海上貨物や航空貨物の保険引き受けを生業にしていまして、流されて散らかっているコンテナの映像を見ながら痛々しい思いです。
さて、関西空港の連絡橋にぶつかったタンカーは宝運丸という飛行機の燃料を運ぶ2591トンの船とのこと。大きいですね。台風が来ると大きな船は「岸壁から離れて沖合で停泊してください」と港湾のほうから指示がきます。港で暴れられると岸壁をぶっ壊すからです。

船は沖に出て錨(いかり)を降ろし停泊する訳ですが、指定錨地というのがあります。岸壁から十分に距離があり、また海底の泥と砂の割合などで錨がしっかり海底をつかめて安定しやすい場所が定められている。今回は、まずは宝運丸が停泊していた場所の検証がされると思います。
さらに、アンカー(海底に鍬を入れるイメージ)であればその打ち方。風と潮の流れとアンカーのラインとの関係。ただ、ひじょうに強い風の場合には船が暴れてグルグル回るので難しい。宝運丸のGPS画像を見ると、最初泊まっていたところで複雑な動きをしています。畑にザクッと入れた鍬(くわ)を想像すればわかりやすいですが、手前に真っ直ぐ引くのはズシッと重いですが、別の方向に回すと鍬は抜けてしまう。そんな感じでアンカーが海底から抜けて走錨したのかもしれないと思います。
関西空港に缶詰めにされた方々は冷房もなく大変なことでしょう。早く移動できることを祈ります。
さて、関西空港の連絡橋にぶつかったタンカーは宝運丸という飛行機の燃料を運ぶ2591トンの船とのこと。大きいですね。台風が来ると大きな船は「岸壁から離れて沖合で停泊してください」と港湾のほうから指示がきます。港で暴れられると岸壁をぶっ壊すからです。

船は沖に出て錨(いかり)を降ろし停泊する訳ですが、指定錨地というのがあります。岸壁から十分に距離があり、また海底の泥と砂の割合などで錨がしっかり海底をつかめて安定しやすい場所が定められている。今回は、まずは宝運丸が停泊していた場所の検証がされると思います。
さらに、アンカー(海底に鍬を入れるイメージ)であればその打ち方。風と潮の流れとアンカーのラインとの関係。ただ、ひじょうに強い風の場合には船が暴れてグルグル回るので難しい。宝運丸のGPS画像を見ると、最初泊まっていたところで複雑な動きをしています。畑にザクッと入れた鍬(くわ)を想像すればわかりやすいですが、手前に真っ直ぐ引くのはズシッと重いですが、別の方向に回すと鍬は抜けてしまう。そんな感じでアンカーが海底から抜けて走錨したのかもしれないと思います。
関西空港に缶詰めにされた方々は冷房もなく大変なことでしょう。早く移動できることを祈ります。