DSC02393先日、選挙事務所で作業しているときに「原さんはどうしてこういうことやってるの?」と仲間に聞かれ、いつもブログに書いているようなことを話しました。子供二人を大学にやるのにタイヘンだった。これが続く社会はおかしい。子供の世代は耐えきれない。変えてくれる人を応援していると。

と、こう言われた。
「それじゃ、勉強教えてあげたらいいじゃない」
フランス語起源で「ノブレス・オブリージュ」っていうそうですね。高学歴者はそれを社会に還元しないといけない。フランス人にはその考え方が定着していて、無報酬で勉強を教えてくれるオジサンとか居るらしい。
「そんな無茶な」
と吹き出しそうになったが、ちょっと待てよ。そうなのかもしれない。

全教科は無理かもしれないが、勉強しなおせば大学受験まで対応できる教科もあるだろう。孫に教えてあげたらいいのだ。「高い金出して塾に行かんでもいいぞ」と。生きていればの話ですが。

保育もそう。「近くに住んどってくれたら、保育園に入れんかったら婆さんと一緒に面倒見ちゃる」と、それでいい。社会が変わらなくても、自分の子供は救える。

人は、そんなに多くの人を幸せにはできない。目の前のひとりふたりに手を差し伸べるのに精一杯のはずで、それをやってゆくのが真っ当な道なのだろう。「世のため」とか「人のため」とか言い出したところから、人はおかしくなってゆくのかもしれない。

おかしくなってますかね?きっとなっているのでしょう。