船橋市の学習塾での結核集団感染に関する記事をアップしたところアクセスが多く、関心が大きいようでしたので、「船橋市保健所保健予防課 結核感染症係」へ電話して質問してみました。

特に学習塾の非公表について。自分の子の塾なのか、そうでなくとも友人がそこへ通っていないか等判断できず、市民としては不安では?という点について。保健所の説明は、次の通りでした:
・ 集団感染があったときに場所を公表するかどうかは、ケースバイケース。
・ 場所を公表するのは、感染の拡大を防止するために有効である場合。
・ 該当の学習塾は既に安全な状態で、そこへ行ったとしても感染はしない。つまり、公表したとしても感染の拡大を防止することにはならない。
・ 公表することによるメリットがなく、一方、塾経営に悪影響を与える、あるいは塾へ通う個人への悪影響が懸念されるなど、不利益のほうが大きい。
・ 感染元の講師は入院治療中。また他の発病者・感染者については、排菌している状態(他人に移す可能性がある状態)の方は一人も居なかった。さらに、それら発病者・感染者の接触調査も行っており、もし接触者に感染者が見つかった場合はさらにその方の接触者という形で調査してゆく。
・ 保健所からコンタクトがない限りは、心配しなくてよいです。万が一2週間以上咳が続くなどの症状が出た場合には受診されてください。

対応してくれた担当の女性はとても丁寧に一つ一つの質問に答えてくださり、個人的な印象としましては、信用に足ると感じました。

私の考えですが、市民としては「正しく恐れる」ということが大切と思います。行政がやるべきことをしっかりやってくれていることが確認できたら、いたずらに不安をかりたてることはせず、ただし行政も100%完璧ということはないので、万が一身近に怪しいことを見つけたら注意し動く。行政と市民との協力体制で対応するという考え方が建設的だと思います。