「いつになるの?」という素朴な疑問が市民に沸くと思いますので、考察してみます。

長文になるので結論から言うと、選管が異議申し立てを認め数え直しを行い問題なかった場合は3月前半。異議が棄却される場合は1年くらいは覚悟。それが私の推測。

さて、まず今日の新聞報道で6日に選管が2件目の異議申し立てがあったことを公表したとのこと。内容は非公開だそうです。



異議申し立てがあると、選管は30日以内に判断するよう努めることになっています。「そんなにかかるの?」と思いますが、投票所は78か所あり、市長選と市議補選が行われていたのでその倍の箱がある。その開票作業なので相当数の職員さんが現場で関わったはずで、丁寧に聞き取りして精査するならそれなりに時間かかりそう。

いちばんスムーズに進行するのが「数え直し」実施の場合だと思う。というのも、それ以外では少なくとも1件目の申立人の石崎氏が引くイメージがないので。

数え直しをすることが年末か年明けに決まったとします。日取りを決めて職員さん集めて各陣営に立会人の協力を求めてと段取りを組むでしょうから、数え直しは1月後半でしょう。何事もなく最初の開票通りの票数であることが確認されれば、再選挙。

「再選挙」は「今回の選挙をもう一度やり直す」イメージでいる人が多いと思いますが、そうではなく「もう一度選挙をやる」訳です。つまり、新たに「ううむ、市川はこれではいかん。俺が市長にならねば」という人も立候補OKですので、ある程度期間をおいてあげないといけない。

3月にずれこむ気がする。それが最もスムーズにゆく場合。

最もスムーズにゆくのかどうか。ワカラナイですが、市の立場で考えてみます。
現場で開票作業してくれた職員さんたちに聞き取りしたとして、
「私が数千票を立会人から見えない場所へ移しました」とか、
「千票を持ってゆく場所間違えたのは、ゼンゼン気づきませんでしたがきっと私です」
みたいな人が果たして現れるか?
現れなければ「内部調査したが、不審な点は見当たらなかった」という結論になるのかも。「1件のミス以外の作業はすべての立会人も確認しており、数え直しを必要とする事由は見当たらない」として異議申し立ては棄却か。

市の選管が棄却すると、不服ならそこから21日以内に県選管へ申し立て。県選管は60日以内に判断するよう務める。県選管の判断が下されるのが3月でしょうが、市選管が結論付けたことを県がひっくり返すイメージがないんですよね〜 ここでも棄却なら、いよいよ提訴。裁判ですね。

という訳で、軽く一年コース。
普通の行政機関の仕事の流れだと、この可能性のほうが高いと思います。担当職員さんを悪くは言えません。そのようなお仕事なのですから。

違う視点を加え判断するならば、やはり市長ですね。「市民から見ておかしな点があった。内部調査の結果に関わらず数え直しを実施する」という判断を、任期中の最後に大久保市長がするかどうか。しかし、時間が少ない。

ここで再び問題提起したいのが、やはり投票率。30%ほどしかないので、7割の人は無関心なんですよね〜 「おかしいじゃないか」と大半の市民が沸き立つ図式にならないのが残念です。