だ」
普通はそうですよね。私も先の投稿でその方向性で述べています。
いっぽう、市長を弁護する支援者はこう言うかもしれません。
「その合意形成は、行政が向かうべき新しいサービスに関する情報が市民に与えられない状態でなされたもの。古い不便なスタイルが来るべき時代に続けられようとしている状況を看過できるでしょうか。特に二期目以上の市議さんたち、あなたたちの不勉強がこの事態を招いているのですよ。時間がないし完璧な配置ではないかもしれませんが、新案が現行の建物を活かさざるを得ない中でのベストプランでしょう」
なんちゃって。
一市民として、個人的には業務を1Fに下ろした想定の図面を見たいですね。景観つまり魅力発信の絵づくりを犠牲にして、機能性を追求したものを。
その図面をつくるのは誰か?ですが、市に要求しても「市としては提示している新案が様々の要素を兼ね備えたベストプランと考えている。対案は作成しない」でしょう。
反対あるいは慎重姿勢を要求している市議が、やらないといけないでしょうね。急ぎ、職員さんたちに聞き取りをして業務フローを考えて。それを提示した上で、
「中央階段を設置しなくともワンストップサービスは実現できる。階段は必然ではない」
と、やるべき。
職員さんたちを味方につけたらよいのではないでしょうか。
「1階と2階を行ったり来たりなんて冗談じゃないよぉ〜こっちにしてよぉ〜」
と言ってくれるようなのを作って。
12月議会、単に過去の経緯や議会制民主主義のあり方だけを理由に反対をする議員は、よりよい新しいサービスが市民に知られてしまった今となっては、市民にとり必ずしも好ましく映るとは限らないでしょう。
逆に「言うべきことは言いましたよ」という支持者向けの形だけをつくって最期に賛成する市議も、見透かされるでしょう。
最後に、話は変わるのですが「東側の階段・エレベーターを職員・業者専用とする」は、疑問です。特にエレベーター。他の自治体を調べたところ「上り3階、下り4階を目途に職員は階段を利用」と職員さんにお願いしているところなどあり、むしろ市民優先。必然性がよく見えないです。「市長が快適にエレベーターに乗りたいだけなんじゃないの?」て思われます。