「どちらにお住まいですか?」
困りますよね、この質問。一瞬「ぎ」と出てきそうになるのを飲み込んで
「千葉県の市川市です」
と答えるものの、たぶん伝わってない不完全燃焼感。
「あー小岩の少し先ですよね」
まぁそうクルわな。
「市川でも南のほうで、路線で言うと東西線。ディズニーランドがある浦安の少し先です」
「あーあーわかりました」
でも、浦安の先に何があるかなんて、きっと誰も知らない。
これを何度も繰り返すような日は、しまいには腹が立ってくるという。

なぜこんな話をするかというと、前の記事の続きで投票率。市川市の投票率を上げるには、行徳なんです。こちらに前回の投票所ごとの投票率が出ているのですが、行徳地区が軒並み10%台なんですよね〜。一応民主主義国家ですが、これだとどんな世界に住んでいる人たちなのか解らないレベルです。

導き出されるひとつの可能性・・・「行徳の住人は、自分たちを市川市民と自覚していない」

今を遡ること62年前、昭和30〜31年に住民投票や政治決断の時期があったようです。千葉県の提案は葛南3町(浦安・南行徳・行徳)統合というものだったのですが、市川が南行徳・行徳を欲しがり、もめにもめた末の僅差での住民投票の結果。市川はどうしても海が欲しかったそうで、帝政ロシアかと言いたくなりますが、京葉工業地帯の一環としてここが開けるという期待があったみたい。その後オイルショックにより埋め立て計画は無くなり、南北交通が分断されたまま取り残され現在に至る。

浦安って、投票率高いんですよ。今年3月の浦安市長選は45.20%。浦安と行徳は人口・面積の規模が似ていますのでイメージできますよね。もし行徳が独立した行政区で、行徳支所にトップが居て自分たちのことを決めるのだとしたら「誰やっ、誰がなるんやっ」てなる。
「行徳の自治権拡大」なんて議論も、この市長選の機会にあっていい。今の法律条例の枠組みの中で、どれだけ出来るのか。あるいは、市川市人口は48万人ですから、政令市の要件をあと2万人で満たします(2001年に市町村合併支援プランにより100万人から50万人に緩和)。そうなると行徳は名実ともに独立した「行徳区」になる。行徳区議会が発足します。自治会やPTA、学校の生徒会活動等にも活力を与えることでしょう。

え、そこまでしなくていい?でも可能性としては、市長の考え方次第でそこまで選択肢が広がる。面白いと思いませんか?もちろん「そんなこと絶対しない人がいい」というのも立派な考え方です。
市川市長選は11月26日(日)です。


将棋の話題が少なくなりスイマセン。5手詰。
5手詰







答え; ▲2一金△同玉▲1一飛△2二玉▲1二香成まで5手詰。