新聞が市川市長選の実施を「早くて4月」と伝え、市民の不安も募っていることと思います。ツイッターのほうで先に書いたのですが、異議申し立て人が納得したとして、そこからさらに一定期間を要する事情は何なのか。幾つかあるでしょうが、開票を行う場所という観点から推察してみます。

先の市川市長選挙の開票作業は国府台市民体育館で行われました。体育館は小中学校にもありますが、学校にかける負担や市内78か所の投票場から車で投票箱が運ばれてくることを考慮すると(多数の車が一度に入りやすい場所)、市民体育館で実施するのがベストではあるでしょう。

市川市には国府台、塩浜、信篤に市民体育館があり、主に市の登録スポーツ団体が利用しています。毎月初め10日までに翌々月の申請を行い決定されます。調べたところ国府台は既に3月まで埋まっていて、信篤は毎月20日(今月は22日)の調整会議を経て確定とのことですが、特に土日はどの団体も利用したいので、空きが出ることはまず無いと言ってよいでしょう。さらに塩浜体育館は3月末まで工事中で利用が制限されています。

従い、3月までに再選挙を実施する場合は開票作業場所の問題が出てきます。突然に国から降って来る国政選挙と違い、市長選は市民活動を妨げるようなこと・・・「選挙になったので、この日は体育館使えません」と市民に対して言うようなことは、やりづらいでしょうね。

さて、1月29日に開票の再点検が行われ、たぶんその時期までには選管から異議申立人への回答も出るでしょうが、短期間・・・2日以内に決着がつくかどうかが次のポイントになると予測します。
つまり、2月1日になると市のスポーツ団体が4月利用の申請をドッと上げる。あっという間に3体育館とも埋まることでしょう。それまでに決着がつくか最低でも仮押さえできるほどの目途がつくか、見守りたいと思います。

(追記)
異議申立人のひとり石崎英幸さんからフェイスブックへコメントをいただきまして、1月29日は作業のみで異議の内容についての回答が得られるのはさらに後日とのこと。
選管サイドにボールがある状況が2月に入っても続くとなると、再選挙の開票場所を市体育館で行うのであれば、普通の流れですと4月も出来なくなってしまいます。

(追記2)
体育館に加え、投票場となる公民館などの市施設も市の登録団体が3か月先まで予約しており、現時点で4月中旬まで市施設は埋まっているはず。従い市民活動を妨げないとなると、現時点で最短を目指すのであれば.4月後半の土日にエイヤで投票所となる施設の仮予約を放り込むということになるかと推察します(投票所は前日から設営準備が必要)。