将棋界、年明けのタイトル戦は王将戦から。久保利明王将に豊島将之八段が挑戦する王将戦七番勝負の第一局が1月7〜8日に静岡県掛川市で行われました。
右図はその対局より。
先手が久保王将、後手が豊島八段。
後手豊島八段が△2八歩と指した局面で、先手久保王将の手番。
▲4三飛成とタダの金をとりたくなりますよね。「それじゃ攻め駒の竜が後手玉から離れてしまいぜんぜん間に合わない」と直感で思える子は居るでしょうか。もしそう感じられたら相当なものです。私も「先手そんなにアブナイの?」というのが第一勘。
では、後手玉を直接攻めに行ってみます。▲5二銀△2九歩成▲6一銀成△同銀▲5二金としてみましょう。考えやすいように先後反転して表示します。下図、さあ詰むでしょうか? 続きはコメント欄。


先手が久保王将、後手が豊島八段。
後手豊島八段が△2八歩と指した局面で、先手久保王将の手番。
▲4三飛成とタダの金をとりたくなりますよね。「それじゃ攻め駒の竜が後手玉から離れてしまいぜんぜん間に合わない」と直感で思える子は居るでしょうか。もしそう感じられたら相当なものです。私も「先手そんなにアブナイの?」というのが第一勘。
では、後手玉を直接攻めに行ってみます。▲5二銀△2九歩成▲6一銀成△同銀▲5二金としてみましょう。考えやすいように先後反転して表示します。下図、さあ詰むでしょうか? 続きはコメント欄。

▲8三角△同玉▲8二と△9四玉▲9五銀△同玉▲9六歩△8五玉▲7六銀△8四玉▲8三金△9四玉
▲9五歩まで。詰みがある局面となっています。
一直線の攻め合いは後手勝ちとなるのでブログ当記事の最初のの図で、久保王将は▲2四成銀と2五の桂馬をはずしに行きましたが豊島八段が優勢を保ち勝ち切りました。先勝で初タイトルへの期待が高まります。