お?ブログ止まってんじゃん・・・と思われましたかね。すいません、連休中を起きてる時間ゼンブ将棋の将棋バカで過ごし、今週はその余波という感じです。

このところ戦法のトレンドなどフォローしておらず、会社でいえば「自社の新商品についていけていない営業の人」みたいな状態だったので。現代はコンピューターの発達もあり、情報が膨大かつ流れが速すぎて、新しいことのインプットをちょっと休んでしまうとすぐに取り残されます。私の立場では広く浅くでよいので各戦型が現時点でどうなっているかある程度把握しておければというところですが、ただその「広く浅く」が・・・もぅ呆然としてしまう。

大海の中をポツリいかだでさまよいながら、教室のみなさんとの様々のシーンが時折フッと頭に浮かんでくる。「これブログに書きたいな」と思ったことが色々あるのですが、まずはこれをひとつ。

スポーツやほかの習い事をしていて、
「将棋に来たいと思うのですが、なかなか時間がとれなくて」
と言っていただけるケースがけっこうあります。お気遣いありがとうございます。
で、私ってそのジャンルのことを色々聞きたがるんですが、保護者の方にとっては将棋に来れない原因になっていることを私と話すのはちょっと抵抗あるかな?という空気を感じることがあります。厚かましく申し訳ないです。

私の心境としては、
「子供たちにはたくさん才能と可能性があるはず。その子にとり無理のない将棋との付き合いをしてほしい」
ということに尽きます。ほかのことはどんな感じになっているのか気にしてしまうのは、そういう訳です。がんばっていることがわかれば素直に嬉しいというだけです。

実は私自身も小学生時代はたくさんのことをやっていまして、自分がやりたくてやっていたこともあれば、周りの期待でそうなってしまったこともあります。心が悲鳴をあげ、これは辞めさせてくれないかとSOSを発するのですが、私が「これを辞めたい」と訴えることに限って、学校が大会の入賞者を出すために威信をかけ取り組んでいることであったり、親が将来の為にそれが必要と信じていることだったりしました。好きなことを伸び伸びやるならいいのですが、大人の都合で子供を追い込みたくないと思ってしまうのはそのトラウマ。
ただ、後になり解るのですが大人の都合にもそれなりの理由はあった。それは改めていつか別の稿で。

またワカリにくいことを言ってますかね、私?(笑)

もっとスパッとやったほうが広く理解されるし何事もうまくゆくとは思います。
「将棋をやろう。将棋はいいぞぉ。オマエには将棋が向いているんだ。将棋に来いっ!」
とシンプルに熱烈に言ってくれたほうが、生徒も増えるし将棋にはそんなに比重をおけない親子にとっても好感度は高いでしょう。

プロポーズに例えるとワカリやすいかなと思います。
「貴方が大好きです。ぜひ結婚してほしいです。しかし、貴方は素晴らしいお方ですからきっと様々のご選択がおありでしょう。私はこのような特徴でこのように歩んでおりますが私と共に生きるのが貴方にとり最もよい人生かは、私には判断できません。貴方がよい方を見つけられ、最高の人生を送れることを願っています」
なんて言われても
「は?」
ですね。でも、自分はそんな感じになってるんだろうと思います。

将棋とさざんか