印西花火大会の件で千葉日報が業者さんに取材を行い、その記事が波紋を呼んでいます。千葉日報記事こちら。 う〜ん。 個人的な印象を言えば、記事の次の部分: 「市は『設置場所がぬかるんでいたことは当日夕方に業者の報告で初めて知った』としている。」 ここに、違和感がありました。業者さんの準備の状況はどんなかな?と気にして見に行くような気がするんですよねぇ、普通は。監督責任の義務があるかないかという議論は置いといて。人情味がないなぁと。 まぁ、ドライにいくとして。契約したんだから、あらゆる状況を想定した上で当日19時30分に花火をスタートさせるのが業者の義務だと市が理解していたとしましょう。見にも行かず、電話もしなかった。それは人情味がなかろうが、市の落ち度ではないと。 業者さんのほうは前日から当日にかけ、ぬかるんだ現場で、「整地は普通、花火屋の仕事じゃねぇよなぁ」と思いながらも、地元の行事なのでボランティアのつもりで汗水を垂らして作業している。 ここで、2つ問題があります。 まず一つ目は、花火打ち上げ場所の整地は「普通は主催者側に責任がある」と業者さんは認識している一方、市は「それも含めて契約している」と理解しているととれます。 私の想像なのですが、花火大会なんて主催した経験の無い市担当に「普通は・・・」なんて言っても仕方がないから、やってあげようとしたんじゃないですかね。業者さんは。献身的に。黙々と。 二つ目は、開催の判断をする時刻。大きな花火大会では、告知段階で「開催もしくは中止の決定時刻」を設定しているようです。われらが市川がほこる江戸川河川敷の花火大会がこちら。注意事項のトップにこれがきています。しかし、いくつかの花火大会を調べてみたのですが、数千発の中〜小規模大会ではこの設定がないようですね。天候が悪化して開始時刻直前に会場で中止が発表になるようなこともあるのでしょう。印西花火大会でも、設定されていませんでした。 たぶん、業者さんの経験上、定刻の1時間前くらいが頃合いだろうということだったのではないか?市担当に6時15分に電話して、定刻開始はムリと報告した。中止にするのか、遅れても実施するのか、主催者に判断してもらおうとしたのでしょう。 ところが、「何としても7時30分に始めるように」という、ありえないような回答が返って来た。 業者さんのほうからしたら、本来は自分たちの仕事ではないことまでボランティアで泥かぶって出来る限りのことをやって、判断を仰いだら、ねぎらいの言葉もなく「契約」でバサッとやられた、その上全部自分たちのせいにされたということになる。 市のほうは「契約違反、場所がぬかるんでいたことの報告も遅い」と言う。 責任問題の行方は見守るしかないですが、いずれにしても民間の立場から感じるのは、印西市の職員さん人情味がないです。自分の責任範囲をビシッと線引きして、それ以外をすべて人に押し付けてるような。 それが公務員の処世術なんですかね。現場を見に行っちゃうと、「状況は解っていただろう」ということになってしまうから。敢えて見ない、みたいな(苦笑)。 ひとつ注目すべき点があるとすれば、6時15分の業者さんからの報告の時点。監督責任を放棄して業者さんにゼンブ任せるんであれば、開始できるかどうかの判断まで含めて任せるべきなんですよ。「7時半はムリ」という業者さんの判断に反論しちゃいけなかったんです。それありきで、中止か開始遅れるか、来場者へ向けいずれかアナウンスすべきでした。