行徳に音楽をと掲げた15年前の私を、ある音楽教室の先生がブチました。
「あなたね、行徳は『文化の空白地帯』って言われてるのよ!」

ひっでぇ言い方だなとその時は思いました。吹奏楽や合唱をやっている子供たちたくさん居るし、全国区の学校もある。がんばってますよね。何より「あなた音楽教室に通ってくれてる親子たちのおかげで事業を営んでいるのではないのですかね?」という。

今は、その意味がわかります。
そしてその言葉は、市内の学校をドサまわりして音楽振興のためがんばった人だからわかることであり、その人にしか言えない真実。

習い事として音楽をやる人々は行徳にもたくさんいる。発表会で演奏したり、好きなアーティストのコンサートに出かけてゆく人も。弾いたり歌うのを楽しむ演奏者として、聴くのを楽しむ愛好家として。音楽と共に暮らす人々は多い。

しかしそれらの人々は「受益者」として音楽を享受しているに過ぎない。
文化人では、ない。いくら歌や楽器が上手かったとしても。

近くの集会所にウクレレの上手な演奏者が来ると地域の掲示板の貼り紙や回覧板で見つけて、
「あっ、行ってみよう」
と足を運ぶ人こそ、文化人なんですよね。自身には何の音楽の素養も無かったとしても。

4月21日(日)市川市議会議員選挙の投票率は、33.23%と史上最低でした。
行徳です、足を引っ張ってるのは行徳。投票所別で見ると軒並み20%台を連発している。

行徳投票率


この、行徳の文化レベルの低さと投票率の低さ。どこか根底でつながっているのではないか? というのが、直感としてあります。理論構築はできてません。「根拠ない」と言われたら、ぐうの音も出ないのですが。