「坂下くん」と、親しみを込めて呼ぶ人々が市の中北部に多いのを実感しています。ご自身が同じ学校とか、お子さんがそうとか。「市川八幡のあたりは小さな町ですよ。誰がどこの中学校でどの高校行ってどの大学に入ったとかって、みんな互いによく知っているんです」。同じ学校でなくても部活はじめ様々な交流があり、同世代ならなんとなくはわかる。親戚や友人関係からたどれば、たいがいみんなどこかでつながっている。そのようなつながりを丁寧にフォローしてきた人なのだということはよく解りました。もちろん秘書をしていた議員さんの地盤を受け継いだこともあるでしょうが、努力もされてきた。

私は行徳に来てから20年ほどですが、それでもまだ新参者なのだと思います。何代もここで暮らしてきた人たちからすると、私のような者が市政すなわちここのしきたりのようなものに不満を述べることがどのように映るかな?というのはふと気になりました。

昨日20日、行徳で石破茂衆院議員が街頭演説を行うというので、めったにない機会なので行ってみました。さすが大物政治家ですね。通り一遍ではなく、市川のことや行徳のことも具体的数字までちゃんと頭に入っている。48万人の人口が2040年頃にはこのままいくと2割減る。そして全体では2割減だが、出産年齢の女性は現在の8万人から4万人になるそうです。つまり、放漫財政を続けてはいけない。そして、行徳の魅力を外にアピールして人を呼べるようにしなければならない(さすが元地方創生担当大臣)。行徳鴨場は皇太子様と雅子様がここでデートをされたという話もある・・・
迫力ありいいスピーチだったと思います。このような自民党大物議員とつながっている坂下さんにと心に決められた方も多かったことでしょう。

石破茂


坂下さんのサイトを見ると、健全財政への取り組みが1丁目1番地であることが解ります。市の財政を見直し、余分なものは厳しく縮小・廃止。市民の税金を大事に、弱者に厚く使うということですね。市機構の大きな構造改革はないかもしれませんが、「次世代にツケを回さない。助け合って暮らしてゆく」というスタイルの印象を受けます。

私は、大きな構造改革が必要と見ています。少子高齢化が急速に進む中、市区町村の勝ち組・負け組が残酷に、本当に残酷に、顕著になる時代が迫っている。「都民ファースト」で日本中がよくなるなんて、嘘だ。東京に負けない努力を各自治体がしなければ、沈んでしまう。ここは高橋亮平だというのが、私の意見です。しかし、別の考えもあることでしょう。

市川市長選は、11月26日(日)。