財界・金融関係の方々はイベントデーでしたね。お疲れさまです。日銀会合、FOMC通過しました。今日が祝日なのが救いですね。イエレン議長会見のライブ中継を見られていた方も多かったことと思います。私は寝てしまいました(笑)。

FRBは利上げを見送りました。声明によれば「利上げの根拠は強まった」とされましたが、「当面はさらなる証拠を待つことに決定」とのこと。

8月に公開された前回7月のFOMC議事録では「イタリアの銀行システムに対する懸念」が言及されており、先日のブログでも書いたこの問題は、相当ネックになっているのではないかと推測します。

問題になっているイタリア第3位の大手、モンテ・パスキ銀行について気になる報道が続いています。先日、CEOの交代劇がありました。新たにCEOに就任したのはBofA(バンク・オブ・アメリカ)のイタリア担当。「旧経営陣と決別したことを示し、増資を助けるため」とのことだったのですが、昨日「BofAは、イタリア銀行大手モンテ・パスキ がデフォルトに陥った場合に備え同行の劣後債に対するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の購入を推奨した」とのニュース。

首を傾げてしまう。CEOを送り込み「増資を助ける」と言っておきながら、一方で「ツブれるときに備えよ」と言っている。新しいCEOはモンテ・パスキを救うというより破産管財人なのではないか?BofAの損失をなるべく抑えるようにするための。