北海道でM6.7の大きな地震。被災地の皆様へお見舞い申し上げます。
倒壊した建物の下で救助を待っている方もいらっしゃることでしょう。ご無事を祈ります。また熊本地震では2度目も大きかったという事例もあり、今後も大きな揺れが心配です。
さて、地元の防災関連。7月27日の記事でも触れた「高潮」ですが、今回の台風では大阪や神戸の沿岸部の被害がひどい状況。しかし、たまたま上陸地点が関西だっただけで東京湾でも現実的にに発生し得ます。そこで、市川市沿岸部の防潮堤の状況について調べてみました。色々あるのですが、特に気になるポイントだけ。下は行徳地区の防潮堤、と、されているライン。(※末尾参照ください。訂正あり)

まずは青い部分。加藤新田〜幸〜日之出。なるほど、防潮堤です。


次に黄色。ガードレールの土台になっているコンクリートの壁がそうらしいのですが、スロープの下からは薄い。大丈夫ですかね。

いちばん疑問なのが、赤い部分。
野鳥の楽園の湾岸道路沿いって、ただのブロック塀かと思っていたんですが、防潮堤を兼ねているらしい。よく見るとブロックが乗っかっている下の部分はコンクリート。これが防潮堤ということなのか。しかし、ブロック1枚よりちょっと厚みがある程度です。専門家の方がおられましたらぜひアドバイスいただきたいのですが、これ通用しますかね?(下が塀の裏側)
あくまで私個人の感覚ですが、赤ラインは防潮堤が無いに等しい。そして、海水が押し寄せてきたら塩浜の先ですね。福栄地区は行徳エリアで海抜が最も低いですから、被害が甚大になる。(末尾ご参照ください。訂正あり)


しかも、このような貼り紙が全域に貼られています。先日の大阪の地震でのブロック塀倒壊にによる死亡事故により公共施設の塀の点検が行われていますが、その過程で危ないことが判明したのでしょうね。

防潮堤以前にブロック塀としてすら危うい。可及的速やかに造り変えてほしいですが、ここでひとつ大きな問題が考えられます。即ち、湾岸道路沿いの赤のラインの塀を;
ただの塀として造り変えるのか、防潮堤の機能を持たせるのか。
(※末尾ご参照ください。誤りです。大変失礼しました)
というのも、調べたところ市川塩浜地区の街づくりの一環で、防潮ラインがいつの間にか(※加筆・平成16年に海岸保全区域に指定)上記マップの赤から緑の点線部分に移動しているらしい。つまり、問題視されて久しい塩浜地区の老朽化した護岸ですね。ここをやり替える際に、防潮機能を持たせつつ一帯を人工海浜にする計画がある。そして、塩浜地区を住宅地や商業地に開発する。

ところが、三番瀬保護を訴える環境グループはそれに猛烈に反対しているようです。そして、間違っていたら大変申し訳ないのですが、先の市長選で村越さんを応援したのは環境保全派の人々ではないでしょうか。
たぶん放っておくと県は、湾岸沿いは単なる塀として造り変えるはずです。そして、塩浜三番瀬に手を加え始める。しかし、村越市長が支援者たちを裏切らないとするならば、それを許せないはず。赤のラインに、しっかりとした分厚い防潮堤の整備を要求せざるを得ない。
(※末尾ご参照ください。訂正します)
結果、県ともめて塀も防潮堤もどちらも暗礁に乗り上げることが懸念されます。
ただ、暗礁に乗り上げている暇なんてないんです。湾岸沿いのこんな長い距離の塀、地震で崩れたら必ず誰か被害を受けます。高潮だって、次の台風が東京湾を通るかもしれない。早くしてくれって。
県と市の政治的ねじれにより市川の防潮堤政策が遅れないことを願います。高潮あるいは地震での死亡事故につながらないことを。
※訂正
本日、千葉県の関係各所および市川市地域防災課に問い合わせました結果、一部訂正いたします。
黄色・赤のラインを防潮堤とする資料がありましたので(また写真の通り実際に防潮堤管理用地という看板がありますので)冒頭のMap通り色付けしましたが、確認したところここは防潮堤などの海岸保全施設とは現在認識されていないようです。海岸保全施設と認識されているのは、市の洪水ハザードマップにある太い緑色のラインにあるものとのこと。福栄より南に保全施設あります。大変失礼しました。
従い、赤ラインのブロック塀を単純に塀として造り直すことに関して県と市で問題が起きることはないでしょう。シンプルに、塩浜2〜3丁目の護岸整備をどのように行うかという議論になると思われます。

倒壊した建物の下で救助を待っている方もいらっしゃることでしょう。ご無事を祈ります。また熊本地震では2度目も大きかったという事例もあり、今後も大きな揺れが心配です。
さて、地元の防災関連。7月27日の記事でも触れた「高潮」ですが、今回の台風では大阪や神戸の沿岸部の被害がひどい状況。しかし、たまたま上陸地点が関西だっただけで東京湾でも現実的にに発生し得ます。そこで、市川市沿岸部の防潮堤の状況について調べてみました。色々あるのですが、特に気になるポイントだけ。下は行徳地区の防潮堤、と、されているライン。(※末尾参照ください。訂正あり)

まずは青い部分。加藤新田〜幸〜日之出。なるほど、防潮堤です。


次に黄色。ガードレールの土台になっているコンクリートの壁がそうらしいのですが、スロープの下からは薄い。大丈夫ですかね。

いちばん疑問なのが、赤い部分。
野鳥の楽園の湾岸道路沿いって、ただのブロック塀かと思っていたんですが、防潮堤を兼ねているらしい。よく見るとブロックが乗っかっている下の部分はコンクリート。これが防潮堤ということなのか。しかし、ブロック1枚よりちょっと厚みがある程度です。専門家の方がおられましたらぜひアドバイスいただきたいのですが、これ通用しますかね?(下が塀の裏側)
あくまで私個人の感覚ですが、赤ラインは防潮堤が無いに等しい。そして、海水が押し寄せてきたら塩浜の先ですね。福栄地区は行徳エリアで海抜が最も低いですから、被害が甚大になる。(末尾ご参照ください。訂正あり)


しかも、このような貼り紙が全域に貼られています。先日の大阪の地震でのブロック塀倒壊にによる死亡事故により公共施設の塀の点検が行われていますが、その過程で危ないことが判明したのでしょうね。

防潮堤以前にブロック塀としてすら危うい。可及的速やかに造り変えてほしいですが、ここでひとつ大きな問題が考えられます。即ち、湾岸道路沿いの赤のラインの塀を;
ただの塀として造り変えるのか、防潮堤の機能を持たせるのか。
(※末尾ご参照ください。誤りです。大変失礼しました)
というのも、調べたところ市川塩浜地区の街づくりの一環で、防潮ラインがいつの間にか(※加筆・平成16年に海岸保全区域に指定)上記マップの赤から緑の点線部分に移動しているらしい。つまり、問題視されて久しい塩浜地区の老朽化した護岸ですね。ここをやり替える際に、防潮機能を持たせつつ一帯を人工海浜にする計画がある。そして、塩浜地区を住宅地や商業地に開発する。

ところが、三番瀬保護を訴える環境グループはそれに猛烈に反対しているようです。そして、間違っていたら大変申し訳ないのですが、先の市長選で村越さんを応援したのは環境保全派の人々ではないでしょうか。
たぶん放っておくと県は、湾岸沿いは単なる塀として造り変えるはずです。そして、塩浜三番瀬に手を加え始める。しかし、村越市長が支援者たちを裏切らないとするならば、それを許せないはず。赤のラインに、しっかりとした分厚い防潮堤の整備を要求せざるを得ない。
(※末尾ご参照ください。訂正します)
結果、県ともめて塀も防潮堤もどちらも暗礁に乗り上げることが懸念されます。
ただ、暗礁に乗り上げている暇なんてないんです。湾岸沿いのこんな長い距離の塀、地震で崩れたら必ず誰か被害を受けます。高潮だって、次の台風が東京湾を通るかもしれない。早くしてくれって。
県と市の政治的ねじれにより市川の防潮堤政策が遅れないことを願います。高潮あるいは地震での死亡事故につながらないことを。
※訂正
本日、千葉県の関係各所および市川市地域防災課に問い合わせました結果、一部訂正いたします。
黄色・赤のラインを防潮堤とする資料がありましたので(また写真の通り実際に防潮堤管理用地という看板がありますので)冒頭のMap通り色付けしましたが、確認したところここは防潮堤などの海岸保全施設とは現在認識されていないようです。海岸保全施設と認識されているのは、市の洪水ハザードマップにある太い緑色のラインにあるものとのこと。福栄より南に保全施設あります。大変失礼しました。
従い、赤ラインのブロック塀を単純に塀として造り直すことに関して県と市で問題が起きることはないでしょう。シンプルに、塩浜2〜3丁目の護岸整備をどのように行うかという議論になると思われます。
