4月22日(日)に迫りました市川市長選再選挙、昨日大きな動きがありました。前回選挙で立候補した小泉文人氏が、出馬の意向を取り下げると発表。これにより再選挙では「有効得票の4分の1」を誰かが上回ることになりますので、新たな強い候補者が出る等がなければ再々選挙になることはほぼ無いと言ってよいです。
小泉氏は取り下げの理由として、3点を挙げています;
1.田中候補予定者と政策協定が結ばれた事
・待機児童対策・福祉医療・街づくり(用途地域の見直し)など
2.保守集合の流れを作り、より良い市川市を作るため
3.革新系市長を誕生させないため
「保守」とか「革新」という言葉に馴染みのない人が多いと思いますので補足いたします。「保守」はこのケースでは自民党、「革新」はここでは「村越祐民氏を支援する共産党色の濃い野党連合」という意味で使われているのでしょう。
2.について。前回選挙で自民党は、坂下氏が公認候補であったものの小泉氏も立候補しさらに無所属の田中甲氏も数名の自民系会派市議が応援と、3分裂の状況でした。「保守集合の流れ」とは、自身が退くことにより坂下氏やその支持者へ田中氏支援に合流することを呼びかける意図もあるのでしょう。
また3.について。前回は野党が応援する村越氏が得票数第一位でした。今回はさらに立憲民主党が同氏を推薦しますので、前回と同じメンバーでの選挙となれば村越氏が優勢と見るのが自然なところでした。
具体的に数字で把握するために前回選挙(昨年11月26日)の各候補の得票数を確認しますと(その後の再開票により若干の移動あり);
村越祐民氏 28,109
坂下茂樹氏 27,725
田中甲氏 26,128
高橋亮平氏 20.338
小泉文人氏 16,778
小泉氏の票のどの程度の割合が同氏の意向を受け田中氏に乗るかは難しいところですが、仮にそのまま足されて4万票を超えるとすれば、立憲民主党の人気を考慮してもさすがに村越氏が新たに1万数千票を上積みするのは相当に大変で、また坂下氏や高橋氏を大きく引き離せる・・・そのような背景と見られます。
この動きを受けて田中小泉連合以外の他陣営が対策をとるのかあるいはこのまま選挙に突入するのか、注目されます。さらに、公明党の動向次第でも事態は全く別の様相となります。まだまだ、何が起きるかわかりません。
地方選はこのあたり丁寧な解説がなく解りにくいことも投票率が低い一因かもしれませんので、簡単にまとめてみました。数合わせではなく政策や実行力・人物で市長は選ばれなくてはならないことは言うまでもありませんが、小泉氏の発表を受けてのご参考まで。
小泉氏は取り下げの理由として、3点を挙げています;
1.田中候補予定者と政策協定が結ばれた事
・待機児童対策・福祉医療・街づくり(用途地域の見直し)など
2.保守集合の流れを作り、より良い市川市を作るため
3.革新系市長を誕生させないため
「保守」とか「革新」という言葉に馴染みのない人が多いと思いますので補足いたします。「保守」はこのケースでは自民党、「革新」はここでは「村越祐民氏を支援する共産党色の濃い野党連合」という意味で使われているのでしょう。
2.について。前回選挙で自民党は、坂下氏が公認候補であったものの小泉氏も立候補しさらに無所属の田中甲氏も数名の自民系会派市議が応援と、3分裂の状況でした。「保守集合の流れ」とは、自身が退くことにより坂下氏やその支持者へ田中氏支援に合流することを呼びかける意図もあるのでしょう。
また3.について。前回は野党が応援する村越氏が得票数第一位でした。今回はさらに立憲民主党が同氏を推薦しますので、前回と同じメンバーでの選挙となれば村越氏が優勢と見るのが自然なところでした。
具体的に数字で把握するために前回選挙(昨年11月26日)の各候補の得票数を確認しますと(その後の再開票により若干の移動あり);
村越祐民氏 28,109
坂下茂樹氏 27,725
田中甲氏 26,128
高橋亮平氏 20.338
小泉文人氏 16,778
小泉氏の票のどの程度の割合が同氏の意向を受け田中氏に乗るかは難しいところですが、仮にそのまま足されて4万票を超えるとすれば、立憲民主党の人気を考慮してもさすがに村越氏が新たに1万数千票を上積みするのは相当に大変で、また坂下氏や高橋氏を大きく引き離せる・・・そのような背景と見られます。
この動きを受けて田中小泉連合以外の他陣営が対策をとるのかあるいはこのまま選挙に突入するのか、注目されます。さらに、公明党の動向次第でも事態は全く別の様相となります。まだまだ、何が起きるかわかりません。
地方選はこのあたり丁寧な解説がなく解りにくいことも投票率が低い一因かもしれませんので、簡単にまとめてみました。数合わせではなく政策や実行力・人物で市長は選ばれなくてはならないことは言うまでもありませんが、小泉氏の発表を受けてのご参考まで。