当ブログを継続フォローいただいている方にはお馴染みの話題ですが、市川市内の公立中学に将棋部をつくる動きが過去10年の中で3度ありました。特に一昨年の七中は本格的でしたが、職員会議で認められずに叶わず。公立中学は部活の負担を減らそうとしており、これは方向性としてはそうあるべきで納得せざるを得ません。公立中学ブラック企業問題。
文科系やマイナースポーツだけでなくメジャー競技でも、地元の公立校の部活が物足らずクラブチームに所属する選択はあります。
たぶんですが、公立中学側としてはそれら「部活ではない」選択肢が生徒の間で広がってゆくことは歓迎なのでは。教科以外の生徒たちの活動を民間とシェアして公の負担を減らすのが時代の流れなので。
そこで問題になるのが、内申での扱い。
「県立高校への進学を前提にしているが、部活に所属していないと不利にならないか」
は、親御さんとしては気になるところだと思います。
疑問なのが、芸事やクラブチームの団体などがこの辺りの情報を整理して保護者に正確に伝えるということをやっているだろうか? 企業化されたクラブや世界が確立された伝統文化の人は、学校教育との関わりという視点が希薄かもしれない。日常の稽古や収益に直接関係がないから。
説得力ある立場の人が、その視点を持って教育界と関りを持ち情報提供や制度上の課題があれば問題提起などしてゆくべきでしょうね。誰かやってくれませんかね?

「バカヤロー、オレがそんな立派な人なわけねーじゃねーか」
など、ぶつぶつセルフ突っ込み入れながら、市川市教育委員会を訪問。ちょうど教育長賞の賞状に印鑑をもらう用事があったので。教育総務課のご担当の親切な対応により、義務教育課の方と面談することができました。
まず私から、
「小学時代に将棋に熱心に取り組んできた子が中学で既存の部活ではなく将棋を続けたいケースが近年出てきており、さらに市川市小学生将棋大会の新設による将棋活性化で今後そのような生徒が増える可能性がある」
ことを説明。中学内申での扱いについて幾つか聞いてみました。すると実際の内申書のフォームも持ってきて丁寧に説明してくれました。要点を箇条書きしますと;
・ 「部活動の記録」欄の下に「特記事項」という欄があり「学校内外の活動で成績をあげたこと」などを書くことができます。将棋について書いてもらうよう、学校に依頼してください。書いてくれないことはないはずです。
・ 県立高校は、各高校により受験の評価法を定めています。
・ 申し訳ない言い方ですが「学力上位の高校」は、部活による加点はないです。逆に突出した特技を持っているとそちらを評価する高校もあります。(「幕張総合ですね」と質問したところ、そうですとは言わないが否定はせず)
・ ところが学力下位の高校は「学校にちゃんと来れる生徒かどうか」を重視します。部活を3年間続けたことにより「この生徒は大丈夫だな」という評価をします。ですから部活による加点のある学校も、あります。
最後のところが、ちょっとビミョーですよね。
「校外活動は部活と同じ扱いにはならないのですか? 部活をやらずに郊外活動を選択した子は、学力が低ければ受験に不利になってしまう可能性があるように見えます」
と質問したところ、はっきりした回答は得られず。ただ、部活と校外活動は違うとのこと。つまり学力下位校からの選択なら、受ける学校によっては不利になる可能性があると理解されます。ううむ、公立中学という管理社会の中での実績は大きいか。郊外活動は日々の継続的な取り組みとして評価できるか判断しづらいですもんね。
しかし部活でない選択をしてくれる生徒が増えることがこれからの社会にとり必要なことならば、彼らが不利にならないように制度をしてあげないといけないですね。音楽もそう。中学でバンドやっててメチャメチャ上手くてコンテストに入賞とか、絶対に評価されるべきと思う。
整理すると、中学側は校外活動をちゃんと書いてくれる。問題は評価する側の県立高校。県の教育委員会から働きかけてもらう必要がある。
具体的には、県内の芸能スポーツ各ジャンルでとりまとめ役的な立場にある人たちの協議会をつくり、県教育委員会へ相談に行くと。やるとすればですが。県教育委員会を動かすには下手すると文科省かもしれない。
情報求む。小中学生を教えているスポーツクラブチームや芸事の教室の先生で、私が言ってること理解してくれそうな人が居たら紹介してください。
難しいだろうなぁ「入試の加点とかそういうの捨てて、子供たちはプロを目指してここに来てんだ!」とか言われちゃいそうですもんね普通。そうじゃないんですよね。民間との連携で地域で子供たちを見てゆく形への社会変革の話をしたいのですが。
そいでもって市川市の将棋好きの小中学生にお願いしたいことは、
「すまぬが、学校の勉強もしてください」
現状は上記のような状況なので、四の五の言っても仕方がないです。学力上位の県立高校からの選択であれば、部活をやらないことで不利にはなりません。そうできるよう、自己防衛してください。
文科系やマイナースポーツだけでなくメジャー競技でも、地元の公立校の部活が物足らずクラブチームに所属する選択はあります。
たぶんですが、公立中学側としてはそれら「部活ではない」選択肢が生徒の間で広がってゆくことは歓迎なのでは。教科以外の生徒たちの活動を民間とシェアして公の負担を減らすのが時代の流れなので。
そこで問題になるのが、内申での扱い。
「県立高校への進学を前提にしているが、部活に所属していないと不利にならないか」
は、親御さんとしては気になるところだと思います。
疑問なのが、芸事やクラブチームの団体などがこの辺りの情報を整理して保護者に正確に伝えるということをやっているだろうか? 企業化されたクラブや世界が確立された伝統文化の人は、学校教育との関わりという視点が希薄かもしれない。日常の稽古や収益に直接関係がないから。
説得力ある立場の人が、その視点を持って教育界と関りを持ち情報提供や制度上の課題があれば問題提起などしてゆくべきでしょうね。誰かやってくれませんかね?

「バカヤロー、オレがそんな立派な人なわけねーじゃねーか」
など、ぶつぶつセルフ突っ込み入れながら、市川市教育委員会を訪問。ちょうど教育長賞の賞状に印鑑をもらう用事があったので。教育総務課のご担当の親切な対応により、義務教育課の方と面談することができました。
まず私から、
「小学時代に将棋に熱心に取り組んできた子が中学で既存の部活ではなく将棋を続けたいケースが近年出てきており、さらに市川市小学生将棋大会の新設による将棋活性化で今後そのような生徒が増える可能性がある」
ことを説明。中学内申での扱いについて幾つか聞いてみました。すると実際の内申書のフォームも持ってきて丁寧に説明してくれました。要点を箇条書きしますと;
・ 「部活動の記録」欄の下に「特記事項」という欄があり「学校内外の活動で成績をあげたこと」などを書くことができます。将棋について書いてもらうよう、学校に依頼してください。書いてくれないことはないはずです。
・ 県立高校は、各高校により受験の評価法を定めています。
・ 申し訳ない言い方ですが「学力上位の高校」は、部活による加点はないです。逆に突出した特技を持っているとそちらを評価する高校もあります。(「幕張総合ですね」と質問したところ、そうですとは言わないが否定はせず)
・ ところが学力下位の高校は「学校にちゃんと来れる生徒かどうか」を重視します。部活を3年間続けたことにより「この生徒は大丈夫だな」という評価をします。ですから部活による加点のある学校も、あります。
最後のところが、ちょっとビミョーですよね。
「校外活動は部活と同じ扱いにはならないのですか? 部活をやらずに郊外活動を選択した子は、学力が低ければ受験に不利になってしまう可能性があるように見えます」
と質問したところ、はっきりした回答は得られず。ただ、部活と校外活動は違うとのこと。つまり学力下位校からの選択なら、受ける学校によっては不利になる可能性があると理解されます。ううむ、公立中学という管理社会の中での実績は大きいか。郊外活動は日々の継続的な取り組みとして評価できるか判断しづらいですもんね。
しかし部活でない選択をしてくれる生徒が増えることがこれからの社会にとり必要なことならば、彼らが不利にならないように制度をしてあげないといけないですね。音楽もそう。中学でバンドやっててメチャメチャ上手くてコンテストに入賞とか、絶対に評価されるべきと思う。
整理すると、中学側は校外活動をちゃんと書いてくれる。問題は評価する側の県立高校。県の教育委員会から働きかけてもらう必要がある。
具体的には、県内の芸能スポーツ各ジャンルでとりまとめ役的な立場にある人たちの協議会をつくり、県教育委員会へ相談に行くと。やるとすればですが。県教育委員会を動かすには下手すると文科省かもしれない。
情報求む。小中学生を教えているスポーツクラブチームや芸事の教室の先生で、私が言ってること理解してくれそうな人が居たら紹介してください。
難しいだろうなぁ「入試の加点とかそういうの捨てて、子供たちはプロを目指してここに来てんだ!」とか言われちゃいそうですもんね普通。そうじゃないんですよね。民間との連携で地域で子供たちを見てゆく形への社会変革の話をしたいのですが。
そいでもって市川市の将棋好きの小中学生にお願いしたいことは、
「すまぬが、学校の勉強もしてください」
現状は上記のような状況なので、四の五の言っても仕方がないです。学力上位の県立高校からの選択であれば、部活をやらないことで不利にはなりません。そうできるよう、自己防衛してください。