8月11日(木・祝)午後、四谷にてねこまど教室主催の「東京・上海こども将棋交流戦」が行われました。

上海から11名の子供たちが来日。みなさん自費で渡航されているとのことで、熱の入れようには驚きます。日本に生まれしかも東京に近い将棋をするのに恵まれた地域に住んでいる幸運を、しみじみと感じます。
日本からも同数の11名が参加。GSCからも7名が参加しました。

東京上海交流戦


4月に行ったスーさんプレゼンツの行徳将棋クラブ大会でも採用したのですが、ねこまど級位者大会は「勝ったら勝ち点3、負けても勝ち点1」でドンドン指そう方式のルール。つまり1局勝つのと3局負けるのと同じ価値なので、勢いみんな早指しになります(笑)。
私も初めてスーさんから聞いたときにそれどうなんだろうと心配したのですが、勝敗より楽しむことを目的として、たまにそういう日を設けるというのも盛り上がってよいなと思うようになりました。

中国チームから日本の子供たちへのプレゼント。立派な美しい布製のケースに入った扇子です。保護者の方々もビックリでした。

扇子


将棋の内容ですが、上海の子たちが定跡形の駒組をよく勉強していて綺麗な将棋を指すのに驚きました。GSCの子供たちも、普通に日本の大会に出たのと変わらない手ごたえだったと思います。
将棋指導員としては、上海の子たちが駒を駒袋に仕舞う作法が美しいことに参りました。玉、飛車、角と2枚ずつ、金から4枚ずつ、そして最後に歩。反省させられました。

対局が終了してから表彰式までの集計の時間、子供たちはおやつタイム。
実は中国語が出来る子がLPSAの女子名人戦に参加しており、居れば盛り上がっただろうと思い少し残念でした。でも、これが最後ではなく始まりだと思いますので(笑)。次の機会を楽しみに。

おやつタイム


成績は、表彰の3位までは日本チームから。GSCは、準優勝に安武真郷くん、三位に小澤瑛くんが入賞しました。四位以下もGSCのみなさん上位に入ってくれました。はるばる海を越えて来てくれたお友だちに良い練習の場を提供できたことになったと思います。みなさんお疲れさまでした。ありがとうございました。

閉会の挨拶で上海の先生が、「これからも平和に交流できることを願っています」と言われたのが印象的でした。さりげなく、深いです。まさに8月のこの時期に、「平和」を感じさせてくれる良いイベントでした。